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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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背中のニキビを退治する

背中のニキビ、気にしている人多いですよね。

この季節、特に水着になる人も多いので、背中のケアを考える人が多いと思います。

でも、何で背中にニキビって出来るんでしょうか?

原因はいくつかありますが、まずは洗い方の問題。皮脂が出ないのにナイロンなどの素材のタオルや硬すぎるブラシで洗いすぎてアクネ菌が繁殖したり、合わない石鹸を使っているためにニキビが出来ている場合があります。これは清潔好きな日本人特有かもしれません。

次に肝臓機能や消化器機能が低下しているなど、内臓の弱まりにより出来ているニキビもあります。患者さんに聞くと、けっこうお酒が好きな人が多かったりするんですよ。こういった場合は生活習慣の改善も視野に入れつつ、一度医師の診察が必要です。

それから、もうひとつ。最初の「洗いすぎ」とは逆に、洗い方が足りなくて、角質がたまってしまっていることが原因で背中にニキビができてしまうことも多いですね。

こうした方には、ピーリング石鹸というものをお出しできます。割とリーズナブルな石鹸ですが、たまった角質を削ることで、肌をすべすべに出来ます。

これで治りが悪い方には、写真のクラリソニックという器械がお勧めです。値段は34800円なのですが、これが、いわゆる電動歯ブラシの背中版なのです。

完全防水ですので、洗いにくい背中を流したり、化粧を落とすときに本当に便利です。ニキビの原因であるポルフィリンの除去作用も強いので、ニキビが出来にくい肌になるのです。

このクラリソニックはクリニックFで、体験も購入もできますので、ご興味のある方はいらしてください。


恋愛遺伝子?

恋愛遺伝子って聞いたことがありますか?

血液の中には大きく分けて赤血球と白血球とがあります。

赤血球のサブタイプが、ABOであったり、Rhであったりする
わけですが、移植術などでより重要なのは、白血球の
サブタイプであるMHCというものなのです。

これは6個のコンパートメントの組み合わせから出来たもので、
まったく同じ配列を持つ人は数十万人に一人というもの
なのです。骨髄移植などで、こういった話が出ますよね。

実は人間は種を残す生物として、MHCがより違う相手に
魅力を感じるようになっており、これがフェロモンと関連が
関連があるようなんですね。

MHCの種類(バリエーション)が違う

=フェロモンの臭いが違う

=強い遺伝子を持った子孫が生まれる

=相性が合うために惹かれあうということなのです。

恋愛で、何であまりに違う、この二人が惹かれあって
付き合っているのかな? なんて不思議に思うときが
ありませんか?

でも、こういった生物学上の因子が絡んでいる可能性も
あるのです。おもしろいですね。


新しいレーザーテクノロジー

今日は連休の中日ですが、赤坂プリンスで行われたCYNOSURE社の新製品のAFFIRMの発表会に参加してきました。

韓国から9名、香港から2名のドクターが参加して、総勢40人近かったでしょうか。新製品の発表会としては、比較的大きな会でした。

AFFIRMは、フラクセルの対抗機種としてデビューした製品ですが、フラクセルが照射線をスキャナ方式で照射するのに対して、アファームはスタンプ方式で行う点、使用する波長が1440と1550NMとわずかに違う点、そして皮下に侵達する深さが、アファームのが浅いため、痛みが少ない点などが違います。

実際に使用してみましたが、フラクセルのように色や麻酔を塗らなくて良いのが、施術時間を半分以下にします。効果が同じように効くのであれば、非常に良い製品だと思いましたよ。

レーザーマニア?オタク?としては、使ってみたいですよ。来月サンディエゴで行われるハーバードコントラバーシーというレーザーの学会で、実際に二機種を使用した先生に話を聞いてみたいと思います。


第二回 東京抗加齢研究会

世は三連休ですが、僕は学会続きです。

今日は大手町のサンケイプラザホールで行われた、第二回 東京抗加齢研究会に出席してきました。

アンチエイジング総合研究所所長の久保先生が会長のこの研究会は、今回第二回目ですが、200人近い出席がありましたね。

弁舌巧みな久保先生の司会で、会は歯切れよく進みました。いわば生活習慣病の予防システムのための研究会で、パワーリハビリ、サプリメントドック、健康寿命ドックなど、多くの企画が紹介されていました。

前回は1月に六本木ヒルズでやったのですが、今回は出席者は倍になりましたね。毎回出席者が増えて、驚く限りです。


博士の異常な性愛

僕はスタンリーキューブリックの映画が好きなのです。

DVDも7つぐらいもっています。

”時計仕掛けのオレンジ”や”2001年宇宙の旅”、そしてトムクルーズとニコールキッドマン元夫妻の競演した”ワイドアイズシャット”など、謎めいた名作がおおいですよね。

夜に”博士の異常な性愛” 原題”ドクターストレンジラブ”を久し振りに観たのです。出演: ピーター・セラーズ, ジョージ・C・スコット 監督: スタンリー・キューブリックです。

まだ冷戦時に作成されたこの映画の内容は、今の時代にも繋がる驚愕な内容なのです。

アメリカのとある空軍基地の司令官が突然発狂し、独断でソ連の戦略核基地攻撃命令を出してしまいます。数十機の核弾頭を持った米軍機がソ連に向かう中、司令官は空軍基地が味方の軍に攻め込まれると、核攻撃の解除暗号を伝えることなく、自殺してしまいます。

ソ連側には攻撃を受けると自動的に反撃してしまう人類滅亡爆弾が存在しました。その解除の方法はありません。緊迫した状況のなか、米ソ両国主脳はホットラインで和解し、全ての爆撃機がアメリカに引き返すのです。しかしながら、1機の通信機器を損傷してしまった米軍爆撃機が、任務の解除を知らずに爆撃を遂行してしまう。

その爆撃で、人類滅亡爆弾が作動してしまうのです。

なんと言うか、この手の映画で、本当に水爆を爆発させ、人類を壊滅させてしまったのは初めてだったのではないでしょうか…。冷戦当時、僅か100円程度の一つのコンピューターのチップの誤動作で、核戦争が起こってしまう危機に本当に瀕していたわけですが、北朝鮮のテポドン騒ぎを考えると、人事じゃないですよね。

ピンクパンサーの警部役だったピーター・セラーズが、米大統領、友軍の英国軍大佐、マッドサイエンティストであるドクターストレンジラブの1人3役を怪演しているのも印象深かったです。ストレンジラブの演説は、ヒトラーを皮肉っているのでしょうが、見る価値のある95分ですよ。


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