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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:クリニックからのお知らせ

11月18日(土)放送TOKYO FM MITSUBISHI MOTORS「ピートのふしぎなガレージ」

今日は日曜日ですが、11月18日放送のTOKYOFMの「ピートのふしぎなガレージ」の収録に行ってきました。

内容は医療現場におけるアロマセラピーについてでした。

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11月18日土曜日夕方5時からの放送です。
ぜひお聴きください。
http://www.tfm.co.jp/garage/


10月の御予約・藤本の外来スケジュール

明日からもう10月。早いですね。

10月は2日来週月曜日の外来を務めた後、4から12日まで欧州出張で藤本不在となります。

2日は若干ですが御予約に空きがありますので、お越しになりたい方はお問い合わせください。

不在中は、3日と10日火曜日が西嶌先生の外来。穏やかで理論的な先生なので、カウンセリングも長い時間かけて、難しい機械の話も患者さんの納得のいくまで説明をしてくれる先生です。技術も手先の器用さを生かしたものが得意ですので、相談してみてください。

 

4日と11日水曜日は、西嶌順子先生の外来。女性のドクターですのでホルモンの揺らぎによるニキビや肌荒れなどのご相談にも丁寧に応じてくれるかと思います。看護師・助産師の資格も持っていること、また自身も育児をしながら仕事をしているので、同じような境遇にいる女性の患者さんからの支持厚い先生です。キンペンやネオジェンといったプラズマによる治療も人気です。

6日、7日は宮下先生の外来となり、得意のFotona4Dやサーマクールなどが大いに稼働する日になります。

8日は日曜外来で前田先生が登板します。美容外科手術について悩まれてる方も親身に相談に乗ってくれるかと思います。

 

不在中またご迷惑をおかけしますがどうぞぞよろしく願いいたします。

 

 

 

 


9月10日日曜日、久しぶりの藤本日曜外来開けます

9月10日日曜日、久しぶりに日曜外来を開けることになりました。

インモード_1

ぽつぽつとご予約頂き始めていますが、午後の早い時間はまだすこし空きがあるようです。

お仕事やご家庭、御住まいの事情で日曜日しか来られない、という方でお越しいただけそうでしたらぜひご予約のお電話ください。

 

 


今月開設10周年を迎えることになりました

おかげさまでクリニックFは開設10周年を無事迎えることができました。クリニックFを東京・千代田区麹町に開院したのは、2007年5月26日のことです。JR四ツ谷駅を中心とするこの街は、近隣に東宮御所や赤坂迎賓館、ホテル・ニューオータニを擁し、上智大学、学習院初等科、雙葉学園、番町小学校・・・といった学校、また、セブン・イレブン他の本社ビルなどがあることでも知られています。一方、この街に美容や健康産業が栄えるイメージはあまりないかもしれません。開業当時は、どうしてここに開業したのか、ここでやっていけるのか、と何人もの方に聞かれたものです。完全自由診療のレーザークリニックというのが街のイメージにそぐわなかったのかもしれませんね。

振り返れば様々なことがあった10年間でした。

レーザーに特化したアンチエイジングクリニックをやっていこう、やっていけると僕が確信したのは、あるレーザーとの出逢いがきっかけでした。2004年、アメリカ・ダラスで開催されたASLMS(American Society for Laser Medicine & Surgery米国レーザー医学会)で、カルフォルニアに当時本拠地を持つリライアント社が発表した フラクセルです。

Fractional Laser Resurfacing は画期的な技術開発でした。

肌に細かい穴を開けて(正確には 1550ナノメーターのエルビウムグラスレーザー を使用してミクロン単位で表皮を凝固させるのですが)肌を微小レーザー光で積分するように照射し、肌を面で入れ替え、若返らせるという全く新しい考えで、会場内に衝撃が走ったのを今も鮮明に覚えています。色素沈着が起こりやすいアジア人にとって、リサーフェシング(肌を入れ替える)施術ができることはまさに福音でした。また、フラクセルをきっかけに、レーザーを操作する医師にもより高度で専門的な技術と知識が必要となることは明白で、この機器でもって自分はレーザー専門医としてキャリアを積んでいく意志が固まったのです。日本で一台目となるフラクセルを輸入し、多くのクライアントに使用しました。3年の経験を積んだ後2007年にクリニックFを開業しました。その後何台も同じ系統のフラクショナルレーザーを輸入することになるわけですが、そうした舵を切るきっかけとなったフラクセルはまさに運命の一台でした。

また、機器を専門に扱う医師として工学についても専門に学ぼうと大学院に通い、電磁気学およびプラズマの分野で工学博士号(東海大学 2013)を、レーザーによって細かく穴の開いた皮膚に有効成分を届けるにはどういった手段があるのかと薬学を学び、レーザーアシストによる経皮ドラッグデリバリーの分野で、薬学博士号(慶應義塾大学 2017)を、それぞれ取得したことも、医学以外の理系に対して専門性を高めるための僕自身にとって大きな前進になりました。

自分が興味を持って学び選択した道が、患者さんを始めとした周囲の人に理解され、その人たちの利益にもなる。それにより自分もまた向上・進化し、さらに一段上の学問や研究に繋がる。Innovation & Research の循環が僕は結局好きですし、それを理解してくださる患者さんが大切です。

