ジェロニモス修道院に行く道すがら、人だかりのあるお店がありました。
何だろうと思ってみてみると、1937年創業のナタの老舗パステイス・デ・ベレンと書いてあります。
日本でもエッグタルトとして有名になったポルトガルの伝統菓子であるパステル・デ・ナタのお店のようです。
窓から見てみるとおいしそうなエッグタルトが見えます。
二つばかり食べてみましたが、これは本当に美味しい。
なんでも創業当時より同じ配合で作られているそうですよ。
平日なのに、人だかりができるわけです。
ジェロニモス修道院に行く道すがら、人だかりのあるお店がありました。
何だろうと思ってみてみると、1937年創業のナタの老舗パステイス・デ・ベレンと書いてあります。
日本でもエッグタルトとして有名になったポルトガルの伝統菓子であるパステル・デ・ナタのお店のようです。
窓から見てみるとおいしそうなエッグタルトが見えます。
二つばかり食べてみましたが、これは本当に美味しい。
なんでも創業当時より同じ配合で作られているそうですよ。
平日なのに、人だかりができるわけです。
EADVリスボンの学会会場の前を流れるテージョ川
橋の向こうに見える十字架は、ブラジルのリオデジャネイロのキリスト像を模して1959年につくられたものなのだそうです。
ブラジルの宗主国はポルトガルでしたものね。
このテージョ川のほとりは地域住民の憩いの場でもあります。
三輪車に乗った孫と一緒に歩いているおじいさんとかをみると、日本と風景が一緒ですね。
ヨットが出ていたり
船を引き揚げるクレーン車でしょうか?
この学会会場のあるベレンという土地は、リスボン市内からちょっと離れているのですが、ジェロニモス修道院があることで有名です。
修道院に向かって3kmぐらい歩きました。
街並みも綺麗です。
国旗が飾ってあるレストランも見つけました。
今回のEADVで参加したセッションの一つが、デンマークのEllipseという光治療器のメーカーが新しく出したEllipse MultiFlex +(エリプス マルチフレックス プラス)です。
今回は、ドイツのミュンヘン技術大学皮膚科レーザー部門(The laser unit of the department of dermatology, Technical University of Munich)で Haut & Laser Clinicの開設者であるProf. Michael Drosnerが講演を引き受けていました。
エリプス社は、本家イスラエル・ルミナス社のフォトフェイシャル(IPL)を超えるという目的で作られた、「I2PL」という光治療器を製造しています。
I2PLは、国内にもファンが多く、非常に評価が高い光治療器ですよね。
レーザー機器と違い、フォトフェイシャル、I2PL、パルストライト、フラッシュランプ、APLなどと呼ばれる光治療器は、レーザーとは違って単一波長ではないので、どの機種が性能的に優れているか評価が難しいです。
I2PLが、ほかのIPLと違って優れた特徴を持つ点としては、
二枚のフィルターを使用することで光源の波長の上下を区切っていること。(これはパロマ社も同じ技術を利用しています。)
さらに、火傷をおこす可能性があるオーバーパワーになるパルス時間を、照射エネルギーを均一にすることでなくしたこと。
という記載がWEBあります。
思えば1999年のフォトフェイシャルの発売以来、10年が経過していますので、光治療器の技術自体は各社肉薄しています。
どちらかというと、光治療器はその機器を使い慣れた職人のような医師が使用するかどうかで、治療効果が大きく変わる施術と言えるでしょう。
もともとフォトフェイシャルに代表される光治療器はシミを取るために使用されてきた機器ですが、現在は脱毛や組織のタイトニング(コラーゲンやエラスチンの増加作用)に使用される機会が多くなりましたね。
このI2PLをベースに血管治療用のロングパルスNd:YAGレーザーを付加したのがこの新しいEllipse MultiFlex +です。
新しく血管治療用に付加されたNd:YAGレーザーの解説をしていましたが、
「同じ波長のNd:YAGレーザーでも、メーカーにより照射時に形成されるパルスに違いがある」という点が強調されていましたよ。
全く同じスペックのレーザー機器が、各社で違う反応をする現象がよくあるのは常識とも言えることですが、同じ機種を使用していても、複雑な構造だけに、機器に劣化が起こっている可能性が非常に高い。
つまり、レーザー機器は製造年月日で性能が変わると考えたほうが良いのです。
クリニックFでは機種によっては、2年以内に機器を丸ごと買い替えますが、それもそのような意味合いがあるのですよね。
リスボンで開催されたヨーロッパ皮膚科学会。
工学博士でデカ社のレーザー機械を設計しているマウロに会いました。
「疲れたらいつでもブースに来てもらっていいよ。」
と言ってくれました。
実はマウロとは今後、フランス語で書かれたレーザーの教科書を翻訳して出版する仕事を一緒にするかもしれないので、その進捗状況などについても情報交換をしました。
学会会場にあった看板は、この様に大きなものでした。
開場時間とともに会場に入ったのですが、とにかく人が多かったですね。レジストレーションをするのにも1時間待ちといった感じです。
列に並んでいたときも、何人もの人が「ドクターフジモト!」と声をかけてくれました。
ポルトガルで開催されたのもあって、展示場はそんなに大きくはなく、
このようなホールで行われました。
さっと見たのですが、新しいレーザー機器はあまりありませんでしたね。
そんな中、深紅の展示場を作っていたイタリアDEKA社。
欧州系のレーザー会社ですので、このヨーロッパ皮膚科学会では、大きなブースを出していましたよ。
工学博士でデカ社のレーザー機械を設計しているマウロに会いました。
「疲れたらいつでもブースに来てもらっていいよ。」
と言ってくれました。
実はマウロとは今後、フランス語で書かれたレーザーの教科書を翻訳して出版する仕事を一緒にするかもしれないので、その進捗状況などについても情報交換をしました。
今回学会会場講演ブースは、写真を撮るのが禁止になっていました。
こうしたことは年々厳しくなっています。
学会に行くとき、興味深かった講演内容を写真に残せると、後々の見直しが出来るのですが、ちょっと残念でしたね。
それにしてもこの学会会場は、リスボンを望むテージョ川の目の前にあり、素晴らしい立地にありました。