TakahiroFujimoto.com

HOME MAIL
HOME PROFILE BOOKS MUSIC PAPERS CONFERENCES BLOG MAIL CLOSE

BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:アジア 中国 澳門編

澳門(マカオ)の世界文化遺産

ポルトガルが澳門(マカオ)に進出し始めたのは約400年前のことです。

ポルトガルはこの地を日本や中国に対する貿易や、キリスト教の伝道の基地として、だいぶ以前から目を付けており、1887年、清庁に対してアヘン密貿易に協力するという名目のもとポルトガルの領土とします。

1999年の12月に中国に返還されるまで、ポルトガルによる澳門統治は100年以上も続きました。そのため今でもヨーロッパにいるかのような街並みが広がります。

2002年にカジノの経営権が外国企業に開放され、さらに2005年のユネスコの「世界文化遺産」への登録。そして中国からの個人旅行が可能になったことで、澳門には年間2000万人を超える観光客がやってくるそうです。

澳門のカジノによる興行収入は、既にラスベガスを超えているということですから、すごいことですよね。

この日は夜の会食がありますので、澳門に滞在できる時間は実質1時間30分しかありません。

限られた時間でいかに効率よく文化遺産を回ろうか、計画を練ります。

いろいろ考えた末、丘の上にあるセントポール天主堂跡にタクシーで向かい、南東に向かって歩きながら、澳門の名前の由来となった中国寺院である媽閣廟に向かい、そこからタクシーでフェリー乗り場に帰ることにしました。

まずは聖ポール天主堂跡に向かいます。

この聖ポール天主堂は、17世紀の初頭にイエズス会が立てた天主堂で、東洋一壮大で美しい教会だったと言われています。

丘の上にありますので、とても見晴らしがよかったです。

1835年の火災でファサードを除くほぼすべてが焼失し、現在に至ります。

結婚式を挙げるカップルもいましたよ。

次の目的地に向かって歩きます。


香港から日帰りでマカオ(澳門)に

香港出張記に戻ります。

この日の午後、以前より一度訪れたかったマカオ(澳門)にフェリーで行くことにしました。

マカオと言えばカジノも有名ですが、僕の興味は建築にありました。

新国際学会周遊記でチェコなどの建築ブログを読んで頂いている方は良くご存知だと思いますが、僕はさまざまな建築を見るのがとても好きなのです。

元ポルトガル領であったマカオには、世界遺産となっている建築物が実は30もあると聞いています。

澳門行の九龍側のフェリー乗り場。現代的なデザインの乗り場です。

チケットを入手し、パスポートも用意して。

いざ乗り込みます。

フェリーの旅は、約一時間。

ですが、決して優雅なものではなく(笑)、この日は波が高くて水しぶきが上がり、窓は雨が降っているようになり、船の中からは写真が撮れませんでした。

僕は自家用操縦士免許に加えて一級船舶免許も持っているのですが、あまりの揺れに乗り物好きな僕としては珍しく、ちょっと酔いそうになりました。

ともかくも、澳門に上陸です。

最初に驚いたのは、澳門のカジノの宣伝の幟です。

高級ホテルのカジノへの、ものすごい勢いでの勧誘をなんとか振り切りながらタクシー乗り場を探します。

澳門の海沿いの街並みです。

長い橋が印象的ですね。


カテゴリー