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サイトン社 halo ヘイロー 買う理由買わない理由

2014年の機器購入、悩みに悩んで決めきれぬまま半年の時間を過ごしました。

そして、やっと決断し今回購入したのが、こちら、ハイブリッドフラクショナルレーザー。

サイトン社ヘイローです。

ヘイローは

肌を入れ替えるリサーフェシング能力

肌を引き締めるタイトニング能力

肌の色素をターンオーバーする能力

いずれも高く、ニキビ跡や、アラフォー以上の世代の肌のメンテナンスにはこれ以上魅力のある機器は無いといって良いでしょう。

バリアント社(旧ソルタメディカル社)のフラクセル3DUALが発売され、数年経過しましたが、まさにこれを超えたフラクショナルレーザーです。

どうしてこの機器に決めたのか、悩んだ理由はなんだったのか同業者からも結構質問を受けましたので、改めてここに書き記しておきたいと思います。

***

世界各地にいるレーザーやアンチエイジングに関わる医師にとって、一年は毎年欧州系アンチエイジング学会IMCAS Parisから始まります。

そして、今年2014年はレーザー機器の当たり年だと以前のブログに書きました。

実際、AAD米国皮膚科学会もASLMS米国レーザー医学会も、大変充実した内容でした。

そんな中、今年の2月、アメリカはコロラド州デンバーで開催された第72回AADAmerican Academy of Dermatology 米国皮膚科学会にて、1470+2940nm 世界初のハイブリッドフラクショナルレーザー「halo」を発表したサイトン社

サイトン社は2940nmのエルビウムヤグレーザーを主に利用した、工学的に優れたスキャナシステムの技術を持っている会社です。

2013年2月にサイトンを訪問した記事はこちらから。

***

そんなhaloですが、医師として、また工学の知識を持つ者として機器のメカニズムには大変心惹かれたものの、医院経営者としての視点でこの機器を見てみるとすぐには決められない理由がありました。

まず、惹かれた理由を先に挙げてみると

〇技術面・・・ 二つの波長を同軸同時照射する技術

〇スペック・・・ 1470nm 2940nm ハイブリッド フラクショナル

〇効果・・・ タイトニング リフティング リサーフェシング ブライトニング

〇ダウンタイム・・・ 照射パワーによって1日から5日

〇痛み・・・ 塗る麻酔により軽減可能 人によっては痛みなし

〇機能・・・ 細かいパラメータ設定が可能で、より多くの疾患に対応

といった事が挙げられます。

その一方で、経営者としてすぐにこの機器購入を決められなかった理由は

〇機器本体の購入価格・・・一台2000万円を超える機械。また施術毎にチップを変えなければいけません。医院経営を考えると採算ベースに乗せるには時間がかかりますから、しばらく赤字を覚悟しなければなりません。

〇施術にかかる時間・・・この施術を受けるために、患者さんにはフラクセルやマドンナリフト等と同様まず塗る麻酔を施す必要がありますが、その後麻酔を拭き取って実際の施術に入ると、照射時間がおよそ20分以上かかります。サーマクール等を考えても20分かかる施術は珍しい。それだけ患者さんにも負担がかかりますし、医師にとっても時間とエネルギーがかかる計算になります。

***

こうした理由で、買うべきかやめるべきか半年悩んだhalo。

フラクセル3デュアルでもいいのではないかと、心大きく揺れていましたが、結果としてアジア2号機をクリニックFで購入する決断を下しました。

それだけの費用と負担をかけても、それを上回るメリットを患者さんにもクリニックにも還元できると判断したからです。

この機種の特徴は、フラクセル3DUALと同様に二つの波長を組み合わせたこと。

そして、新しい1470nmの波長を導入したことにあります。

1470nmの波長の水に対する吸収率は、下図の通り。

〇人の肌において、表皮の色素はおおよそ100ミクロンメートル(0.1mm)よりも表層にあります。

〇ほとんどのテクスチャーダメージは、真皮乳頭層よりも表層つまり500ミクロンメートルよりも表層にあります。

〇フラクセル3DUALに利用されている

ツリウムグラスの1927nmの波長は150ミクロンメートル

エルビウムグラスの1550nmの波長は500-1300ミクロンメートル

の深さに到達します。

〇ヘイローに採用された

ダイオードによる1470nmの波長の進達率は100-700ミクロンメートル。

この波長は、色素とテクスチャーの改善の双方に効果があります。

さらに、サイトン社の得意波長であったエルビウムヤグの2940nmの浅いピーリングアブレーションををハイブリッドに同軸照射によって組み合わせることによって、相乗効果を狙ったのです。

