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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 イタリア パルマ編

■イタリア出張2012秋⑬ パルマ 憧れのテアトロレージョ ヴェルディ・フェスティバル

おはようございます。

12月1日土曜日。今日もクリニックFの診療日です。

いよいよ師走に突入しましたね。

今月は僕も忘年会で、出張や大学院の日以外は毎日のように夜の予定が埋まっています。体調管理に気をつけないといけませんね。

そして、明日から3日間、中国・北京で行われるビジネスミーティングに参加してきます。

零下の場所もあるとのことですので、防寒具をもって渡航しようと思います。

帰国は火曜日夜。月曜日・火曜日とお休みをいただき、僕の外来は水曜日からとなります。

スタッフは出勤していますので、ご質問やご予約がありましたらまたクリニックFまでお電話(03-3221-6461)をいただければと思います。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は引き続き先月滞在したイタリアのお話。

今日はパルマです。

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パルマでまず行きたかったのは、テアトロレージョ(レージョ歌劇場)でした。

1821年から1829年にかけてニコラ・ベットリが建設を手がけ、新古典主義建築のファサードで知られるテアトロレージョ。

10月にヴェルディ・フェスティバルを開催することでも有名な歌劇場です。

僕が行った時期は、ちょうど今年のフェスティバル公演が終わったところ。

「イル・トロヴァトーレ」と「シチリアの夕べの祈り」が演奏されたのです。

大きな看板がありました。

オペラ界における来年2013年の大きなトピックは、やはり生誕200周年を迎えるヴェルディとワーグナーでしょう。

ウェルディとワーグナー。

このイタリアとドイツを代表する二人の作曲家。

二人の生年が同じ年だということはこのブログでも触れたことがありますよね。

このようにVerdieとWagnerの頭文字のVとWを入れ替えリンクさせた広告が出ていました。

よくもこんなにセンスの良いことを思いつくなあと、感心しましたよ。

WとVの発音はとても似ていますし、視覚的にも素晴らしい広告ですね。

僕が滞在した日に公演はなかったのですが、内部を見学できるツアーに参加してきました。

こちらが劇場の入口。

劇場に入るとこのような感じ。

細部の作りも精巧ですよね。

同じ見学者のイタリアのおじさんたち。

素晴らしいステージを前に皆でオペラ談義です。

 

美しい劇場ですね。


■イタリア出張2012秋⑫ ミラノからパルマへ

ミラノ駅から出発する電車に乗り、次の目的地であるパルマに向かいました。

電車のホームで見つけたこの広告。

写真だとちょっとわかりづらいかもしれませんが、イタリアの地図が様々な人のサインで描かれているのです。

きれいな広告で気に入りました。

ミラノからパルマ駅までは、約1時間の旅。

食と芸術の街パルマにやってきました。

ミラノとフィレンツェの間にある街。

いつもは通過してしまうエミリア・ロマーニャ州の街ですが、この街はクラシックファンであれば誰もが一度は訪れてみたいと思っている街だと思います。

ヨーロッパ最古の劇場の一つであるティアトロ・ファルネーゼがあり、

イタリアを代表する大指揮者であったアルトゥーロ・トスカニーニの生まれた土地。

さらにオペラの殿堂、ティアトロ・レージョのある街でもあります。

るパルミジャーノ・レッジャーノ(パルメザンチーズ)やプロシュット・ディ・パルマ(パルマハム)の生産地としても有名ですが、スタンダール作「パルムの僧院」の舞台となった街でもあります。

駅から徒歩1kmぐらいのところに街の中心である大聖堂と洗礼堂があります。

鐘楼は工事中でした。

写真右手の六角形の建物。

まず洗礼堂に入ってみましたが、ご覧のとおりすばらしい内観です。

ドゥオーモのファサードには2頭のライオン像があります。

内部の円天井には、コッレッジョのフレスコ画「聖母被昇天」が描かれています。

その隣には、サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会が。

こちらの中にある

円天井にもコッレッジョの「キリストの昇天」が描かれています。

ちょっと薄暗かったのが残念でしたが、元気をもらいました。

小型車の多いイタリアの街。

こちらまで散策したところで、パルマの中心まで戻ります。


■イタリア出張2012秋②パルマにて トスカニーニの生家 パルムの僧院 パルマハム パルメザンチーズ

今日はミラノでの打ち合わせを終え、荷物をまとめた後、いつもは電車で通過してしまうパルマに宿を取りました。

この街はサッカーの中田英寿選手の移籍で日本人に知られるようになりましたが、僕たちクラシックファンにとっては、希代の名指揮者アルトゥーロ•トスカニーニの生家がある街。

そして、スタンダールの「パルムの僧院」の舞台になった街でもあります。

夕方5時にこちらの街に到着。16世紀のアントニオ・ダ・コッレッジョによるフレスコ画の傑作を所蔵しているパルマ大聖堂(Cattedrale di Parma)や、パルマ洗礼堂(Battistero di Parma) 、15世紀に建てられたサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会(L’Abbazia di San Giovanni Evangelista)などのいくつかの名所をまわりましたが、まだ夕食のレストランは開いていません。

お腹がペコペコ。

とりあえずパルマハム(Prosciutto Di Parma)と、パルメザンチーズ(Parmigiano Reggiano)、さらに赤のスパークリングワインをお店で買いました。

全部で12ユーロ。

しかし、ホテルで食べてみると本当に飛び上がるほど美味しくて、びっくりします。

今日はレストランに行かずに、宿で好きな音楽を聴きながら、このまま楽しもうと思います。

 


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