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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 サンマリノ共和国

■2013年6月イタリア出張㉕ サンマリノ~リミニへ

今日は朝からバタバタ忙しく、ようやくブログ更新です。

7月12日(金)。先ほど、千代田区は36度を記録しました。

クリニックではいらした患者さん全員に、冷たいお茶をご用意して涼んでいただいてから施術をしています。熱中症など含め、どうぞみなさんお気をつけてくださいね。

世の中は明日から三連休。クリニックFは明日の土曜日は診療をしていますが、こうした連休前はマドンナリフトなどダウンタイムのある施術のご要望が多いです。また、夏に向けて海外から一時帰国中の患者さんも徐々に増えてきて、こちらは一度のご来院で複数の機種をご要望されるパターンが少なくありません。

一時帰国という特別な期間は、久しぶりの日本で予定も沢山あるということで、一回でできることはすべてやってしまおう! ということになるのですよね。

いよいよ夏本番、です。

さて、僕のブログ「新国際学会周遊記」は、先月滞在したイタリアブログが続きます。

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サンマリノ共和国です。

国土の主要な場所の地図。

右上に、先ほどまで訪れた三つの要塞が書き込まれています。

坂道を下りながら、バス停留所へと向かいます。

沢山の陶器をおいたお土産屋さんもありました。

いよいよフィレンツェに向けて移動します。

こちら2時間前に乗ってきた、リミニ行きのバス。

急な坂道を下り始めます。

ほんの10分で先ほどいた要塞がほぼ真上に見える場所に。

約一時間でリミニの街に着きました。

リミニの街よりボローニャを経由し。

ボローニャからフィレンツェへ。

この辺りはトスカーナの車窓が綺麗です。

初夏のイタリアは、一年の中で一番良い季節かもしれませんね。

 


■2013年6月イタリア出張㉔ サンマリノ第二の砦チェスタ塔と第三の砦モンターレ塔

おはようございます。

都心は朝から天気が良いですね。

今日は朝一番で一つ打ち合わせをこなしてから、クリニックに来ました。

暑いですが、夏らしくていいですね。

昨晩は、診療後お世話になっている方から会食の席に呼んでいただきました。

場所は、表参道のキャビアの専門店。

初めて伺いました。

ベルーガ ・ オセトラ ・ セヴィルーガ、そして国産のよさこいキャビアの食べ比べという貴重な体験をさせて頂きました。

キャビアは産地によりずいぶん味が違うのですね。

ちなみにベルーガは一番下の、プリッとしたキャビア。

ほんの10年ぐらい前にはヨーロッパに行くと食べることができましたが、最近は品薄で食べるのが難しいですね。

1988年に開業し、流通ルートが確立しているこのお店でも、25年間でキャビアの値段は7倍に上がったのだそうです。

高知のよさこい国産キャビアというのも初めて食べました。

貴重な体験でした。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、先月滞在したサンマリノ共和国のお話がもう少し続きます。

今月24日からのシンガポールの出張までに終わらせなければなりません。

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サンマリノ共和国は、ヴァティカン、モナコ、ナウル、ツバルに次ぐ世界で5番目に面積の小さな国です。

61㎢ の国土は、十和田湖とほぼ等しく、621㎢の東京23区の10分の1の面積です。

国土の中でも実際に歩けるところは少ないですので、ほんの数時間で国内一周できます。

グアイタ塔から第二の砦チェスタ塔に向かってこのような細い道を歩きます。

チェスタ塔が見えてきました。

グアイタ塔よりも少し小ぶりですね。

振り返ると、先ほどまで見学していた第一の砦グアイタ塔がきれいに見えます。

第一の砦グアイタ塔も崖にせり建っていますね。

チェスタ塔に登り、反対を観ると、第三の砦モンターレ塔が見えてきました。

観光客もこちらのモンターレ塔に向かう人は少ないらしく、

山道はちょっと寂しくなります。

細い山道を約15分ほどでモンターレ塔に到着しましたが、このような塔が建っていました。

中の見学は出来ませんでした。

そろそろバスの時間を意識して、バス停に戻らなければなりません。

来た道を戻り始めました。


■2013年6月イタリア出張㉓ サンマリノ共和国のバシリカ グアイタ塔 チェスタ塔 94年サンマリノGP

おはようございます。

今日は7月6日(土)、クリニックFの診療日です。

ようやく週末ですね。

今週は診療に加えほぼ毎日朝晩の打ち合せで大変忙しく、ここへ来てちょっと夏バテ気味です。

今日は気象庁から関東甲信地方が梅雨明けとの発表もありましたが、湿度に若干やられているんでしょうか。なんとかそれでも週末まで来ましたので、あと一息。頑張ります。

今日の診療が終われば、明日の七夕は岡山で講演です。

岡山に行くのは人生二度目。

会の後には久しぶりにお会いする関西の先生方との会食もあり、今からとても楽しみにしています。

さて、引き続き僕のブログは、先月末に滞在したイタリア・サンマリノ共和国のお話です。

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山の上にあるサンマリノですが、坂の中に独特の風景があります。

