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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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■IMCAS CHINA in Shanghai 2012 ⑭ 上海からの帰国 近代的な浦東空港

おはようございます。

8月31日(金)。今日もクリニックFの診療日です。

いよいよ8月が終わりますね。今年の夏はあっという間でした。

体感的にはもうしばらく残暑が続くそうですので、お体ご自愛ください。

昨日は夕方から夜にかけて、工学部大学院の研究室に行ってきました。

現在執筆している物理学会誌に載せる論文の最終まとめです。

採用する図表に通し番号を貼り、夜までかけて教授と論旨を組み上げてきました。

・・・知恵熱出そうですね・・・(苦笑)。

9月末までになんとか論文をアクセプトさせたいと思っているのですが、考えてみれば9月からは秋の学会シーズン。年末まで毎月海外出張が入っています。

最初の出張は、9月23日からのヨーロッパ出張。

今回は、ロンドン・ヒースローから入り、スイス・チューリッヒ、リヒテンシュタインでレーザー機器メーカーと新規レーザー機器について打ち合わせ、さらにチェコのプラハのヨーロッパ皮膚科学会で演題発表をこなし、パリ・シャルルドゴール経由で10月1日に帰国するルートです。

このスケジュールで、診療もあり、その上で工学部の論文を書くのは・・・ハードル高いなあ・・・。でも自分で決めた道ですので頑張ります!

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、先月訪れた上海のブログの最終話です。

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最終日のフライトは午前便。

早朝6時にホテルを出発です。

早朝でリニアモーターカーを利用できない時間。

タクシーで空港に向かいます。

上海浦東空港です。美しい空港ですね。

車でおりた場所。

さらに内部。

卓越したデザインですね。

早朝なので、これから出発するはずの機体が並んでいます。

帰国便もJAL。

招待講演の場合、航空界社は選べないことが多いのですが、このところワンワールドが多いです。

日本の上空は積乱雲が沢山見えました。

思えばあれから約一月。暑い夏でしたね。

ちょっと報告が長くなってしまいましたが、これで上海で開催されたIMCAS CHINA2012と、それに付随した米国パロマ社クリニカルミーティングの招待講演についての国際学会周遊記を終わります。


■IMCAS CHINA in Shanghai 2012 ⑬ アップルストア アヴェンタドール パラボラアンテナ

おはようございます。

今日8月29日(水)もクリニックFの診療日です。

残暑が続きますね。紫外線のダメージだけでなく、冷房によるダメージや、内蔵機能の低下により皮膚が弱っている方も多いようです。クリニックでも、レーザー/光治療器による施術だけでなく、点滴やサプリメントなどを組み合わせたメニューのご提案させて頂くのが増えるのも、毎年この時期です。

想像以上に身体は疲れています。疲労は老化に繋がりますから、どうか気をつけてくださいね。

さて、ブログでは引き続き先月滞在した上海の出張記です。

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今回の上海滞在で、印象深かったもの。

ひとつは、アップルストア。

先進国を中心とした世界各国に出張で出掛けていますが、都市部ではどこの国でもたいていまずアップルストアに行きます。ワイヤレスLANが充実しているからです。

ロンドンのコヴェントガーデン、ニューヨークの5番街とGCT(グランドセントラルステーション)、パリのオペラ座の横のアップルストアがお気に入り。

3G回線では遅すぎて、やっぱり不便なのです。

上海にあるガラス張りのアップルストアのモニュメントは、ニューヨークの5番街のものを意識していますよね。

今回の上海滞在中、唯一フェイスブックに繋げたのは、こちらだけでした。

中国の場合、ホテルから繋ぐとセキュリティがかかるのですよね。

そして、こちら。ランボルギーニ―社の新たなフラッグシップであるアヴェンタドール。

数年前にムルシエラゴの特別仕様車として、レヴェントンという車両が販売されましたが、こちらが一般販売車両になりました。

ランボルギーニ―社もアウディ社に買収されて以来、車両の安定性も、精度も上がりましたが、機械好きとしては、イタリアのトラクター販売の家内工業業者が、手作りで夢のような車を作っていたキャブレター時代のランボルギーニ―社が好きですね。

