TakahiroFujimoto.com

HOME MAIL
HOME PROFILE BOOKS MUSIC PAPERS CONFERENCES BLOG MAIL CLOSE

BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

BLOG|ブログ

ギリシャのEADV(ヨーロッパ皮膚・泌尿器科学会)

ギリシャのEADV(ヨーロッパ皮膚・泌尿器科学会)のために、明日早朝に出国します。ヨーロッパの皮膚科学会は、招待講演を行った昨年のイギリスロンドンのEADV、そしてフィンランドのサーリセルカのEADVに次いで三度目の出席です。レーザー主導のアメリカの学会と比較すると、ヨーロッパの学会は、エイジマネージメントを重要視したというか、目覚しいアグレッシブな治療効果というより、良い年が取れるように、肌を維持するというマイルドな治療を重要視します。国民性なのでしょうね。

fi1292_0e

最近ECの加盟国が増えたため、ヨーロッパ全域が、あたかも欧州合衆国であるかのように意識が増してきていますよね。ユーロという共通通貨の持つ意味合いの威力を感じます。アジアも見習わなければならないのでしょうね。

一方で、イタリアやギリシャといった国では、物価が上がってしまって、映画やカフェなどの庶民の楽しみがお小遣いでは出来なくなってしまい、悲しんでいる人も多いとの意見も聞きます。実際に渡欧してみると、確かにヨーロッパの物価は上がった気がしますよね。

実は今回学会が行われるのはギリシャのロードス島なのですが、この島に入るアテネからのフライトは接続が悪く、アテネで一泊しなければなりません。さらに、リザーブしようと思っていたら、すでに全て学会関係者により、リザーブされてしまったことがわかりました。小さい島なので、他に行くルートがありません。いろいろ探したところ、ヴェネチアから船でロードスに入るルートがリザーブできたので、今回は、それでロードスに入ろうと計画しています。

客船の中の話は、またブログにアップしようとおもいます。


医者が苦手なお金の話

たしかに、お医者さんは経営が苦手です。事業計画書やキャッシュフローを作るなんてもってのほか。これは医学の世界にどっぷり漬かった人であればそういう人であるほど、そういった傾向があります。最近立て続けに友人の医者から、独立したいので経営を見てくれないかという依頼が来ました。

知的好奇心を満たすということは、人間の本能だと思いますが、人間の好奇心は最終的には宇宙か、自然か、人体に向かうものではないかと思っています。好奇心の旺盛な人間にとっては、医学の勉強は学生のときに寝ずに教科書を読んでしまったりするほど、本当に面白いのです。なぜ風邪を引くの?とか、どうやって骨折の骨が治ってゆくのか?どうして人は老化するのか?

そういった答を見つけるためのヒントが教科書に書いてあります。こういった疑問を答えるために、いわば医学の共通言語を学び、将来の研究に役立てるのが医学の道です。

でも、すばらしい医療技術を持っている人が、経営が上手いとは限りません。保険診療費が今年も下がり、7割の病院や診療所が赤字であるという現状で、落ち着いて仕事に打ち込める状態を作るのは、非常に難しいことだと思います。病院の維持さえ難しいのですから。

現在の保険診療のクリニックを救う1つのアイテムが、自費診療で行える、アンチエイジング医療だと思っています。この医療が学問になり、さらに市場になるのは少し時間がかかるかもしれませんが、本物の医療としての確立を目指して、我々医者が日々努力しなければならないモノだと思います。


不老革命!

吉川 敏一 (著, 編集) の、「不老革命!」 老化の元凶「フリーラジカル」と戦う法 という本を読みました。

最近話題の活性酸素についての話ですが、これ一冊で活性酸素についてほぼ全て理解できますね。とてもお勧めの本です。

「老い」は、体を構成する細胞自体が傷つき、死ぬことで進行します。細胞を殺す犯人である「フリーラジカル(反応性が高く不安定な原子や分子)」が引き起こす酸化反応を食い止めることができれば、理論上は130歳まで生きられるのです。

活性酸素が引き起こしている病気は、ガンに始まり、40代からの生活習慣病、肥満や加齢臭などがあり、これらは抗酸化物質を補うことで予防できるのです。たとえば、タバコを1本吸うと、抗酸化物質のひとつであるビタミンCが血液中から25mgも消えてしまうのです。成人男性に必要な一日のビタミンCの量は、100mgですから、なんとたった四本のタバコによって、それが消えてしまう計算になります。タバコをやめることは必須ですね。

