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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:北米 マイアミ編

■2013年3月 マイアミ AAD全米皮膚科学会出張⑱ 新型ビタミンC GO-VC 早朝のマイアミ空港 マイアミの夜景 美は感じる人の脳に宿る

おはようございます。

今日4月2日はクリニックFの診療日です。

昨日は晴れましたが、今日の東京は雨で、気温は11度までしか上がらないそうです。

明日からは、新宿・京王プラザで開催される日本形成外科学会。

僕も夕方から学会に参加しようと思っています。

そして日本形成外科学会二日目の4月4日。

木曜日のランチョンセミナーでは、本邦初公開の新型ビタミンCであるGO-VCの臨床実験データについて招待講演の依頼がありましたので、僕も話をさせていただく予定です。

GO-VCについては、近々フレグランスジャーナルに僕の論文が載りますので、よろしかったらそちらもお読みくださいね。

何度かこのブログでもお知らせしてきましたが、現在までに販売されているすべてのビタミンC原材料は、ジェルに配合すると水になってしまったり白く濁ってしまいます。またジェルにビタミンCを入れたいと思うと「塩」を結びつける必要があり、それが常に課題となってきました。

こちらは2013年現在、ジェルの器質に入れることができる唯一のビタミンC。

しかもグリセル化をしたことによって保湿力を高く保った唯一のビタミンCです。

アクティブニキビ、肌の赤み、シワに対してはロボスキンアナライザーでの比較結果、優位に改善傾向が見られます。さらに、保湿力が強いため、レーザー照射後に使用する外用剤としても相性は抜群。

クリニックFでは、ビタミンクレイジェル(上写真)として販売していますが、レーザー施術後のケアが完全に変わりました。

大変重宝しています。

さて、僕のマイアミブログはあと二つで終了です。

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出発日の朝。

3時間ぐらい仮眠をとって、朝、最後にメールをチェックしたところ、工学の英語論文が通過した通知を編集部から受け取りました。

これで工学博士号取得が確実に見えてきましたので、本当に嬉しかったですね。

この日は、記念すべき日となりました。

早朝眠い目をこすりながら、タクシーに乗り、予定通り朝4時台にマイアミ国際空港にチェックインです。

とはいえ、マイアミ空港にはかなりの人がいて、チェックインに時間がかかりました。

さすがに米国皮膚科学会が開催されると大変な人出になりますね。

こちらの飛行機に乗り込みます。

日が昇る前の朝早い便だとこの通り、夜景を見ることが出来るのが楽しみです。

マイアミの夜景。

意図して作り上げたものではないと思うのですが、オレンジ色の街灯が本当に美しいのです。写真では伝えきれないところが残念。

僕は、こうした美しいものを観るのが好きです。

思えば、美を持つ側に宿るのでなく、を感じる側の脳に宿るもの。

人間の脳常に刺激を欲しがるものですが、それは美に対する刺激とて同じこと。

だから芸術廃れないのですね。

 


■2013年3月 マイアミ AAD全米皮膚科学会出張⑰ マイアミ最後の夜

マイアミ最後の夜。

フライトは、翌朝6時。逆算すると、起床は朝3時です。

ぐっすり眠ることも出来ないので、スペインストリートで飲むことになりました。

こんなところ。

ロブスターの生け簀もありました。

マイアミはスペイン語が公用語なのかと思うぐらい、各所でスペイン語を聞きます。

アメリカ合衆国は1819年にフロリダをスペインから購入した歴史があるのです。

ラテンの血が入った、独特の雰囲気がありますよね。

最後の日までご一緒したJMECの西村社長をはじめJMEC幹部の方々と、秋田で開業している美子スキンクリニックの小原美子先生と記念の1枚。

テーブルの上の薔薇が綺麗でした。


■2013年3月 マイアミ AAD全米皮膚科学会出張⑯ 上野 ラファエロ展 マイアミ1イタリア料理がおいしい店 Osteria del Teatro

おはようございます。

今日4月1日はクリニックFの診療日です。

本来ならば、昨日はインドネシアに出張の予定だったのですが、直前にスケジュールの変更があり、結果今回はキャンセルとなってしまいました。

予定外にぽっかり空いた時間。

とはいえ、それはそれでやるべきことも山積みなのですが(苦笑)。

日曜日ということもあって、ちょっと息抜き方々上野の国立西洋美術館まで出かけてきました。

ラファエロ展です。

休日ということもあってか、もの凄い混雑でしたよ。一方、知人に聞いた話では平日も休日と変わらないくらい大変混んでいるのだとか。

この規模でラファエロ展が日本で行われるのは初めてですから、無理もないですよね。

ラファエロ・サンティは、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ・ブオナローティと並ぶ、「盛期ルネサンスの三大巨匠」といわれています 。