都内でも実際に走っているのを見たことがありませんので、駐車しているのは驚きでした。

高層ビル街の根元にあったパラボラアンテナ。

こんなに集まると、壮観ですね。

 


■IMCAS CHINA in Shanghai 2012 ⑫ 大スズメバチ アナフィラキシーショック トワイライト上海

おはようございます。

今日8月28日もクリニックFの診療日です。

実は、今日の早朝、自宅の窓から一匹のスズメバチが飛び込んできました。

あまりの大きな羽音に、セミが入ってきたのかと思うほど。

スズメバチは、黒い服や香料に反応します。このとき僕は黒いT-シャツを着ていたのでまずは白い服に着替えました。その上で虫捕り網と殺虫剤で対峙しましたが、捕獲?してみると、こちら、4cm大の収穫物です。

これは、大きい! そして、本当に怖いですよね。

しかし、こうして捕らえた後まじまじと観察してみると、獰猛かつ空力や流速動態に優れた見事な躯体です。

前にも後ろにも自在に飛べそうですね。

 

実は日本では、スズメバチによるアナフィラキシーショックで、毎年20人程度の人が亡くなっているのをご存知ですか?

これは、クマなどに襲われて命を落とす人よりもはるかに多い数。

もう20年ちかく前ですが、僕の年の医師国家試験で、蜂の問題が出たので良く覚えているのです。

特にスズメバチの毒は、ペプチドや神経毒を含む、様々な微量の生理活性物質の複雑な混合物であり、別名「毒のカクテル」とも言われています。

アナフィラキシーショックをおこしやすいのです。

ここでいう「ショック」は医学用語。

通常使われる精神的なショックとは意味が違います。

アナフィラキシーショックは、好塩基球表面のIgEがアレルゲンと結合して活性化し、複雑なカスケードの後、マスト細胞という免疫系の細胞を脱顆粒させるのですが、顆粒内の数々の化学物質が放出されると全身の毛細血管拡張を引き起こすため、体内の必要な場所に血が回らなくなることをさします。

わかりやすく言うと、血圧が下がって、死にそうになること。

生命の危険がある状態のひとつですので、決して甘く見てはいけません。

ちなみに僕の医学博士論文のテーマの一つが、皮下の免疫系の司令塔である「マスト細胞」についてでした。

医学部大学院にいたときに英文論文を何報も書きましたので、医師の中でも免疫の知識はある方だと思います。

特に、二度目に同じ種類の蜂に刺されると起こりやすくなりますので、たとえ子供のときであっても過去に刺されたことがある人は要注意です。

外で出会った時には静かに立ちされば良いですが、家の中に入られたのなら困りますよね。

まず、家に入ってきたのが一匹かどうか、観察したほうが良いです。

これは、スズメバチが基本的には集団で移動する蜂であること。

スズメバチは左右の大顎を噛み合わせて打ち鳴らし、「カチカチ」という警戒音を出し威嚇してきますが、これはほかの仲間を呼ぶ手段です。

さらに、攻撃を始めたときの、この鋭いお尻の毒針が見えますか?