さらに有効な手立てとして、それらの物質を高濃度に含んだ「サプリメント」の摂取がよいとされています。この本には23種類の抗酸化剤が紹介されていますので、参考にしたらよいのではと思いました。

お勧めの医学書(アマゾンドットコムの検索ページです)


ギャラクシーを超えた最新医療機器

オーロラ、ポラリス、ギャラクシー、オーロラSRA、オーロラプロ、シェイパー、コメット
などの機器を開発してきたイスラエルのシネロン社の最新機器がとうとう上陸しました。
実はイスラエルは、アメリカと並ぶ、レーザーの先進国です。
元々軍事目的で開発されてきたという背景があるのです。
シネロン社は、バイポーラRF とほかのエネルギーの組み合わせに代表される、ELOS™テクノロジーの開発に特化している会社なのです。

その最新機種の名前はe-MAX(イーマックス)
eMax は、このELOS™テクノロジーの集大成ともいえるマシンです。

この機種は、正確にはギャラクシーの後継機種にあたり、医療レーザー(Laser=Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation)と高周波のRF(radiofrequency)、光のIPL(Intense Pulsed Light)、赤外線治療のIR(InfraRed)の四つのエネルギーを駆使した科学技術での施術を可能にしたものなのです。

この機械は、フラクセルや、サーマクールが痛みが強いのであきらめていた方にとって、さらに予算的にちょっとキツイと思っていた方にとって、また、月に一度のレーザー機器で肌をメンテナンスにいらして下さっている方にとって最高の選択肢となると思います。

e-max(イーマックス)は、

オーロラの後継機種であるe-light(イーライト)の使用できる

SR(スキンリジュミネーション) 赤みと茶色みといった肌の色を薄くする
SRA(SRアドバンス) SRの茶色のメラニンを取る能力の切れ味をよくした
ST(スキンタイトニング) IR(赤外線)を使用した最新たるみ治療器リファーム
DR(RFを使用した脱毛機)

の四つのヘッドを備えて、患者さんの願いをかなえます。

さらに、ポラリスの後継機種であるe-laser(イーレーザー)
WR(リンクルリダクション) シワに効果があるレーザーです
LV(レッグベイン) 下肢の静脈を治療します

これらのすべての治療を行えるのです。

新しい機器によって患者さんに新しいサービスが出来るのは本当に嬉しいことです。

coming soonです。上陸を請うご期待。


男のカレー

先週テレビ番組「黄金伝説」を観ていたらカレー“伝説”をやっていました。
旨そうなカレーばかりで、僕も昨日の晩からひとり台所でカレーを作り始めました。

僕の台所で、最も古くからある鍋があります。学生時代に買った、「補温鍋」。この鍋、皆さん知っていますか? これが本当に重宝で、何時の引越しの時にも手放せませんでした。

この鍋でカレーを作る場合には、まず水を張り、湯を沸かします。沸騰したら具に必要なたまねぎ、肉、人参、ジャガイモなどをすべて鍋に入れます。隠し味で昆布茶や鰹節に豆乳、そして昨日はオクラとピーマンを入れたのですが、一度沸騰させた後に、鍋を火から下ろし、補温釜のような一回り大きい鍋に入れておくのです。

そして朝まで8時間。鍋ごと保温されるので、朝までとろ火で調理したのと同じ状態になります。朝起きてからもう一度火にかけて、沸騰させた後、また補温鍋にいれておきます。

家に帰ってきて、補温鍋を開けると、こんな風に、全ての肉と野菜がルーの中に溶けた、ものすごくおいしいカレーになるのです。

24時間とろ火で煮込んだカレー。味わったことがありますか? あまりにおいしくて、二杯も食べてしまったので、今は、おなかが張って大変です。

学生のときは料理が好きでしたが、ここ数年はほとんどしていなかったのですが、自分で作るカレーって旨いですよね! 少し残ったので、もう一晩置いたら、明日はインスタントコーヒーの粉を入れるか、チーズを入れて食べようと思います。とてもおいしくなるんですよ。たかがカレーですが、たまには料理もいいですね。


カテゴリー