37歳という若さで死去したとは考えられないほどに多数の作品を制作しましたが、これはラファエロが50名に及ぶ弟子や助手を擁する大規模な工房を経営していたことも関係しています。

ラファエロは西洋美術史上でも最高のドローイングの技量を持つ芸術家の一人でもありました。

作品のすべてをラファエロが手がけたものと、弟子が仕上げたものとでは明らかに完成度が違うと言われています。

今回の絵画キュレーターが看板やチケットに選んだ、この絵「大公の聖母」はフィレンツェのピッティ宮殿美術館(パラティーナ美術館)が世界に誇る宝の一つ。

もちろん日本初来日で、主催者側の熱意もあったことと想像するものの、それにしてもよくもイタリアが3ヶ月もの期間貸し出してくれたものです。搬出・搬入含め、その管理まで考えても、よくぞ実現したと専門家の方もおっしゃっていますよね。

1799年にロレーヌ家のフェルナンド3世大公が購入し、旅行中も手元から離さないほど大切にしたことでこの名がついた「大公の聖母」。

聖母子像は、9歳で母を亡くしマザコンとも言われたラファエロの、真骨頂ともいわれるモチーフのひとつです。

多数残る作品はそのすべてがそれぞれに母の表情も子の表情も異なるそうで、いつかすべて見てみたいなあと思ってしまいます。

それぞれに魅力があり、ストーリーがあり、ファンがいることと思いますが、中でもこの絵の中で微笑む聖母の穏やかな表情と、意志強く利発そうな子の姿は記憶に残ります。

この絵の背景は黒ですが、最近の研究では、ラファエロが描いて数百年経ってから、黒く塗りつぶされたという証拠が残っていることがわかりました。

今後修復に入る可能性もあるのだとか。

ラファエロが描き上げた時にはいったいどのような背景だったのでしょう?

興味深いですね。

僕はパラティーナには二度行きましたが、この美術館には同じラファエロの「小椅子の聖母」という絵があることで有名です。

僕は昔からこの「小椅子の聖母」の絵がとても好きです。東京でも見てみたいですね。

2009年2011年に訪れています。

また、ラファエロで記憶に残るのが、ドイツはドレスデンにあるアルテ・マイスター絵画館所蔵の「システィーナの聖母」。

2009年に訪れることが出来ましたが、こちらも素晴らしかったですね。

ヴァチカン市国のヴァチカン宮殿の中にある「署名の間」には、ラファエロの中でもっとも有名な作品の一つ「アテナイの学堂」があります。

こちらは写真が撮れませんでしたが、ラファエロというと思い出す、記憶にある絵の一つです。

さて、長くなってしまいましたが、ブログ「新国際学会周遊記」は、2013年3月に訪れたマイアミブログの続きです。

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マイアミに来たのは3年ぶりですが、前回食事をした店で記憶に残るおいしいイタリアンがありました。

今回も是非行きたいと予約をお願いしていたのですが、やはり人気店だけあって、なかなか予約が入らず。

最終日の夜に行ってきました。

マイアミを南北に走るワシントンアヴェニュー沿いにこの店はあります。

お店の名前は、Osteria del Teatro

料理の中ではイタリアンが一番お気に入りの僕ですが、実はこの時まで、アメリカでイタリアンを食べても良い記憶がなかったのです。

ちょうど3年前にこのお店に来た時は、一緒に会食させていただいた先生方も絶賛。

その味は健在でした。

よろしかったら写真だけでもご堪能ください。

モッツァレラチーズのトマト和えと

キノコのリゾットは本当に絶品です。

マイアミに行かれた際には、是非ともお立ち寄りください。

 

 


