昨晩は、チェコのBTL社、新しい非接触型RF痩身機器であるヴァンキッシュをクリニックFでテストしていました。
ヴァンキッシュというと僕のような車好きはアストンマーティンの車を想像してしまいます(笑)。
この機種は、組織の脂肪、皮膚、筋肉の導電率の違いと電気分極性の違いに注目し、RFを利用して組織選択性に脂肪組織のみを加熱するという新しいコンセプトを持った機器です。
理論通りであれば、画期的な痩身機器であると言えるでしょう。
チェコ大学の工学部の教授がブレインとして企画に入っているようで、しかも明日からのトルコの学会会場にいるようですので、ディスカッションを楽しみにしています。
まだ日本に上陸したばかりのデモ機を、医師としては日本で最初に実際に施術をしてもらいましたが、数分施術すると、腹部の脂肪組織が過熱するのがわかります。
むしろ暑いぐらい。
しかしながら皮膚を触るとあまり熱を持たないのです。
体感としては、マイクロ波に近いのですが、マイクロ波施術よりも組織選択性がありそうですね。
なかなかの好印象。
引き続き注目していこうと思います。
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さて、僕のブログは先月滞在したザッビオネータについて。
こちらはマントヴァとともに2008年に世界遺産に登録された街ですが、マントヴァから30kmぐらい離れた場所にあります。
この日は午前中だけフリーでしたので、テ宮殿の近辺からバスが一日3往復しているのを確認し、行ってきました。
バスは、このような田舎道をパルマ方向に向かいます。
幾つかの街を超えて、
約1時間ぐらい。
いよいよザッビオネータの城壁にやってきました。
こちら、この写真ではわかりにくいですが、
星形の城壁都市です。
このザッビオネータの土地を与えられたゴンザーが一族の一人、ヴェスパジアーノがマントヴァに負けない都市を造ろうと、建築論を学び、出来上がった「完璧な都市」「理想の街」がこちらのザッビオネータなのです。
彼の作ったドゥカーレ宮殿の中には騎馬上の像が飾られていました。
人口も4000人あまりの街。
街は2時間もあればすべての見学を終えることが出来ます。
こちらはヨーロッパ最古の市民劇場であるテアトロ•アランティカです。
舞台は遠近法を利用した、ルネッサンス以降の手法が用いられています。
さらに、パラッツォ・シャルディーノの回廊。
美しい建物です。
僕はこの回廊の脇にあるレストランで昼食をとりました。
まずは赤ワインを。
そしてサラダ。
オリーブオイルが美味です。
店員さんのおすすめの、セロリの入ったパスタ。
ウサギ肉。
美味しかったですよ。
昼過ぎにバスでザッビオネータを発ち、マントヴァへ。
この日の夜は、いよいよヴェローナ入りでした。