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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 オランダ編

音楽の聖堂「コンセルトヘボウ」

スウェーデンからアムステルダムに移動した日の夜は、クラシックファンならだれでも一度は訪れたい場所の1つ、コンセルトヘボウに行ってきました。

ここは、ベルリンフィルやウィーンフィルなどと並ぶ世界でも屈指の楽団「ロイヤル・アムステルダム・コンセンルトヘボウ管弦楽団」の本拠地です。

ちょっとドキドキしながらこの建物に入ります。

僕は海外の楽団の演奏を、その本拠地で聴くのが好きで、いつも楽しみにしているのです。

どんなホールなんだろう?

どんな演奏を聴けるのだろう?

ホールに向かいながら考えている時も楽しくて、わくわくするんですよね。

会場に入ると、視界が開けました。

アムステルダムには二晩しか滞在できません。

この日に管弦楽団の演奏はなかったのですが、幸に演奏会のチケットを取ることができました。

以前のブログにも書きましたが、既に世界的ピアニストとして高い評価を得ている内田光子(というかMitsuko Uchida)さんのピアノ独奏です。

○ベートーヴェンのピアノソナタ27番と14番「月光」

そして

○シューマンのダヴィット同盟舞曲集op.6

が、この日の演目でした。

こうした世界的なホールで日本人の演奏を聴けるなんて、同じ日本人としてとても嬉しく思いましたよ。

コンセントへボウに並んでいたパンフレットを眺めていると、内田さんの横には日本人女性指揮者の西本智実さんのパンフが並んでいました。

年末にこのコンセルトヘボウで演奏をするのだそうです。

世界で活躍する日本人音楽家。

これをヨーロッパの世界的なコンサートホールで楽しめるなんて、素晴らしい時代になったものです。

今日取ることができた席は、二階席のこんな場所。

それでも音響効果は素晴らしかったですよ。

幕間には、好きな赤ワインを飲みに行きました。

ワイングラスにはこの通り、コンセルトヘボウと書いてあります。

いいなあ(笑)。

アンコールはバッハとモーツァルトでした。

内田さんは会場全員のスタンディングベーションに応えていました。

感動冷めやらぬうちに会場を出ましたが、憧れの場所が名残惜しくて、何度も振り返ってしまいましたよ。


運河の街アムステルダムへ

さて、スウェーデンでの学会の仕事を終え、オランダ・アムステルダムに再び移動です。

いくつか楽しみなプランが待っています。

アムステルダム空港から市内への移動には電車を使いました。

こちら、アクステルダム・セントラル駅。

この日は快晴で、ホテルまでむかう道中、運河の街に広がったその綺麗で色彩豊かな街並みに感動しました。

ゴッホによるアルルの風景画にあるような、跳ね橋が。

本当に水に囲まれた街なのです。

 


フェルメール「真珠の耳飾りの少女」

今日の昼便で無事、オランダのアムステルダムより帰国しました。

最終帰国日の朝から空港チェックインの15時までの時間を使って、デンハーグとデルフトに立寄り、以前より見たかったフェルメールの絵を二つ見てきました。

1つは皆さんもご存知の名画。

デンハーグのマウリッツハイス美術館に展示されている「真珠の耳飾りの少女」です。

「北(オランダ)のモナ・リザ」と言われるフェルメールの代表的作品ですよね。

マウリッツハウスは小さい美術館なので、まさに鼻の先でこの絵を隅々まで鑑賞することが出来ました。何度も行っては戻りして、至福の時間を過ごしてきました。

アムステルダムから2時間近くかけて移動してきたかいがありました。

フェルメールの作品は、特に高価な鉱石ラピスラズリより得られた天然ウルトラマリン・ブルー。

すなわちフェルメール・ブルーが特徴で、この作品も「青いターバンの女」の名でも知られています。

僕も画集で見た時は、この青が気になっていたのですが、実物を目の前にしてあまりに印象が違うのでびっくり。

実際にこの絵を見ると、耳飾りの真珠に圧倒的な存在感があるのです。これだけ実物と印象が違う絵も珍しい。

この絵が皆の記憶に残る理由が分かる気がしました。

この絵が描かれたのは17世紀。日本で言うと、徳川4代目将軍の家綱の時代です。

宗教画以外の絵は無意味と言われていた時代ですから、こうした普通の絵を描いたフェルメールの功績は大きいですよね。

明日は1日休みを頂いて、スウェーデン、オランダ編の国際学会周遊記のご報告は、明後日からスタートしますね。


アムステルダム コンセルトヘボウ

ネットの状況があまり良くなくて、ブログをアップできませんでしたが、ヨーロッパ皮膚科学会(EADV)の開催されたスウェーデンのイェーテボリからアムステルダムに移動してきました。

昨晩は、クラシックファンなら誰でも憧れる音楽の殿堂、アムステルダム•コンセルトヘボウの演奏会に行ってきました。

アムステルダム滞在中に唯一時間の合った演奏会は、既に世界的ピアニストとして高い評価を得ている内田光子(というかMitsuko Uchida)さんのピアノ独奏でした。

ベートーヴェンのピアノソナタ27番と14番「月光」
そしてシューマンのダヴィット同盟舞曲集op.6

こうした世界的なホールで日本人の演奏を聴けるなんて、同じ日本人としてとても嬉しく思いましたよ。

聴衆は皆スタンディングオベーションで応え、アンコールはバッハとモーツァルトでした。

今日はもう帰国になります。夕方便なので、これからデンハーグとデルフトに行って、僕の好きな画家のフェルメールの絵を見てこようと思います。

また帰国してから写真とともにアップしますね。


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