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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:音楽・オペラ・バレエ・ミュージカル

ミュージカル「MJ」おすすめです

2022年に始まり、トニー賞を4つ獲得した話題のミュージカルMJ。

マイケルジャクソンの半生を描いてミュージカルですが予約の取れたニューヨーク最後の夜に観てきました。

最初に言いますが、ニューヨークに来た人は必ず観た方が良いですよ。

1992年、マイケルは「デンジャラス・ワールド・ツアー」の準備をしていますが、その時に長いインタビューを受ける事になるのです。

幼少期ジャクソン5時代に父親から受けた酷い仕打ちなどを少しづつ語り始めるマイケル。

ミュージカルにはマイケルの25の曲が散りばめられ、青色LEDの発明により、マイケルの生前としてはあり得ない光の舞台装置。

生きていたら、今こういう演出をしたいんだろうなあ。

以前にロンドンのウエストエンドでマイケルを主題にした別のミュージカルも観ましたが、完成度は別格ですね。

僕はMTVを観て育った世代なので、クイーンがいて、プリンス、カルチャークラブ、シンディローパー、マドンナなどと共にマイケルを知りました。

当時素晴らしいアーティストだとはもちろん思いましたが、まだまだ進化の過程で色々な人が出てくるのだろうと思っていたのです。

ですが歴史はそうではなかった。

マイケルを超えるスーパースターは、その後現れていないと言って良いでしょう。

音楽、ステージパフォーマンス、舞台装置全てが画期的。その素晴らしいステージを追体験出来るのは本当に素晴らしい事でした。

観客も若い人から年配の方まで、全てが舞台に没頭して涙する。

そんな素晴らしい体験が出来ました。本当におすすめします。


アンバサダー劇場”CHICAGO”

ニューヨークに来る時は、会食がないほとんどの夜はミュージカルかオペラを観ていました。

本当に久しぶりのニューヨーク。

昨日はオペラを観られたので、今日の朝、夜に観るミュージカルを決めました。

ロングランだったオペラ座の怪人がとうとうコロナ中に終わってしまい、好きなアンドリューロイドウェバーの作品がありません。

もう20年目のウィキッドか、アラジンか、はたまたハリーポッターか?と思ったのですが、結局来日公演も近い、CHICAGOにしました。

これも何度も観て大好きなミュージカルです。タイムズスクエア近くのアンバサダー劇場。

CHICAGOはAll that’s Jazz それこそ、なんでもあり!とか、すっちゃかめっちゃか!とか訳すんでしょうか? など良い歌がたくさんあるのですが、僕が好きなのは、主人公のロキシーの夫のエイモスが歌う、ミスターセロファンという歌。

Cellophane, Mr. Cellophane
Shoulda been my name Mr. Cellophane
‘Cause you can look right through me
Walk right by me
And never know I’m there

まあ、俺なんか、透明なセロファンの様に存在感がないんだ。という歌詞ですが、唯一エイモスが会場中から注目されるシーンなんですよね。この歌がまた良いんです。

以前は当日券をチケットセンターに並んで買ったものですが、簡単にネットとクレジットカードで買い、バーコードをeメールでもらう仕組み。それをスマホで見せれば入場できます。本当は円が強い時に変えたドル紙幣を使いたかったんですがカード決済1ドル155円換算で仕方なし。

それより、幾つかのチケットセンターWEBを見ていて気付いたのですが、最後に出てくる手数料が大きく違うんですね。

観るミュージカルを決めたら、できるだけその劇場のWEBから買ったら良いと思います。


舞台トゥーランドットとシャガールの絵

昨晩のトゥーランドットの美しい舞台とMETの両翼にある大きなシャガールの絵。

本当に素晴らしいです。

昨日の当日券。最前列が一席空いていたのですが、500ドル→8万円弱。流石に高いなと思って端の席にしましたが、思えば10年ぐらい前には同じ席が300ドル→3万円弱ぐらいでした。

インフレと円安で倍以上の価格。

ニューヨークに住んでる友人が、モヤシ一袋が700円で困ると言ってましたが、そうなっちゃいますね。

そうそうNYの地下鉄の初乗りも2.9ドルになってました。450円。


ボルチモアからニューヨークへ

ボルチモアからニューヨークへ。

移動途中にMETの当日券を見つけて開演10分前に飛び込みました。

この4年余り、ライブビューイングでしか観られませんでしたので、嬉しいです。

プッチーニ作トゥーランドット。

カラフの「誰も寝てはならぬ」が、ようやく生で聴けます。

いやー素晴らしかったです。

美しい旋律と声でドーパミンでました。

この作品は、1926年。

今からほぼ100年前に初演されました。

プッチーニが第3幕の途中までの作曲で亡くなってしまったため、遺作となり、正確にいうとリュウが自害するところまでがプッチーニの作品であり、残りはスケッチを元に弟子が仕上げたのです。

この物語の内容は滑稽陳腐なもので、スーパーポジティブなカラフが、危険を省みず、というより危険を察知する能力もなく、私は絶対に勝つからと命を賭けて氷の皇女のトゥーランドットの三つの謎に挑むもの。

謎を解いたのち、皇女が約束の結婚を拒むと、第三幕で今度は、心が無いのに結婚したくは無いので、必ず惚れさせると。

召使いだったリュウが命を落としてまで隠してくれたカラフのかけた謎を、まさか自分の口で皇女に伝えてしまうのです。

この行為に皇女の氷の心が溶けるのですが、犠牲になったリュウの弔いもしないうちに、その翌朝に2人の結婚が決まって幕が落ちるというもの。

この様な物語ですが、アリアの素晴らしく、世界でも数多く公演される演題になりました。

ニューヨークのMETでは今日が361回目のトゥランドットの公演だったそうです。

この演出の公演はMETで何度も観ているのですが、観ればみるほど奥が深く、発見がありまだ感動の余韻に浸っています。

日程と時間が合って本当に良かったなあ。


イトウキネンオーケストラ 小澤征爾さん追悼番組

真夜中ですがNHKBSでサイトウキネンオーケストラでの小澤征爾さんの追悼番組やっていて、ついつい聴いてしまいました。

遅くまでやってたんで眠いです。

ちなみに世の中でクラシック音楽を定期的に聴いている人は1%なのだとか。

僕もマイノリティだなあ。

 

結局サイトウキネンは生演奏では一度も聴けませんでした。

やはり思い立った時にすぐ動かないとですね。


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