こちらはサンマリノ共和国の車のナンバーです。

サンマリノの国章が見えます。

そして、サンマリノ大聖堂のバシリカ。

モナコやヴァティカン、リヒテンシュタインなどもそうでしたが、サンマリノもしっかり観光名所がありますね。

現代社会でミニ国家として成立する条件なのかもしれません。

山肌の細い道をさらに登ります。

サンマリノには三つの砦がありますが、第一の砦グアイタ塔が見えてきました。

外から見ると砦のように見えましたが、思ったよりも大きな建物ですね。

視界は切り立った崖です。

こちらの砦に登ると、

第二の砦であるチェスタ塔がよく見えます。

ティターノ山頂の3つの岩頭を利用して作られています。

遠くにアドリア海も見渡せます。

独特の風景ですね。

2006年まではF1サンマリノGPが行われていたことで知られていましたが、国土はこの通りでサーキットは建設できません。

実際にレースが行われていたのはイタリア国内にある麓の町イモラでした。

F1サンマリノGPといえば、反時計回りの超高速サーキット。ヴィルヌーブ・コーナーと左コーナー・タンブレロ、そして1994年第三戦のサンマリノグランプリ、まずはバリチェロが、そして予選第二日目のローランド・ラッツエンバーガー、さらに決勝のアイルトン・セナの今思い返しても胸が締め付けられるような痛ましい事故が今でも生々しい記憶となって残っています。

僕はちょうど医学部6年生で、サンマリノからほんの2週間前に開催された第二戦のTIサーキット英田パシフィックグランプリで二人の走りを目の前で観戦していました。

あの時はF1観戦初体験。アクセスの悪い英田にグランプリ観戦の弾丸バスツアーがあったのですよね。

第二戦でもポールポジションをとったアイルトン・セナがレース序盤で戦列から離れ、目の前を寂しそうに歩いていた時、ブラウン管から常に溢れるようににじみ出ていた圧倒的なオーラになんだか今日はすこし霞がかかっているようだなあ・・・とふと思ったことをよく憶えています。

僕も週末レーシングカートのレースに出ていた時期でしたので、アイルトン・セナといえば当時のヒーローです。

決勝を観ようとテレビをつけたときのセナの事故報道に、大変ショックを受けました。

青山一丁目のホンダショールームにも献花に行きました。

あの事故から来年でもう20年になるのか・・・。

そんなことを思いながら、僕は第二の砦であるチェスタ塔に歩を進めました。

 


■2013年6月イタリア出張㉒ サンマリノ共和国 政庁 薬学の英文論文 ドラッグデリバリー セルデリバリー 

おはようございます。

今日は7月5日(金)。クリニックFの診療日です。

東京は曇り空で湿度も高く、今日は雨も心配ですが、すっかり雰囲気は夏ですね。

以前より共同研究していた抗酸化物質PVPフラーレン(リポフラーレン)が肌に与える影響についての英文論文がPhotodermatol Photoimmunol Photomed 誌に通過しました。

Mio Murakami, Sayuri Hyodo, Yuuki Fujikawa, Takahiro Fujimoto, Kazuhisa Maeda, Photoprotective effects of inclusion complexes of fullerenes with polyvinylpyrrolidone, Photodermatol Photoimmunol Photomed (2013) 29(4), 196-203

ROS(酸化物質)、および、抗酸化物質については特にここ数年多くの論文が通過していますが、まさに21世紀の医療の一端を担うものになるでしょう。

こちらの論文は、僕の専門のレーザー工学というよりは、薬理的な研究です。

僕がこのブログで報告する時は、自分が筆頭著者のものばかりですが、こちらは共著となります。

レーザーアンチエイジングをテーマとしながら、工学(物理学)を軸に研究発表をしてきたここ3年間でしたが、工学博士を取得するまでに得た専門知識を考えると、大変ではありましたが他では得られない貴重な経験をすることが出来たと感じています。

