フラクショナルレーザーを利用したドラッグデリバリーの講演。
昨年通過した僕の2つの論文を使って説明させて頂きました。
この演題枠は Dr.Neil Sadick 、Dr.Klaus Hoffmann、Dr.Ofir Artzi など大物ドクターと一緒でした。
フラクショナルレーザーを利用したドラッグデリバリーの講演。
昨年通過した僕の2つの論文を使って説明させて頂きました。
この演題枠は Dr.Neil Sadick 、Dr.Klaus Hoffmann、Dr.Ofir Artzi など大物ドクターと一緒でした。
「マドンナリフト」「eマトリックス」についてご紹介いただきました。
おはようございます。今日8月19日はクリニックFの診療日です。昨日の灼熱と違って、今日は雨ですね。さきほどは四谷界隈も白く霞むようなどしゃぶりでしたよ。
こんなお天気の中来てくださる患者さんのためにも、今日も頑張っていこうと思います。
クリニックFの休診日であった昨日は、久しぶりにゴルフに行ってきました。その後同業者と会食中に新しい機器のトレンドについての話題で盛り上がりました。
中でも今年、日本で爆発的に認知が広まるのではないかと共通意見になった機種があります。
その機種は、特にここ数ヶ月で日本国内で数多く輸入導入され、にわかに注目を浴びて来たシネロン/キャンデラ社のフラクショナルRF機器 「eマトリックス」。
僕はこの機種とは、2009年にクリニックFで国内最初のメーカーデモ器を購入して以来のお付き合いで、とても思い入れのある機種でもあります。
診療でも深いボックスカー型のニキビ痕の治療などを中心に、治療の一環に加えてきました。
この機種を購入して以来、すでに5回行われた機器のアップグレードの度に、機器の性能の向上を確認してきましたが、そろそろ治療機器として最終的に完成したのではないかと、僕もコメントしていたのです。
厳密に言うと、この機種は同じ電磁波でもラジオ波を利用した機器で、レーザー/光治療機器ではありません。
しかしながら、レーザー/光機器と違って表皮で散乱/吸収されにくいので、以前よりもかなり深い部位に治療効果を及ぼすことができるのです。
eマトリックスは一回照射ごとにインピーダンスを測定し、効果がなかったものはカウントされないように工夫されています。
インピーダンスとは、なかなか理解しずらい表現だと思いますが、交流電源を使用したRF施術の世界では、想定されたエネルギーが、きっちりと肌の中に伝わっているか?ということの指標だと思っていただければいいと思います。
この図を観ていただくと、中央の黄色い部分が、RFを使用したeマトリックスのフラクショナル部位もの。
左端のフラクセルの採用しているエルビウムグラスレーザー波長や、右端のエコツーやスマートサイドドット、CO2RE、エッジフラクショナルなどの採用しているCO2の波長とは、反応する部位が少し違うことがわかるはず。
この最終系の機種のデモ機が最近国内の医師達の間に出回り、「サーマクール以上の小顔効果がある」のではないかと話題になっているのです。
RFを面で通電するサーマクールに比較して、フラクショナル•ドットで通電させるeマトリックスは、ダウンタイムが数日(5日前後)あるという弱点がありますが、理論から考えると、サーマクール以上に小顔効果がある可能性は十分にあり得ますね。
今後クリニックFでもeマトリックスの使用頻度が増えてゆくと思いますよ。
今日はシネロン/キャンデラ社の副社長で、製品開発部門を統括する James BartholomeuszがクリニックFにやってきました。
去年のeMATRIX最終アップグレード時にも来てくれましたので、約10か月ぶりの再会という事になります。今回は今週ソウルで行われた世界皮膚科学会WDCの帰りなのだそうです。
シネロン社の新製品開発に関して、いろいろ情報を聞くことができました。世間話をしたのち、アブレイティブRFのePRIMEと新CO2フラクショナルレーザーのCO2REの説明をしてゆきましたよ。ePRIMEの開発には3年。CO2REに至っては6年も情熱を注いで研究してきたといっていました。
現在はeMatrixとePrimeの併用療法を進めているといっていましたので、クリニックFでも併用療法を考えてみようかと思います。
そして、学会会場のレーザー機器メーカーの中でもひときわ大きなブースを持っていた、シネロン/キャンデラ社。
今年は「eMatrix(e2)」と「ePrime」という、フラクショナルRF機器が前面に出ていました。
まずは2009年に世界で初登場した非浸襲型フラクショナルRF機器 eMatrixです。
この機種はクリニックFでも、フラクセル3DUALとともに国内第一号機のデモ機を導入し、2009年末より使用している実績があります。
昨年までは国内でも e2(イーツー)という名前でおなじみで、僕も気に入っていた名前なのですが、e2というと、日本ではスカパーを連想されてしまうので、本年から旧名の eMatrixを使用することになったのだそうです。
以前このブログで、クリニックFではニキビ跡のタイプによって、使用するフラクショナル機器を変える話をしましたが、eMatrixは、深いボックスカー型のニキビ跡をもつ患者さんにとっては、治療の選択肢から依然外せない機器です。
シネロン/キャンデラ社では、このeMatrixを、ブースの3分の1という大きな面積にして宣伝していましたので、本年はこの機種を前面に打ち出して売りにいくのでしょう。
それだけこの商品に自信があるのだと言えますね。
そして、同じフラクショナルRF機器でも、実際に針を刺して、RFを流すタイプの浸襲型フラクショナルRF機器のePrime。
ブースでは eMax(トリニティ)と ePrimeが並んで展示されていました。
前回のパリブログでデビューしたてのePrimeについては詳しくふれましたので、詳しくは述べませんが、この機器は、会期中の講演でも多く取り上げられていました。
特にこのエール大学のAmenakas医師は微小侵襲機器の演題で、ePrimeについて特に詳しくふれていましたね。
外科的なフェイスリフトとの比較演題は、とても興味深く聞かせてもらいました。
同じくフェイスリフトと比較されたサーマクールがデビューした時を思い出しますね。
そして、新規にシネロン/キャンデラのダブルブランドで発売されたCO2フラクショナルレーザー。
写真はシネロン社のアジアパシフィック営業トップのミゲルです。
去年彼の依頼で僕がジャカルタと台北で招待講演をさせていただいたのは、このブログでも書きましたよね。
この新フラクショナルCO2機器CO2REの特徴は、レーザー照射径と深度を自由に変えられ、さらに独立した4種類の照射モードで設定できる設定にあります。
この機能を臨床に適応させるには時間がかかると思いますが、自在に使いこなせると、より治療効果も上がるでしょう。
茄子を使って、実際に照射するスペースがありました。
いろいろな設定を試してみたのですが、設定によりさまざまな照射面が見ることができますね。
IMCASパリのブログでもDEKA社の最新フラクショナルCO2レーザー機器をご紹介しましたが、最近CO2フラクショナルレーザーは、各社進化したモデルを発売中で、買い替えの時期に来ているかもしれません。