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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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■2014年3月 第72回AAD American Academy of Dermatology⑪ 帰国 インドネシア人ドクターへのトレーニング ビザ

おはようございます。

今日は4月30日(水)。クリニックFの診療日です。

祝日を挟んだこの3日間、インドネシアはジャカルタから来日したDr. Eddy Kartadjukardiに、レーザーの技術指導を行っています。

この3日間はずっと英語での説明なので、英語がスムーズに出るようになりました。

インドネシアのマルチプルビザも発行されましたので、いよいよ僕も6月から定期的にジャカルタに出張し、レーザー技術指導医としてあちらの皮膚科学会の先生方を教育することになりました。

国際交流も含めて、日本人として誇りを持てる仕事ができるよう頑張ります。

さて、僕のブログはデンバーからの帰国について。

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デンバー空港へ向かいます。

空港の入口にある、青い馬の不思議なモニュメント。

コンベンションセンターの青い熊を彷彿させますが、こちらもかなり巨大です。

空港にはコロラド州出身の宇宙飛行士の像が。

この日は2時間以上出発のディレイがあったのですが、787の機体で無事帰国しました。

これで2014年コロラド州デンバー開催の米国皮膚科学会の出張記を終わりますね。

 


福沢諭吉 文明論之概略 「智徳」という名の日本酒

おはようございます。

今日は4月29日(火) 昭和の日ですね。

いつもならばクリニックFでは祝日を休診日とさせていただいていますが、今年は海外からの来客もあり、今日と5月3日を臨時診療日としています。

※※※

昨晩診療後、今年からお世話になっている薬学研究科での顔合わせ会がありました。

僕は、自分の過去の研究を紹介するために、レーザー医工学に関するプレゼンテーションを20分程度作ってもっていきました。

芝共立の校舎は、東京タワーと増上寺、そして東京プリンスホテルの目の前にあります。

1号館屋上庭園。5階からの景色はこの様な感じ。

新緑と合わせて素晴らしい絶景ですね。

その後は教授はじめ教職員の方々、30名ぐらいの学生さんを交え、校舎内で飲み会となりました。

こちら、慶應の鶴岡校舎でプロデュースした日本酒なのだそうです。

2013年は限定740本。

昨日飲み会の場で、初めていただきました。

この日本酒は、福沢諭吉の著作「文明論之概略」から「知徳」の言葉が引用されています。

「智徳」を学ぶのが学問である。

「徳」は徳義でモラルであり、心の行儀である。

「智」は智恵で西洋では「インテレクト」を意味し、事物を考え、事物を解し、事物を合点する働きである。

明治の初期にこのような啓蒙書が出現したことは、帝国主義に走る西洋と対峙しなければならなかった当時の日本にとって、僥倖としか言いようがありません。

学問には、「徳」と「智」のどちらもが必要で、どちらが欠けても完全ではないのです。

福沢諭吉は明治の時代に世界の情報をもとに日本を啓蒙しましたが、僕は「徳」と「智」の両面を常に意識して、世界に情報を発信する日本人研究者になれるように、頑張ってゆきたいと思いましたよ。

 

夜景も綺麗でした。


■2014年3月 第72回AAD American Academy of Dermatology⑩ コバケン(小林研一郎)の悲愴 デンバーのレストラン VINCE

おはようございます。

今日4月28日(月)はクリニックFの診療日です。

清々しくて気持ちの良い朝ですね。

明日の29日も臨時開院することになりましたので、ご予定よろしかったらクリニック(03-3221-6461)までご連絡くださいね。

今日はジャカルタから来日するドクターを迎える予定があります。

また、診療後は、大学の薬学研究室にて打合せ。レーザーについての総論的なプレゼンも頼まれています。

今週も忙しい一週間となりそうです。

※※※

昨日は、みなとみらい大ホールで開催されたコンサートに行ってきました。

●コバケン(小林研一郎)指揮のチャイコフスキー交響曲第六番「悲愴」

●アレクサンドラ・スムがソリストの、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲

を聴いてきました。

みなとみらいホールは設計コンセプトが明確ですし、何よりも立地がとても好きなホールです。

国内外でこの名曲「悲愴」を聴く機会はこれまでに何度もありましたが、コバケンの悲愴は本当に素晴らしかった。

涙が出そうになりました。

「悲愴を演奏したのちにアンコールは考えられませんので、皆さま、今日の演奏の感動を胸にそのままお帰りください。」

とコバケンは話し、日本のコンサートにしては珍しくアンコールなしで終わりましたが、本当にその通り。

その日はいつまでも悲愴の第三楽章の旋律が頭の中を巡っていましたよ。

とても良い休日になりました。

※※※

デンバーで2月に開催された米国皮膚科学会AADの話を今日も少し。

学会開催期間中に会食がありました。

こちらのイタリアンレストランで、湘南鎌倉病院の山下理絵先生とご一緒させていただきました。

最近は米国でも美味しいイタリアンが多くなりましたね。

とても良いレストランでしたので、お勧めします。

 


■2014年3月 第72回AAD American Academy of Dermatology⑨ I see what you mean ピコ秒レーザー enlightenTM

