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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:中東 イスラエル編

テルアビブでのレーザーワークショップ

翌日 テルアビブの海沿いのホテルに移動して、昨晩一緒だったトルコの先生方に対するレーザーの講義に午前中だけ、参加させていただくことになりました。

講師はMoche Lapidot医師。ヨーロッパ皮膚レーザー学会の重鎮の一人で、このテルアビブでレーザークリニックを開業しているのです。

シネロン社の発売するレーザーについての講義をしてくれたのですが、僕はモーシェ(ヘブライ語のモーゼ)とは今年の7月のシンガポールのIMCAS学会や、9月のパリのEADV学会で顔を合わせています。

講義中に、「ドクターフジモト。この話はシンガポールでしたっけ?同じだったら他のプレゼンを使うけれど…。」とか声をかけてくれて、気を使ってもらいました。

感謝です。

ところでこのホテルですが、窓の外はこんな絶景。

講義中にも、思わず海を横切るヨットに目を奪われたりしましたよ。


イスラエルのワイン

食事中に出てきた、イスラエルのお勧め赤ワインです。ゴランワインと言っていました。

原産地を知りたいとおもって裏を見たのですが、ヘブライ語。

まったく読めなかったです…。

拡大しますが、ヘブライ語はこんな感じなんですよ。

アルファベットではないのです。


イスラエル料理

クリニックを見学した後に、テルアビブのハーバーに移動して、ディナーをいただくことになりました。

ちょうどシネロンに見学に来ていたトルコの皮膚科や形成外科のドクター達15人と一緒になりました。

トルコからイスラエルまでは飛行機でわずか一時間なのだそうです。

イスラエルのシーフード料理は前菜とともに出てきました。

こんな大きなからあげや、

白身の魚があったりとか。

この魚体長50cmぐらいあるのですよ。

終わりにはこんなババロアのようなデザートが出てきました。

料理は総じてさっぱりした味で、日本人には合うとおもいましたよ。


テルアビブのレーザー美容クリニック

会合を終えて12時半にシネロン社アジア担当のIdoさんの社用車に乗り、テルアビブに戻ります。

ほら、車にシネロンのステッカーがあります。写真で見えますか?

出発は12時半。スケジュールが詰まっているので、車の中でサンドイッチを食べながら移動します。

約1時間半でテルアビブに戻り、やってきたのがこのハイテクの会社が立ち並ぶ街にあるクリニック。

この地に、形成外科医として世界的な知名度を持つ、Dr.Scheflanのオフィスがあるのです。

クリニックは非常に美しい装飾で、二つの手術室をもつ大きな施設でした。

ちょうどこの日に、シネロンの新しい脂肪減少レーザーのLIPOLITE を使用する手術が入ってるよ、と言われました。

術衣に着替えて、僕も手術室に入れてもらいます。

いよいよ麻酔も終わり、脂肪吸引の手術が始まります。

術者のHAI先生の後ろに見えるのが、今回の主役「リポライト」です。

ガイド光が赤く光っているのがわかりますか?

この管を体内に入れて、レーザーを照射し、脂肪を溶かすわけです。

術野が広く、視野が確保できるので、よく観察することができました。

管の先端が体外に出た時に、レーザー光が照射されるため、ナースもサングラスをして施術に入ります。サングラスにシネロンの文字が見えますね。

3時間に及ぶ手術が終わり、Dr達にお礼のあいさつをしました。

良い勉強をさせていただきました。

クリニックの外に出た時には、もう夕暮れ時でした。

空のグラデーションが綺麗でしたよ。


シネロン本社のクリニカルトレーニング

到着して早々に、シネロン社クリニカル教育部門のHela Goren博士に、リファームSTのハンズオントレーニングを受けることになりました。

イスラエル人は博士号を持っている人が多いと書きましたが、それを裏付けるようにシネロン社でもらった名刺の半分には何らかの博士号(PhD)の学位が表記してありました。

会社のスタッフを一人呼んで、顔に白いペンを用いてどの部位に照射すればよいのか、細かいコンパートメントに分けて説明してくれました。

彼女はシネロンの機械を、いかに効率よく効かせるのか、常に研究していて、ディスカッションはとてもためになりましたよ。

オーロラ、ポラリスから始まったシネロン社の機器はこうして進化し続けているのですね。

こういったより新しい施術の方法を知っているかどうかで、同じ機器でも全く違う効果が出せるといえます。

また、こんな時代ですから、患者さんもクリニックを選ぶ時、同じ機械があるからと言って、同じ施術ができると思わない方が良いとおもいますよ。

技術のあるクリニックを自分の目で選んでいただきたいと思います。

そしてポラリスの進化版ともいえる、マトリックスIR。

こちらのトレーニングも行いました。

シネロン社は、ギャラクシー(フォトリファーム)という、「シミ」と「たるみ」を一度に治療する方法を提案してきました。

この治療法は治療前後の見た目の変化が素晴らしく、インパクトが高いため、クリニックFでも最も人気のある施術の一つです。

今年の後半から、この治療法に「しわ」の治療を加えて、トリニティという、治療法を提案しているのですが、ここでキーになるのがこの新発売されたマトリックスIRであるというわけです。

このトレーニングも受けてきました。

約一時間のトレーニングの後、Hela博士に、シネロン社研究開発部門長のBoris Vaynbergや、クリニカルスペシャリストのYehudit Kraizerその他、営業部門のスタッフも加わって、ラウンドテーブルミーティングに参加させていただきました。

シネロンはこれまでも多くの魅力的な機器を販売してきましたし、現行の最上級機種であるeMaxにはオーロラ、オーロラプロ、ポラリス、マトリックスIRなどに加えて、脱毛や、ニキビ、血管赤ら顔などに対応する、9種類のプローブが装着できるようになっています。

僕も、この会議において、もう少し波長にこだわりを持って、より日本人の肌に合ったプローブを作ってもらえるように、いくつか提案をしてきました。

最後に本社を訪れた記念にと言って、大きな包みをいただいたので、その場で開けてみると、イスラエルの料理の本でした。

綺麗な、まるで写真集みたいな本でしたよ。

いろいろとお世話になり、シネロン本社の方々にはお礼申し上げます。


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