すでに多くの方にご体験いただきましたが、顔全体に照射すると、肌が引き締まり、生まれ変わります。

ダウンタイムはマドンナリフトの半分ぐらいでしょうか?

2014年の最新レーザー、世界に先駆けてご体験されたい方は、ご連絡くださいね。


医師が経営学を学ぶと言うこと

昨晩は診療後に、僕がMBAを取得した時の面接官だった喜多さんにお会いしました。

クリニックから歩いて行ける距離にある、紀尾井町のオーバカナルにて。

もう10年以上前の話になりますが、MBAを取得することが無かったら、自分のクリニックを売却したり、国内外で医療以外の事業を始めたりすることは絶対になかったと思います。

僕のようにレーザー機器を扱う医師が、経営学を学んで良かったと思うことは、「コーポレートファイナンス」という、クリニックの現在価値を瞬時に把握するツールを得たこと。

例えば、クリニックの成長のステージで、どの価格のレーザー機器を、どのタイミングで投資したら良いのか? ということを、理論を後ろ盾にすぐ理解できるようになったのです。

喜多さんは、フランスのENPC MBA ParisでMBAを取得されています。

商社などのいくつかの職を経た後、現在は英国のバッキンガムシャー・ニュー大学のMBAプログラムを国内で立ち上げる仕事をしていますが、昨晩は僕をその大学に客員教授として来ないか? という有り難いお話を頂きました。

幾つかハードルはありますが、MBAプログラムを東南アジアに持って行くといった、将来的な展開も含め、微力ながら僕のできる範囲でご協力させて頂くことになりそうです。

Buckinghamshire New Universityは科学と芸術の教育機関として1893年に設立され、現在までに120年以上の歴史を積み重ねてきた英国国立大学です。

今回は、MBA top-upという、PGD(Postgraduate Diploma)取得者が、論文を追加提出し合格することでMBA学位が取得できるという制度を利用し、9ヶ月の授業および論文提出で英国のMBAを発行すると言うもの。

医学の論文博士に似たシステムですね。

キャリアを止める必要も無いですし、日本でMBAの授業が受けられるのは魅力ですが、僕はこのプログラムを海外に輸出することに興味がありますね。


薬学部の研究室へ

京都で一泊し昨日は薬学部の研究室へ。

昨日からまた面白い実験が始まりましたよ。

帰るときには、東京タワーはこの様な感じでした。

東京タワー、観るの好きなんですよね(笑)。


トキコクリニックの見学

火曜日は朝から伊丹に向かいました。

11時の便で大阪へ。

心斎橋、淀屋橋、そして京都の四条・・・と3つのクリニックを経営し、スクールの運営もされている小村十樹子先生によるトキコクリニックの見学と、機器のデモンストレーションを行うために伺ってきました。

僕は医療経営をテーマにしたセミナーやカンファレンスに呼ばれる機会も多いのですが、開業医がある程度医院を軌道に乗せた後必ずどこかで考えなければならないテーマとして「分院を作るべきか否か」ということがあります。

分院には作るメリット、作らないメリット、作るデメリット、作らないデメリットどちらもがあり、僕自身は現在「作らない」ことを選択していますが、十樹子先生のように「作る」ことをご選択された諸先輩方のお話はいつも大変勉強になるのです。

今回は実際に医院の見学もさせて頂けたので、色々と本当に考えさせられました。

夜は十樹子先生とトミーカイラの富田さん御贔屓の、祇園 坂川さんで食事をいただきました。

素晴らしいクリニックと料理に感激しました。ありがとうございました。


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