■2013年3月 マイアミ AAD全米皮膚科学会出張⑮ 日本における滞在型メディカルスパの可能性 マイアミでの日の出

おはようございます。

今日3月30日はクリニックFの診療日です。

昨日は診療後銀座に行きました。滞在型医療施設をつくるための打ち合わせがあって、声をかけていただいたのです。

純日本風で離れもある既存の宿泊施設を購入し、これを再生しようと言うものです。

3~5日間ぐらい滞在して、リラックスして体質を改善できるような滞在施設に、最新医療機器を導入して外からも中からも綺麗に若返るというメディカルスパの施設。

ヨーロッパではスイスのレマン湖ほとりにあるラ・プレリーや、米国アリゾナ州のスパなど有名ですが、日本ではなかなか本格的なものが出来ませんでした。

自分も顧客として年に一度通いたいと思えるような、こうした施設をつくることは昔から夢の一つだったのですよね。

実際レーザー治療でダウンタイムがあるものも、滞在型の施設滞在中にできるのであればやりたいと思われる方も多いことと思います。最近はご夫婦でこうした施術にご興味のある方も多いですので、滞在型であればご夫婦どちらもが施術を受け、どちらかが施術中のときに他方の方はご見学されたりすることも今よりもっとできるかと思います。東京での診療・施術になりますと、奥様のご都合がよい平日昼間はご主人様が忙しく、ご主人様が楽な週末や平日夜は奥様のほうが忙しかったりしますので。

和風建築で、京都の老舗旅館の様に日本のホスピタリティを提供出来れば、体験型施設としても国内外から集客できる施設になる可能性があると思います。

また、小さなお子さんがいて普段はなかなか施術を受けられない方もいらっしゃいますので、こうした方々に向けた受け皿もできると、別の可能性も出てきますよね。

今回は国内でも著名なホテル経営企業とのコラボレーションの企画なので、旅館再生、地域活性化ビジネスとしても将来性を感じました。

実現に向けていくつかハードルがありますので、来月中旬に予定されている次回の打ち合わせまでに各々の宿題を持ち帰ることにしました。

さて、いよいよ三月最後の診療日となりました。

僕のマイアミブログももう5編でおしまい。

来週木曜日からのボストン出張前に仕上げてしまおうと思います。

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キーウェストから戻り、明けた翌朝。

目が覚めると、大西洋の海から日が昇るところでした。

ゆっくりと昇る太陽。

ホテルの窓から見えましたので、望遠レンズで撮ってみました。

本当に美しいですね。

ホテル目の前のサウスビーチを散策してみました。

アメリカ人はジョギングが好きですね。 日本でも流行っていますが。

白い砂浜はこのような感じ。

しかしながら、まだまだ風は冷たいです。

今回宿泊したWinter Havenです。

数年前にマリオットグループが買収したのだそうですが、とても良いホテルでしたよ。

 


■2013年3月 マイアミ AAD全米皮膚科学会出張⑭ セブンマイルブリッジ 大トカゲ ヒッチコック「鳥」 マイアミへの帰還

おはようございます。

今日3月29日はクリニックFの診療日です。

今日は診察の合間に、医療機器企業、医薬品企業、宿泊施設運営企業と3社の打ち合わせが別々にあります。

先ほど医療機器企業との打ち合わせが終わりましたので、ちょっとした隙間時間を使ってブログ上げてしまおうと思います。

今月の頭に滞在した米国皮膚科学会のマイアミブログの続きです。

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キーウェストからの帰り道。

隣に見えるのは、以前使われていた古い橋なのだそうです。

行きで雨だったセブンマイルブリッジもこの通り綺麗に見えました。

橋のふもとで少し休憩。

こちらが今回のレンタカー。

相棒の三菱ギャランです。

初めて乗りましたが、とても良い車でした。

橋の下に向かいましたが、7マイルの橋桁が本当に長い。

1200mm相当の望遠レンズで撮ってみましたが、まるで合わせ鏡のよう。

ずっと先まで見渡すことができます。

ペリカンも見えますね。

この橋の周りには、珍しい動物もいました。

大きなトカゲのようなものが二匹つがいで見えるのがわかりますか?

表情がオスメスで違うのですね。

橋の上はとても風が強いです。

ちょうど中間地点でしたので、こちらで少し休憩しました。

きらめく海が綺麗でしたよ。

僕の隣席のお客さんが立ち去ったのですが、その直後、残ったスナックを食べに多くの鳥たちがやってきました。

思わず、ヒッチコックの「鳥」という映画を思い出しましたよ。

セブンマイルブリッジのふもとは凪で、本当に美しいところでした。

再び帰路に。

セブンマイルブリッジからマイアミまでは2時間半近くかかりました。

マイアミのダウンタウンに着いた時には日が暮れていましたよ。

しかしながら、楽しいドライブでした。

 

 


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