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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:化粧品

香港コスモプロフ

今日の香港は晴天です。

アジア最大の美容化粧品展示会の香港コスモプロフに参加しています。

新しい商材を探すというよりは、とにかく活気が凄い。

 

Today, Hong Kong is enjoying clear skies. I’m attending Cosmoprof Asia, the largest beauty and cosmetics trade show in Asia. Rather than looking for new products, what really stands out is the incredible energy of the event.


クリニックの医薬化粧品

今日はクリニックFの外来です。

明日から広島は呉市の実家に帰ろうと思っています。

僕は生まれも育ちも鎌倉なのですが、父が呉市の大学に赴任したので、30年前から実家が呉にあるのです。

齢80歳、傘寿を迎えた母がクリニックの医薬化粧品を欲しがるので、ローション、ジェル、クリームの3点セットをお土産で持って帰ります。


皮膚浸透に関する常識

表皮から真皮へは分子量500ダルトン以下の物質しか通過しません。

これ医学の常識。

それって直径1.0‐1.3nm。よくある「ナノ化した粒子」って直径10‐60nm。

何が言いたいかわかりますね?

本当に色々な方々が営業に来ます。

中にはお医者さんも…。スイカが鼻の穴に通りますか?マスクでウイルスが防げると言ってるのと一緒。ザルに砂ですよね。

疑問に思ったら調べてほしいものです。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10839713/


新しい化粧品原材料の「レピスタ」

全く新しい化粧品原材料の「レピスタ」ってご存知ですか?

三菱商事子会社であるVC60社が「フラーレン」以来に開発した原材料です。

肌のターンオーバー促進やヒアルロン酸の産生促進をすることで、肌再生を促す原材料です。

有効成分の一般名はアザオキソヒポキサンチン。

僕はレーザーを使用して人工的に菲薄化した人工モデル皮膚を作り、バリア機能の改善などを共同研究して、昨年2021年の米国レーザー医学会では演題の発表も行いました。

いよいよこの商材が本格的にデビューするとの事で、来年度に向けて更なる追加検証が出来ないかと今日はクリニックFで打ち合わせを行いました。

クリニックF側の提案としては、波長特性を変え、肌の「リサーフェシング+活性化」という2つの効果の異なるレーザー機器をこの原料と組み合わせ、表皮ドラッグデリバリー&真皮再生に使えないかと思って検証予定です。

コロナ禍のおかげでしばらくこうした研究は出来ませんでしたが、やっぱり僕はこうした研究計画やビジネスプランを思いつく、ゼロイチが好きだなあ。

 


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