おはようございます。
今日3月31日(土)もクリニックFの診療日です。
いよいよ本年度も最後ですね。今日は朝から風の強い東京。春先の独特な気温に雨も混じって、なんともいえないお天気です。
今日クリニックにお越しくださる患者さんにおかれましては、交通機関の遅延などもあるかと思いますので、慌てず気をつけていらしてくださいね。
僕のほうはひとつニュースが。
4月12日からインドで開催される皮膚科学会でレーザー招待講演の依頼があったのですが、ようやく学会より連絡がきました。
3度目にしてやっと実現されそうなインド訪問。
これでなんとか航空券の予定がフィックスできます。
昨日、学会よりの正式な招待状をもとにビザを申請することが出来たのですが、このインドのビザ、内容の細かいこと細かいこと・・・。
インドには、インド時間とインド常識があるのでしょうが、こちらはヒヤヒヤしますよね(苦笑)。
さて、僕のブログは先週訪れた、サンディエゴでのクリニック訪問の話。
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ラホイヤでの会食の後、向かったのは、Dr.Steven R. Cohenのクリニック。
こちらは昨年11月に開催された、横浜シンポジアで開催された「第6回日本美容抗加齢医学会」の前日の講演者会長招待の時にドクターと撮った写真です。
形成外科という学問を作った、米国形成外科医の大御所の一人。
そしてフェラーリを駆る、西海岸で経営的に最も成功した医師の一人としても有名です。
そんな彼はとても日本びいきなのですよね。
今回のサンディエゴ滞在に合わせ、何度かメールをして時間を合わせようとしたのですが、数時間の差で、残念ながらコーエン先生とサンディエゴでお会いできる日程がありませんでした。
ですが、案内をつけるので、ぜひクリニックを見学してくださいとご連絡をいただいたので、見に行ってきました。
NEVER LOSTというナビゲーションシステムの示すままに向かった先は、青空に映えるこんなにきれいなビル。
コーエン医師の表札を見つけました。
大きな商業ビルの入口。
コーエン先生のクリニックは二階にあります。
受付ではにこやかに迎えてもらいました。
見晴らしの良い待合室の奥に進むと…。
コーエン先生が描いたという、大きな絵画が並んだ空間に出ます。
右の絵は、ゴルゴダの丘を十字架を持って登るキリストでしょうか?
外科医の中でも特に、形成外科医は空間把握能力が高いと思いますが、絵を描いたり、楽器を演奏したりといった、芸術家肌の人が多いですよね。
絵が沢山あると、待ち時間も楽しめますね。
このクリニック建築で、特徴的だと思ったのは、廊下が緩い弧を描いている点です。
このアールによってプライバシーも守られますから、空間が許せばこうしたアイディアはとても良いかもしれません。
窓側の部屋がすべて診察室や施術室、手術室になっています。
キュテラの機器が置いてありますね。
こちらは脂肪を凍らせるゼルティック(クールスカルプティング)です。
フラクセル3DUALも導入されています。
一番奥は、光がまぶしいぐらいの手術室です。
そして
コーエン先生の院長室。
クリニックの窓から見える、カルフォルニアの景色です。
この日院内を案内してくれたのが、この院内統括マネージャーの女性。
なんとコーエン先生と30年以上も仕事をしているのだとか。
もう私は60前だけれど、この通りコーエン先生のおかげで、歳を取らないでいられるのよ!
と言っていました。
クリニックFは、限られたスペースで、限定された患者さんだけを診るという、東海岸ニューヨークのアッパーイーストサイドにある隠れ家的なレーザークリニックを意識して作ったのですが、西海岸のクリニックは、東海岸と比較すると、広大な土地を利用し、スペースを生かした作りをしていますね。
次は、こんなクリニックも作ってみたいなあ。
様々なインスポレーションをもらいました。