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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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ペテルゴーグ ピョートル大帝の夏の宮殿

さて、再びロシア・学会出張記に戻ります。

ピョートル大帝の夏宮殿、ペテルゴーグツアーにも参加してきました。

この宮殿は、フィンランド湾に面した地域に1714年に建設されたもの。

大宮殿と、下の公園、上の公園といわれる三つ巴がペテルゴーグと呼ばれるのです。

特にこの夏の時期、離宮ツアーは大人気で、ロシア語を話すガイドがいなければ、個人客は中に入ることもできないそうです。

確かにこの人だかり。すごいですよね。

この宮殿は、第二次世界大戦でドイツ軍によって破壊されましたが、現在は見事に修復されて、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

宮殿はフィンランド湾に面しています。

海と宮殿はこのように運河で繋がっています。

運河に沿って公園があります。

写真に写っている散歩道をまっすぐ進むと、宮殿に向かって大きな噴水が見えてきます。

ピョートル大帝も設計に関わったというこの大噴水が、本当にすごかった。

この写真は庭の定番スポットで撮った写真ですが、

 

実はちょうど午前11時にこれらの噴水の蛇口が廻旋されます。

 

僕はちょうどその時間、宮殿の二階部分、真ん中の部屋にいたので、その噴水が始まる様を見ることができたのですが、こちらも素晴らしい光景でした。

 

 

 

 


レーザークリニックの利益還元

クリニックFは

「患者さんにとって、とてもわかりやすいクリニックであること」

を信条としています。

いくつもの「わかりやすい」のひとつは、クリニックの仕組みについて。

「患者さんから頂いた治療代から、経費を差し引いて、もしも利益が残った場合、それは何に使われるのか」

という部分を、日頃から意識して明確化するようにしているのです。

株主が存在しない=株式会社ではない病院という組織では、院長・理事長の方針によってこの利益の使われ方は異なるわけですが、僕自身は、

「いつの間にかクリニックの内装がゴージャスになった」

とか

「クリニックが広いところに引っ越した」

とか

「病院や医者、スタッフが増えた」

とか

「いつの間にか院長が良い家に引っ越してる!」

とか(笑)

そういうものに使うのではなく、クリニックで治療を受けてくださった患者さんが後日御来院されたときに、治療内容のレベルアップをお約束できるような、利益があればそれをそっくりそのまま患者さんに還元される形が良いな、と考えています。

クリニックには常に、世界レベルでその技術力が認められている最新鋭のレーザー/光治療器を配備し、機器のメンテナンスを日々怠ることなく、またそれらの機器のポテンシャルを余すことなく引き出し治療にあたることができるよう、世界各地の学会で、最先端の情報と技術を仕入れてくる。

ここは絶対ぶれないよう、開業からずっと心がけているんですよね。

というわけで

実は

クリニック開院当時から丸2年間使ってきたレーザーを、今回新しく買い替えることにしました。

その話をしたら、スタッフにも患者さんにも

「ぎょっ」

とした顔をされ

(ま、また買うんですかっ!!!???)

(まだ十分使えるんじゃないですか!!!!????)

という心の声まで聞こえてきましたが(笑)

たぶん誰一人気付いてないと思いますし、同じドクターでも気付かないくらいのごくごくわずかな範囲で、どうにも最近切れ味が鈍くなってきたような気がしていたのです。

今日は朝から銀行で海外送金を済ませ、それからクリニックに来たので、患者さんにその話をしていたら

「・・・先生は、“レーザーおたく”じゃなくて、実は“レーザー貧乏”なんじゃないの?」

と、言われてしまいました。

う・・・そうかもしれないなぁ・・・。


レーザー・フローレンス2009

今年の11月に、イタリアで医療レーザーの学会が一つあるのです。

I.A.L..M.S. – INTERNATIONAL  ACADEMY LASER  MEDICINE  AND  SURGERY

という学会で、僕はあまり縁がない医学会だったのですが、開催場所がフローレンス(フィレンツェ)と聞いて、思わず演題を一つ出してしまいました(笑)。

その演題が審査を通過し、フィレンツェで発表できることになったと今日、連絡がありました。

CO2(エコツー)とエルビウムグラス(フラクセル)のフラクショナルレーザーの毛穴およびニキビ痕治療の治療比較を行った演題です。特にヨーロッパ諸国では複数台のフラクショナルレーザーを保持する事が難しいので、こうした比較演題は審査に通りやすいのです。

こんな合格の通知が来ました。

フィレンツェと言えばメディチ家ですよね。

メディチ家はその名から予想できるとおり、元は医者の家系なのだそうです。

銀行業で一族が成功した後にその富の繁栄のもと、ボッティチェリやダヴィンチ、ミケランジェロなどの芸術家のパトロンとなりルネッサンスの基礎を作り上げたと言われています。

後にこのメディチ家の子孫(傍流と言われていますが)コジモ1世は1537年にトスカーナ大公国の君主になり、現在のフィレンツェの街並を作り上げたのです。

さて、そんな医者にとっても縁の深い街フィレンツェでの秋のトスカーナ・レーザー紀行?については、また11月に改めてブログでご紹介させていただきますね。

そして今もうひとつ行くかどうしようか悩んでいる学会が・・・。

場所はフランス・ニースだそうです。どうしよう。


今日の僕20090728

iPhoneが使いやすいよとスタッフに勧めていたら、いつの間にかクリニックFはiPhoneだらけになりました。

みな思い思いのカバーをつけているのですが、それぞれのキャラが出ますねー。


サンクトペテルブルグ大学の学食

さて、フラーレン学会に話を戻しましょう。

会場となったのは、ロシアのサンクトペテルブルグ大学に隣接した、研究棟講堂。

緑に囲まれた趣のある校舎。

コンベンションセンターやホテルで開催されるアメリカの学会とは雰囲気も変わります。

昼食は大学の学食に行ってきました。

学生に混じっての御飯は美味しかったですよ。

ビュッフェスタイルの注文だったので、パスタとスープ。豚肉の煮物らしきもの。そしてハムをはさんだパン(サンドイッチ?)と水を注文しました。

食堂のスタッフも英語を話せませんし、僕もロシア語が読めないので、指差し注文。

これで300ルーブル。つまり900円ぐらい。

ロシアは物価が高いといわれていますが、東京と変わらないですね。

大学の廊下です。

幅が広いんですよ。

壁にはおそらく歴代の教授たちでしょうか、多くの肖像画が貼ってあります。

ロシア人は肖像画が好きなんですね。

学生たちはちょうど講義中であまりいないように写真では見えますが、休み時間にはごった返していましたよ。

しかしこの大学の廊下。夏はいいけれど、冬は寒そうだなあ(笑)。


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