また、同じ理系でも、医学(生物学)以外の分野について勉強する必要性を強く感じた3年間でもありました。

その上で考えると、理系の分野でもうひとつもっと勉強したい分野があります。相対的により薬学(化学)的な専門知識も勉強して理解を深めてゆかなければ、自分の目指す美容医療の完全な実現はならないなあと常々思ってきたのです。

以前も化粧品会社の研究者の方とチームを組んで化粧品を作ろうとしたことがありますが、専門知識の微妙なずれにより良いブレストが出来なかった経験があります。

特に、肌に塗布した薬が、どのような機序で皮下に分配されるのか、そのドラッグデリバリーシステムについての研究は僕が医学部を卒業してから、さらに進歩しています。

折しも米国では、フラクショナルレーザー技術によって、レーザー補佐によるドラッグデリバリーやセルデリバリーの研究が新たに注目されているのです。

現在のように、臨床経験的に幾つかのグロースファクターや、抗酸化物質などのカクテルを塗布して、結果を待つような方法ではなく、よりアカデミックな基盤をもつ、理論からくみ上げた新たな医薬化粧品が出来る可能性があるのではないかと思います。

このあたりを話し始めると長くなりますので、また別の機会に。

さて、僕のブログは、先月滞在したサンマリノ共和国についてのブログが続きます。

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サンマリノの街中。

坂道ばかりです。

左右にお店のある細い登り道。

サンマリノの情景です。

こちらの坂をひたすら登ってゆきます。

ところどころ視界が開ける場所に出てきます。

このブログでもリアルタイムでご紹介したロープウェイも見えました。

高低差著しく、目を見張る絶景です。

さらに進むと、

サンマリノの政舎が見えてきました。

こちらを自由広場と言います。

建物に近づいてみます。

こちら、サンマリノの国章です。

2ユーロ払うと、内部の共和国議会も見学できます。

以前にご紹介したように、サンマリノ共和国は現存する世界最古の共和国国家。

国民の比例代表選挙によって選出される定員60名の大評議会(Consiglio Grande e Generale)があり、議員の任期は5年なのだそうです。

こちらが評議会が行われる議場です。

人口は約3万人ですのでほとんどすべての人が顔見知りということになるのでしょうね。

建物を出るとちょうど衛兵交代式でした。

女性の衛兵もいましたよ。

いつもはこのようなスタイルで市庁舎を守っています。

サンマリノ共和国にとって観光は大きな収入源。

年間300万人を超える観光客が訪れるのだそうです。

 

 


■2013年6月イタリア出張㉑ サンマリノ共和国へ

おはようございます。

今日7月3日(水)もクリニックFの診療日です。

昨晩は、僕の尊敬する東証一部上場企業オーナーと、そのご友人で米国・ボルチモアから来日中の遺伝子診断企業の社長兼研究所長(中国系アメリカ人)との会食の席に呼んでいただきました。

先日通過した英文の工学論文を持って伺いました。

三人でこうして顔を合わせるのは4年ぶりになるでしょうか。

お二方とも高い医療技術を保った会社を経営し、常に世界に目を向けたビジネスパーソン。

僕も将来は、日本の高い医工学技術を世界に伝えられるような仕事に参加したいな、と刺激を頂き、決意を新たにしました。

お二人が現在共同研究されているスウェーデンのノーベル賞を決定する機関があるカロリンスカ研究所の話題になりましたので、10月にイスタンブールで開催されるヨーロッパ皮膚科学会の前後にスウェーデンに滞在できないか、スケジュール調整してみようと思っています。

さて、僕のブログは先月滞在したイタリア出張記の続きです。

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リミニから約一時間ばかりバスに揺られていたでしょうか?

いよいよ、サンマリノ共和国に入ります。

ピアノコンサートの宣伝もありました。

文化レヴェルも高そうです。

バスが山を登り始めると、いよいよ目指すサンマリノ共和国の三つの砦が見えてきました。

世界遺産に登録されている、「サンマリノの歴史地区とティターノ山」です。

切り立った急峻な山の上にあるのが、この写真でわかるでしょうか?

バスはさらに急な坂を上ってゆきます。

たどり着いた駐車場。

こちらでバスを降ります。

上に見えるのが共和国議会の政舎のようです。

街の中心に行くためには、ここからさらに登らなければなりません。

ほかの観光客について、階段を登ります。

 


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