本日はサントリーホールにて藤田真央君のラフマニノフピアノ協奏曲第2番と第3番のコンサート。
気の置けないクラシック友達と聴きに行きました。
この体力を使う超難曲を2曲同日に弾く様なピアニストが、かつて現れた事があるでしょうか?
真央君のラフマニノフの演奏の素晴らしさは言質を超えていて表現する事も出来ないのですが、オーケストラと織りなすハーモニー、そして真央君の10本の指から、それぞれ音色も音圧も異なった音を出すその表現力たるや、筆舌し難いほど素晴らしく、真央君のピアノに感化されたオーケストラも興奮状態。
客席では感極まって涙を流す人が沢山いました。
おそらくラフマニノフが真に具現化したかった彼のピアノ協奏曲の世界観に、120年経過して人類の表現力が漸く追いついたとでも表現したら良いのでしょうか?
終演後、真央君も3度もステージに現れましたが全く拍手が鳴り止みませんでした。
日本のクラシックコンサートでこんな事は珍しいですね。
そして真央君にしては珍しくアンコール演奏は無し。
まさに燃え尽きたのでしょう。
僕も物凄い集中力で二曲を聴いたので、会場を出る時には足取りもフラフラしていましたよ。
将棋の藤井聡太、野球の大谷翔平、ピアノの藤田真央と地球代表レベルのインディゴチルドレン。
こうした人達が日本に生まれて、本当に誇りに思いますね。
僕の記憶に残る限り、人生最高のコンサートでした。
本当にこんなに素晴らしい生演奏に出会えるなんて僥倖の至りですね。
幸せな気持ちに満ちています。