この針は、鋸状の細かい刃が密生した2枚の尖針が刺針の外側を覆うという構造をしていて、この尖針が交互に動くことにより、コラーゲン線維を切断しながら皮膚に食い込みます。

ミツバチの様に一度刺したら外れてしまっておしまいではなく、毒液が残っている限り、何度も刺すことができます。

さらに、毒液は刺して注入するだけでなく、空中から散布することもあります。

危険を察知して散布された毒液は警報フェロモンの働きをし、仲間を集めて興奮させるため、集団で襲ってくることもあります。

見えないところに隠れていたスズメバチから、集団で襲われる可能性があるのです。

恐ろしいですよね。

さらに、一発で仕留める方法を考えること。

はたき落とそうとすると、急所を外した場合、かえってハチが興奮することもあり、危険です。

殺虫剤を利用しても、弱って息絶えるまでに長時間かかる上に、激しく飛び回るので注意が必要です。

そんな知識もありましたが、実際に今朝、網で捕まえたときには「カチカチ」と威嚇され、網の上から殺虫剤をかけても、羽音激しく飛び回りましたので、怖いこと怖いこと。

息絶えるまで時間がかかりましたが、何より無事でよかったです。

ちょっと前置きが長くなってしまったのですが、先月招待講演で訪れた上海でのブログを上げてしまおうと思います。

あと数回お付き合いください。

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上海の夕暮れ

数々の高層ビルに灯りが点ります。

近未来都市のようですね。

僕もセルフタイマーで一枚写真を撮りました。

最後の夜は、僕を今回、上海に招待してくれた米国パロマの首脳陣と会食でした。

河沿いのレストラン。

この日は低いところから、夜景を堪能しましたよ。

 

 


ボトックスとレーザーの複合治療の講演

おはようございます。

今日は8月27日。最終週ですね。

今日もクリニックFの診療日です。

昨日の日曜日は、ボトックスを販売するアラガン社の講演会が六本木のリッツカールトンでで行われました。

サンフランシスコのベイエリア・レーザー研究所の皮膚科医で、レーザー医師としても名高いDr. Vic Narurkar, MDの講演がありましたので、行ってきました。

車で会場に行ったのですが、昨日のミッドタウンは灼熱でした。

ですが、リッツカールトンの目の前の借景はここが都心と思えないほど、綺麗ですよね。

僕はちょうど10年前、医学部大学院に在籍していたときに、六本木でクリニックを経営していたことがあるのですが、その当時はこの地域は工事中でした。

このような景色になるとは想像もできませんでしたね。

会場に入ると、華やかな女医さんがたくさんいて、ちょっと気後れしたのですが、いつもレーザーのことを教えていただいている、みやた形成外科・皮ふクリニックの宮田成章先生を見つけ、隣に座らせていただきました。

Dr. Vic Narurkarの講演は、ちょうどお昼時に、こんな軽食とともに始まりました。

講演は、レーザーとボトックスビスタのコンビネーションセラピーについての総論的なもの。

英語の講演はゆっくりとしていて、とても聞き取りやすかったです。

同じ話を、ネイティブが相手のアメリカで聞くときは、1.5倍速だなあ(笑)と思いながら、聞いていました。

希望としては、もう少しボトックスの禁忌事項について、一歩突っ込んだ本音の話を聞きたかったですね。

講演の後、挨拶に行くと、僕の名前は憶えていてくれたようで、先日米国レーザー医学会誌に通ったばかりの僕の論文を進呈して帰ってきました。

帰るとき、ミッドタウンで人だかりを見つけました。

なんだろうと思って近づいてみると、

ロンドンオリンピックの内村選手の金メダルでした。

皆が写真を撮っていましたよ。

考えてみれば、ミッドタウンには内村選手が所属するコナミの本社がありますものね。

 


サンフランシスコ ベイエリア・レーザー研究所 Dr. Vic Narurkar, MD

サンフランシスコのベイエリア・レーザー研究所の皮膚科医で、レーザー医師としても名高いDr. Vic Narurkar, MD。

0827アメリカ サンフランシスコのベイエリア・レーザー研究所のDr. Vic Narurkar, MDと

六本木のリッツカールトンデ講演がありましたので、行ってきました。

講演の後、挨拶に行くと、僕の名前は憶えていてくれたようで、先日米国レーザー医学会誌に通ったばかりの僕の論文を進呈して帰ってきました。


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