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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 ベルギー編

Brussels

ベルギー、ブリュッセル――東京にいるとなかなか完全に正確な全体像を把握できないまま昨夜から今に至ります。

昨年のパリもそうですが、ヨーロッパはアメリカとはまた地理的条件や移民問題も情勢が異なりますから、難しいですよね。。。

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人の生命もそうですが歴史ある美しい街と文化がテロの脅威に晒されることは、映像やニュースで見聞きし想像するだけでも堪えます。

知人や友人に引き続き連絡をとっています。

 


シューマン駅とEU本部そしてパリへ

さて、コンサートも終えて帰りの列車の時間までの間の1時間。

ブリュッセルといえば、そういえばEU委員会本部があったなあと思いだして、見に行ってきました。

地図を見てみると、街の中心からはちょっと離れていますが、地下鉄で一時間以内に帰ってくることができそうです。

最寄りの駅はシューマン駅。

良い名前ですね(笑)。

改札を上がってすぐにEU委員会本部が見えます。

本部入口はこんな感じでした。

ヨーロッパを統合するために発足されたEU。その組織の中心がブリュッセルにあるというのは、実際にこうして訪れてみてもアジア人の僕からは感覚的にすぐにピンと来ないものがあります。それでも、ベルギーのブリュッセルはヨーロッパの心臓と呼ばれていますし、ヨーロッパの中にある様々なしがらみを考えても、ここにあるべくしてある、ということなのでしょうね。

ベルギーという国家はベルギーの南半分がラテン系ワロン人。北半分がゲルマン系フランデレン人。

つまり、ヨーロッパを代表する「ラテン」と「ゲルマン」という二大民族が見事に調和した国なのだ、ということを世界史で習ったのを思い出しました。

現在のEUも、オランダとベルギー、そしてルクセンブルクのベネルクス三国の団結力が基盤になっていると聞いています。

さらにドーバー海峡を超えてロンドンとも鉄道で結ばれましたので、よりブリュッセルの地理的価値が上がったと言えますよね。

最後にブリュッセルのシャンゼリゼ通りといわれるルイーズ広場を歩いてみました。

エルメス、グッチ、カルティエなどのブランドショップが軒を並べていました。

地下鉄駅に降りる装飾。これには感動してしまいました。

素晴らしかったですね。

ブリュッセル駅では列車のディレイがありましたが、無事にパリに着きました。

明日がパリの事実上最終日です。

 


New year Concert 2011 at BOZAR, Brussels

さて、観光を兼ねた街歩きをしているうちに、コンサートの開始時間が近づいてきました。

会場となったのは、こちら。BOZARというブリュッセルのコンサートホール。

15時から始まる、ベルギー王立オーケストラの演奏でした。

会場はものすごい人の数。そして熱気。

以前のブログでもふれましたが、ブリュッセルで開催されたニューイヤーコンサートもすべてがシュトラウス一家の曲で題目が構成されています。

そして、ニューイヤーコンサート恒例の「指揮者の遊び」というものがあるのです。

一昨年ダニエル・バレンボイムが本場ウィーンでタクトを振った時は、一人ひとり演奏者が舞台裏に消えてゆき、最後に指揮者が一人になってしまうパフォーマンスをしたのです。

今回ブリュッセルで開催されたニューイヤーコンサートでは、指揮者が女性のバイオリニストからバイオリンを借りて、指揮をしながらバイオリンを一緒に弾いたり、弦を指ではじき音を出すビッツィカートするパフォーマンスが。

これは大好評でしたね。

最後に指揮者に届けられたブーケを、指揮者がこの女性のバイオリニストに改めてプレゼントしていたのですが、それも会場の温かい拍手で迎えられていました。

そして、最後のラデッキー行進曲。

YOUTUBEでカラヤンのニューイヤーコンサートの演奏を見つけました。

会場のお客さんが皆、楽しそうに拍手していますよね。

 


ステンドグラスに導かれ

ブリュッセルは丘が多いので、街を歩いていても突然視界がひらけます。

街には沢山の教会があるのですが、どのステンドグラスも素晴らしかったです。

こちらはブリューゲル(シニア)が埋葬されている、ノートルダム・ド・ラ・シャペル教会。

もうひとつノートルダム・デュ・サプロン教会です。

 


ブリュッセルで見つけた漫画「ワンピース」

グランプラスの周りは商業施設が多いのですが、「ギャルリー・サン・チュベール」というショッピングアーケードがありました。

中に足を踏み入れると

こんな屋根つきのショッピングアーケードがあるのです。

僕がブリュッセルに行った日は晴天だったのですが、なんでもブリュッセルの雨天率は年間200日を超えるのだそうで、屋根つきの商店街が必須なのだそうですよ。

商店街の中には映画館も。

そして、この近くにあった本屋で偶然見つけたのが、こちら。

日本の漫画がフランス語バージョンでずらっと並んでいます。

「ONE PIECE」も見つけましたよ。

 


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