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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 オランダ編

デルフトのフェルメールワイン、くるみとラピスラズリ

デルフト出身のフェルメール。フェルメールの功績をたたえるため、2007年にデルフトの画家ギルドの建物があった場所に建てられたのが「フェルメールセンター」です。

街を歩いていて、すぐに見つけることができました。

ここには本物の絵は一枚もないのですが、フェルメールの功績をたどるための様々な資料が整えられていました。

フェルメールの絵がいかに緻密な計算の元描かれているのか

解析している部屋もありましたよ。

こちらは画材の原料になっているくるみとラピスラズリ。

細かく砕いて絵の具にするのです。

お土産屋さんは充実していましたね。

フェルメールワインなんてものもありました。


フェルメールの故郷 デルフトへ

デンハーグからデルフトへ車で約30分。

この地はフェルメールが生まれ育った街です。

そしてこの地は白とブルーの「デルフトブルー」と呼ばれる陶器で有名な街。

フェルメールの生まれた街には、フェルメールの描いた37枚の絵のうち一枚も残っていません。

でも、街並みを観ていると、フェルメールに影響を与えたと思われる建物が沢山あるのです。

とても小さい街なので、容易に歩き回ることができます。

こちらはマルクト広場。街の中心となります。新教会が見えますね。

ここから、「フェルメールセンター」にむかいます。


デンハーグのマウリッツハイス美術館

さて、オランダ滞在最終日。

日本への帰国の時間は夕方ですので、朝からデンハーグとデルフトに向かうことにしました。

この二つの街は、フェルメールを語る上で外すことができない場所。

これらの街に行くことが、今回の旅をオランダ経由にした目的のひとつでした。

朝早くにホテルを出ると、目の前にフィアット500が。

ルパン三世の車ですね。

車に乗って高速に乗ります。

掲示板にデンハーグの文字が見えます。

アムステルダムから一路西へ1時間ぐらい走ったでしょうか。

風車が見えたり

牛がいたり

綺麗な道を通り、デンハーグに到着しました。

デンハーグにはビネンホフという13世紀から17世紀にかけて建築された地域があり、その一角に目的地があるのです。

こちらは国会開会式が開かれる騎士の館。

裏手に回ると、ホフフェイファの池があります。

白鳥が飛来する姿をちょうど見ることができました。

池のほとりの小道を歩いていると、いよいよ目的地が見えてきました。

こちら。マウリッツハイス美術館です。

この美術館にはフェルメールの作品の中でも最も有名な絵が二枚あるのです。

一つはこの「デルフトの眺望」

とても大きな絵なんですね。

そしてもう一つは以前のブログでもご紹介した

こちらの「真珠の耳飾りの少女」です。

どちらも画集では何度も見たことがあるのですが、実物は全く違う印象を持ちます。

あまり長いことこの部屋にいたので、守衛さんに警戒されてしまいました(苦笑)。

実はマウリッツハイスには、上の「ディアナとニンフたち」という作品があったはずなのですが、美術館の人に確認したところ、こちらは残念ながら貸し出し中でした。

しかしながら、このオランダで5作のフェルメールを観ることができました。

ここから、フェルメールが生まれ育ったデルフトに移動します。


ドーヴァーの舌平目

アムステルダムの街を一日歩き回り、気がつけば空が茜色に染まってきました。

もう夕刻です。

ずいぶんとおなかが減りました。

ホテルの人にお勧めの魚料理店を聞いたので、散歩しながらそこに向かいます。

「ルーカス」というお店です。

ドーヴァーの舌平目と牡蠣、それから海老。

とてもおいしい魚料理を頂きました。

アムステルダムに行かれる方はお勧めします。

大きな水槽に熱帯魚が泳いでいました。


アムステルダム 運河、ダム広場、自転車

さて、再び2010年10月に訪れたスウェーデンーオランダ出張紀に戻ります。

旅の後半は、運河の街アムステルダム。

街の風景をすこし御紹介しましょう。

先日のブログにも書きましたが、ゴッホの絵に出てくるような木製のハネ橋があります。

ちなみに写真の橋は、「マヘレのハネ橋」というのだそうです。

オランダは国土の4分の3が水面下の高さにある、と高校生の時に地理で習いましたが、確かに街の至る所に運河と水門が見られます。

これがアムステルダム独自の風景を作り出しているのです。

こちらはモンテルバーンの塔(ムントタワー)。16世紀の初頭に作られたのだそうです。

旧教会です。14世紀初めごろに建てられたアムステルダム最古の教会です。

昼のコンセルトヘボウも見てきました。

こちらは20世紀の初頭に建てられたアムステルダムの旧証券取引場。

17世紀のアムステルダムは世界初の常設証券取引所があり、世界経済を牽引する存在でした。

当時チューリップの球根の値段が異常なまでに高騰したのは、「世界で最初のバブル経済事件」として有名ですよね。

こちらが“アムステルダムのへそ”ともいわれるダム広場。

運河と同じくらい自転車が多いアムステルダム。こちらも大変なにぎわいでした。

「マグナ・プラザ」という老舗ショッピングセンター。

古い郵便局の建物を上手く利用しています。

僕は好きな街ですね。


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