僕はMBAホルダーでもあり、経営学や経済学について学ぶことも好きですが、近代経済の父と呼ばれるアダム・スミスの言葉で好きなものがあります。

「労働の賃金は勤勉への奨励であって、勤勉とは他のすべての人間の資質のように、それが受ける奨励に比例して進歩するのである。」

「あらゆるものの真価は、それを獲得するための苦労と困難である。」

この春、ロンドンでの商談を前にアダム・スミスの故郷であるスコットランドを初めて訪れました。経済学者であり哲学者であり神学者でもあったスミスは僕にとって偉大を超えた存在ですが、選択した道は確かに彼のいう「見えざる手」によって築かれ、研究され、発展を遂げています。一個人の域を超え、国益さえも時にからむこの市場で、何をどういった形で整えれば自分をここまで支持して下さった患者さんの利益に繋がるのか。10年という節目の年に改めて構築を確固なものとし、一回り進化したパフォーマンスに繋げていきたいと思っています。

どうかクリニックFを引き続きご支援ください。必ず皆さんのご期待に応える医院であり続けたいと、最大限の努力を続けて参ります。

2017年5月

クリニックF院長
医師 医学博士 工学博士 薬学博士 MBA
藤本 幸弘

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活動性ニキビに効果 新レーザー Inmode

【活動性ニキビに効果 新レーザー Inmode】

新レーザー Inmodeを使用したニキビ治療に良い結果を得られています。

こちらにご興味のある方はクリニックまでお問い合わせください。

ブログでもご紹介させて頂きましたので、そちらの記事を転載します。

 

***

 

クリニックFはこれまで「完全自由診療のレーザー・アンチエイジング・クリニック」というスタンスをとってきました。

一年前までは僕一人で外来を請け負っていたため、しかもその僕自身が出張多く毎日の外来に立てないため、非常にニッチでナローな治療にフォーカスを当てることでどうにかこうにかここまでやってくることが出来たのです。

とはいえ、正直なところそのスタンスを一時も崩さずぶらさないために、諦めなければならなかったことや場面があったことは事実です。

保険診療の取り扱いをしていないことから、例えばこれまで活動性ニキビについてお悩みの患者さんに関しては、他院で受診をしていただくことがしばしばありました。

赤みがあったり熱感があったり隆起があったりする、「今まさに元気な」ニキビは内臓疾患や婦人科系疾患を象徴していることも多く、美肌の追求よりもまず先にそれらを病変として捉え治療をする必要、まずは病気から健康を目指す必要があるという思いがあったためです。

一方そうした患者さんが皮膚科や婦人科、時に内科を訪れ処方された薬を飲んだり、生活習慣を改善されることでニキビの活性化に終息が見られても、皮膚上の赤身や凹凸が残ってしまう場合については積極的に治療をさせて頂いてきました。

この部分こそフラクショナルレーザーを始めとしたレーザー・光治療器の十八番です。

ニキビ_1

ニキビ_2

ニキビ_3

ニキビ_4

ニキビ_5

これまで沢山の患者さんが「ニキビができる前より肌が綺麗になった!」と喜んでくださり、僕自身も治療に自信を持って取り組んでいます。

こうした理由によりこれまでクリニックFでは治療を極力行わなかった活動性ニキビですが、最近すこし考えを変えました、先日お話ししたイスラエルのInmode社が開発したプラットホーム型レーザー機器の機能の1つであり、今回新たなフラクショナルRFの機器として登場したFRACTRA(フラクトラ)がこれら活動性ニキビに対し、非常にわかりやすく良い効果をここまで出しているのです。

FRACTRA(フラクトラ)は、チップの中心部にピンが、その両サイドにelectrode Barがあり、それによりRFエネルギーをマルチバイポーラ―型に出力することが可能となった機器です。

どういったことかというと、これまでの類似機器に比べ、より深部まで効果を到達させることができ、活動性のニキビとざ瘡後瘢痕を同時に治療することができるのです。

先端のチップは全部で4種類あり、それぞれピンの長さや密度、コーティングの範囲が異なるので、照射部位や凹凸の深さ、Skin Typeによって使い分けます。検証した結果、日本人の顔面のニキビに対しては、以下の②の60pin, 600micronのチップを使うのが良さそうです。

活動性のニキビ、ざ瘡後瘢痕以外の適応としては、小じわ、色素沈着、血管拡張症に伴う赤ら顔等に対し効果を出すことが可能です。

照射後3-5日間は点状の瘡蓋が形成され、約1週間で皮膚表面の上皮化が得られます。

また、皮下では照射後2週間の時点でより高密度でコラーゲンやエラスチンの再生が進みます。

こちらは当院で照射しているモニター・40歳代の女性の写真。おでこや右頬部の活動性ニキビと顔全体のクスミ・凹凸・毛穴の開きが気になっていたため、本機を照射しました。

1回の照射にも関わらず、照射後1週間でおでこのニキビの炎症やニキビ跡の色素沈着が改善し、照射後3週間で肌全体の透明感やハリ改善が認められました。

非常に喜んでくれましたよ。

ちなみに照射間隔ですが、当院の基本プロトコールでは、3-6週間毎に合計5回の照射を目安にしていますので、約半年で1クールになり、これをひとまず患者さんとは共有しています。

フラクトラは顔面に限らず、体幹や四肢の肌荒れ、色素沈着、赤み等にも効果が出ていますので、こちらはまた別の機会に報告しますね。


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