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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

趣味のオペラ鑑賞

コロナ禍で、始めた趣味は、ラリー走行、ヘリコプター操縦、陶芸というブログを書いたばかりですが、反対に全く経験できなくなってしまった趣味がオペラ鑑賞です。

一昨年までは海外学会講演に行くたびに、ニューヨーク、ロンドン、ウィーン、ローマ、ヴェローナ、ナポリ、プラハ、などなど多くの歌劇場を訪れ、オペラを聴きに行っていました。

なんといっても、音楽、美術、文学、舞踊の四つの近代芸術が一度に楽しめるのはオペラだけ。

なかでも、ニューヨークのオペラの殿堂「メトロポリタン歌劇場」(Metropolitan Opera House 通称MET)は、その最高峰とも言えます。

METでの映像は、今はメトライブヴューイングというコンテンツとなって映画館でも字幕付きで観られるのですが、生演奏で得られる世界観とは全くレベルが違うもの。

思えば、僕はニューヨークに行く予定ができるたびにチケットを探し、毎晩METに通う日々で、現地で30演目ぐらいは観たでしょうか。

記憶に残る演奏は、ワーグナーのトリスタンとイゾルデや、リングサイクル、ヴェルディのアイーダ、モーツァルトの魔笛やフィガロの結婚、プッチーニのトゥーランドット、ヴェルディの椿姫、ビゼーのカルメンなどなど、いわゆる名作も良かったですが、METではフィリップグラスのアクナーテンや、レハールのメリーウィドウなど、まったく新しい挑戦作や奇抜作も演奏され、とても文化的な刺激をいただいていました。

そんな中、来月からまさにMETと同じ敷地にある、ジュリアード音楽院に声楽で留学されることになった、辻田紗理さんのコンサートに浦安まで伺いました。

まだ若き、超絶技巧を持つコロラトゥーラ・ソプラノ。

METの舞台で歌った日本人はまだ数名ですが、歌声を聴いて、この娘は化けるかも!とふと思いましたよ。

道は長いですが、世界の歌劇場で歌えるように、頑張ってほしいですね。

応援します。


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