おはようございます。

今日は4月26日(土)。クリニックFの診療日です。

 

ブログのほうは引き続き、アメリカはコロラド州デンバーで開催されたAAD米国皮膚科学会 2014年度の報告です。

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こちら、朝起きたときにホテルから眺めたビュー。

ロッキー山脈が美しいですね。

コンベンションセンターに向かいます。

こちらの青い熊。コロラドに拠点を置くアーティスト ローレンス・アージェントによるもので、体長40フィート。

I see what you mean という意味が込められているのだとか。

何度観ても、ツボにはまります(笑)。

愛嬌があるんですよ。

広い会場に入ると

展示会場には人がいっぱいです。

ポスター用プレゼンテーションルームはこちら。

今年のトピックの一つは、米国キュテラ社のQスイッチピコレーザーがいよいよ発売になった事。

ディスプレイの通り1064nmおよび532nmの二つの波長が選択でき、

さらにパルス幅も750ピコ秒と、2ナノ秒を選択できます。

先行しているサイノシュアのピコシュアよりも性能が良いとのことですが、今後の臨床使用結果が待たれますね。

こちらはエンディメッド社。

開発のIdo Frankです。

3DEEPと呼ばれる6極のRFシステムを利用したたるみ治療機器ですが、そのほぼ同じ能力を持った、家庭用たるみ治療機器 newa リフト が発売されました。

詳細について詳しい打合せ。

氷結による痩身機器。

クルスカですが、こちらも米国の痩身機器市場では最も多い販売数を誇り、毎年市場を大きくしています。

今年は新たなアプリケーターが登場しました。

こちらはイタリアのレーザーメーカーBios社。

セールスマネージャーのSimone Savoiaです。

こちらも日本未上場。

VIORA社のVPsales Shy Zyman。

AADでは会場に車を持ち込んでいるメーカーも多く、こちらはイタリアのQUANTA社

F430です。やっぱりかっこいいですね。

こちらは古いアメ車。

会場では、レーザー治療に必要なこのようなアプリケーターも多数売っています。

細かい治療には便利なので、僕も少しづつ買い集めています。

こちら会場の雑感。

またしても青い熊ですが、インパクトあります(笑)。

 


エアフォースワン 売り切れの本

おはようございます。

日差しが強くなってきましたね。

今日4月25日はクリニックFの診療日です。

さて、オバマ大統領も離日し韓国に到着したとのことですが、大統領の来日で都内はここ数日大変でしたね。

クリニックFは近くに迎賓館やニューオータニ、赤坂御所や学習院初等科・・・といった場所がありますので、皇室関係の行事や国賓の来日などがあるといつも交通渋滞を見ることになります。

今回の来日では色々と感じた方も多かったと思います。とはいえ、政治に関する話はここではひとまず割愛するとして、一航空機ファンとしては羽田空港に停まっていた大統領専用機「エアフォースワン」を観に行きたかったですね。

いつもは故障した時のために2機で移動するのだと聞いています。羽田には2機あったのでしょうか?

ずいぶん前にワシントンDCの空港で見かけたのですが、この時撮影した写真は見つけられませんでした。どこにいってしまったのかな。

というわけで、こちら、ワシントンDCで購入した模型の写真です。

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そうそう、昨日ご紹介した僕の最新刊「痩身を科学する」ですが

現在のところ、予約販売分がamazonでも楽天ブックスでも完売になってしまったそうです。

楽しみにしてくださっていた方、ごめんなさい。

もう少しで対応していただけるそうです。

今回の著作の執筆過程で、今までにない新たな痩身理論について気づきもありましたし、協力を申し出てくれる方々や企業も出てきました。

クリニックFはフェイシャルの専門クリニックですが、医療機器での痩身を専門にしたクリニックがあったらおもしろいな、とずっと緒思っていましたので、これは嬉しいですね。

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さて、そんな機器での痩身に関しては定評のある、目黒・碑文谷にあるインディバ社の理論講習へ行ってきました。

インディバについては、2007年に日本で初めてのMD570という医療用インディバを購入しています。

その後自分の工学的知識も増えましたので、今回7年ぶりに再度理論講習を聞かせていただきました。

こうした講習会を20年にわたって開催されているということにも驚きますが、山口会長の経営者としての姿勢や、なんといってもそのアイディアや独特のビジネススタイルに学ばせていただくことは数多くあり、いつお会いしても刺激を受けます。

こんな風に僕が言っていいのかわかりませんが、実に面白い方なのです。

ひとつの“メカ”を発掘し、着目し、それにアレンジを加えながら育て、広めていくこと。

それについても考えさせられます。

インディバにはまだまだ未来があり、今後の他分野との融合によって更なる市場も開けるように思いますが、医学・工学の専門家として、これからも数多くの研究に僕自身微力ながら関わってゆけたら・・・と思います。

そして、今までよりさらに医療の知識を持つようになった顧客(病人ではなく、健康な人を扱っているので患者ではありません)に対し、根拠のある医療を提供してゆくことについて、医師としても多角的に考えることを大切にしていきたいと思います。


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