未だにこのブログでは、先週滞在したロンドンの出張話が終わっておらず申し訳ありません。
実際の僕のほうはシンガポールでの講演および、ADLSの学会参加、クリニック訪問、機器のデモンストレーター・・・など、すべてのスケジュールが終わり、チャンギ空港から今朝成田に着きました。
ソルタメディカル社による「フラクセル3DUAL」と「サーマクールCPT」の招待講演だったのですが、このふたつの機種は、アジアの中では日本が最も販売が早かったのです。
僕もフラクセル3DUALをデモ機の段階で個人輸入し使用を始めましたので、昨年12月から治療に取り入れていることになります。
サーマクールCPTも昨年11月の正式販売と同時に国内輸入1号機をクリニックFに導入しましたので、この機器に関しては、アジアパシフィック地域で最も経験のあるドクターということになります。
前機種のフラクセル2や、サーマクールNXTと比較して、どちらも治療効果が圧倒的に優位だという情報が既に知れ渡っていたため、興味を持ったドクターが非常に多かったです。
今回は、シンガポールでもっとも最近開発された、セントーサ島のリゾートワールドの施設で講演会が行われました。
この招待講演で、いよいよ僕の海外での英語の講演回数が60回を超えました。
今後、正式認可が下りるシンガポールやインドネシア、マレーシアのドクターたちに、フラクセルとサーマクールの併用療法によるニキビ痕の改善や、毛穴の縮小、そして、多くのドクターが興味を持っている肝斑治療について、僕の経験を話させて頂きました。
会場のドクターたちは、僕が持っていった肝斑や、ニキビ痕の多くの症例写真の改善には目を見張っていましたよ。
今回シンガポールに集まった、ソルタメディカル社のアジアパシフィック地域の営業やマーケティングスタッフは6名。全員男性だったのですが、国籍は、
アメリカ、台湾、フィリピン、韓国、香港、マレーシア
・・・と、とても多彩。
ほぼ全員がMBAホルダーで、それぞれの国々でも、とても期待された優秀な人物なのでしょう。ジョンソン&ジョンソンなど、国際的な医療舞台で活躍する会社にいた人ばかり。
英語がメイン(たまに中国語(笑))での会話が主体だったのですが、30~40代のほぼ同年代だっただけに、色々な話題で盛り上がり、学生に戻ったときのようで、とても楽しかったですよ。
さて、今日からまた東京・四谷で診療を行いますので、またどうぞよろしくお願い致します。
クリニックFは、支えてくださっている皆様のおかげで、今週26日の水曜日に開院3周年を迎え、4年目に突入しました。
今月はゴールデンウィーク、イギリス・クロアチア出張。そして今回のシンガポールと、多くの休診日を頂いてしまい、患者さんには大変ご迷惑をおかけしました。
クリニックFは、僕自身が経営が設立、経営に関わった5つ目の美容レーザークリニックです。思えば最初のクリニックに関わったのは、まだ東大の大学院生だった頃。医学博士号を取るために診療と研究の二足のわらじをはいて頑張っていましたが、それは2000年のこと。
以来、もう10年以上もこの世界にいて、レーザー/光治療の情勢の変化を見続けてきました。
レーザー/光治療のように変化の速い、世界の最新技術と診療を、リアルタイムで東京に導入するためには、このペースで海外に出張し、世界の医師たちとディスカッションを続けてゆくこのクリニックFでの診療方針が、結果的に患者さんには最新の情報と治療をお届けすることが出来るという点において最も優れていると、思っています。
今後もがんばって質の高い学会活動と診療を提供してゆきますので、スタッフ一同何卒よろしくお願いいたします。