こちら時間の朝6時半にレジストレーション。僕の2つの演題も確認しました。
新たな情報も沢山ありそうです。今日から3日間。今年も最新レーザーの勉強しますよー!
こちら時間の朝6時半にレジストレーション。僕の2つの演題も確認しました。
新たな情報も沢山ありそうです。今日から3日間。今年も最新レーザーの勉強しますよー!
昨日、アメリカはフロリダで開催されたASLMS 第32回米国レーザー医学会より帰国しました。
こちらホテルにある学会会場の地図です。
学会会場は、この様なドーム状の屋根があり、全天候型。
フロリダ州は、湖沼にワニが棲息していますが、この温室内部ではワニも飼われていました。
こちらはワニとカメの甲羅干しですかね(笑)。
さて、学会の話題に戻します。
学会では今年も多くの演題が発表されていました。
新しい機器として、今回話題になったのは、サイノシュア社の発表したピコ秒755nmのアレキサンドライトレーザー。
以前は50ナノ秒前後がほとんどでしたが、パルス幅を100分の一にした500ピコ秒前後のパルス幅の機器がデビューしたのです。
出力も4ジュールぐらい出ていましたので、単純計算でピークパワーは2桁上がったということ。
破壊度は増したと思います。
比較実験をしていた演題が数多く出ていましたので、興味深く見せて頂きました。
痩身についての機器は、いくつか発表もありましたが、こちらは去年とあまり変わらずといった感じでしたね。
今年は根本的な意味における新しい機器や新しいテクノロジーが開発/発表されませんでした。
レーザー医療機器の場合、まったく新たな機器を作り上げるためには、平均すると50億円以上の研究費がかかるといわれています。
米国のレーザー販売業績は、上位から
●1位 シネロン/キャンデラ (トリニティ、eマトリックス、ジェントルレース)
●2位 ソルタメディカル (サーマクールCRT、フラクセル3DUAL、アイソレイズ、リポソニックス)
●3位 サイノシュア (メドライトC6、アファームMPX、エリートMPX、レーザースタイリング)
なのですが、リーマンショック以降、この規模の研究費を捻出できるレーザー企業は、残念ながらアメリカにはないようです。
学会会場もこの通り、がらんとして人気が全くない時間もありました。
とはいえ、アメリカで見られた光景がどの国でも見られるかといえばそうではなく、アメリカのこの光景が嘘のように先週訪れたインドはものすごい活気でした。
ヨーロッパやオーストラリアなども、美容市場は非常に活気あふれています。
考えてみれば、美容やアンチエイジングの市場の中心は、アメリカから他国に移りつつあるということなのかもしれません。
こちらは僕の発表演題です。
この米国レーザー医学会での発表も10回を超えました。
常連と言えるようになったのでしょうか…。
4月下旬からわずか10日以内にインド、フロリダと二つの学会を回り、合計5つの講演をしてきましたが、なんとか頑張って全スケジュールを終えることができました。
こうしたチャンスを今年も引き続き僕に与えて下さり、ご協力くださった様々な方に感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございました!
昨日、米国レーザー医学会2012のすべてのスケジュールを終えました。
あと3時間で帰国のため、オーランド空港に向けて出発です。
今回の学会では二つの演題発表をしました。
ひとつ目は、ePOSTERの演題
Detection of the different reactive oxygen species induced oxidative stress in skin during 1550nm&1927nm Fractionated laser therapy
レーザー照射後の皮下の酸化を測定した基礎研究の演題です。
そして、口演の二つ目の演題。
Eyelid Skin Tightening for Asian skin : Comparison study of fractional laser devices
マドンナリフト(上まぶた挙上レーザー)の臨床研究の演題でした。
発表時のスクリーンの写真を撮って頂きました。
壇上での発表は、この口演枠のトップバッター。
壇上に上がった時、この学会独特の雰囲気にのまれてしまい、最初はちょっと焦りました(笑)が、後半は調子を取り戻し、落ち着いて口演出来たので、発表したかった事は上手く伝わったと思います。
こちらも壇上で質問を待つシーンです。
オーランドで開かれるこの学会に出席するのは、これで3回目。
発表日程の都合で、前回訪れたNASA宇宙センターや、ディズニーランドにも行きませんでしたが、空き時間にフロリダ会場近くでゴルフを楽しむことができました。
とてもリラックス出来ました。
本年の米国レーザー医学会での講演について、コメントは帰国後に書きますね。
インドから帰国して3日間東京・四谷で外来をした後、ワシントン経由で今年のASLMS 米国レーザー医学会の開催地であるフロリダ州オーランドにやってきました。
現地時間の真夜中に着きましたが、翌朝見た朝日に心が洗われる思いでした。
オーランドの会場は、僕が記憶している限りでも米国レーザー医学会が3回開催されています。ドクターにとっても人気の場所なんでしょうね。僕自身にとっても、学会会場やその近辺も馴染みがある場所になりました。
それだけ長くこのレーザーという技術に関わっていられることに、感慨深かったですよ。
「WELCOME」と大きなGATEに迎えられ、ASLMS 2012がいよいよ幕を開けます。
僕もレジストレーションして名札をもらいます。
今年の学会では二つの発表があります。
ひとつは、eポスターでの発表。
フラクショナルレーザー(フラクセル3)を使用して、照射後の皮下の活性酸素をESRを使用して測定する基礎研究。
もうひとつは、口演発表。
クリニックFでも人気のある、DEKA社の眼瞼挙上レーザーの「マドンナアイリフト」を、全部で5社のフラクショナルレーザー機器を使用して実験し、パワーとパルス幅、カバレッジなどのパラメータを同一にした後に、皮膚の収縮能力を比較した演題です。
「Eyelid skin tightening for Asian skin -Comparison study of fractional laser devices」
日本とフロリダとの時差は13時間。
体力的にもちょっときついですが、頑張って最後の発表まで見届けたいと思います。
今回の米国レーザー医学会開催中のある夜に、あるご縁でホテルのスウィートルームの一室で開催されたカクテルパーティーに参加させていただきました。
部屋からの眺め。
このパーティーはZeltiqという会社の開催でした。
この会社は医師の専門チームを作って、いわゆる痩身、特に部分痩せに効く画期的な機器を開発中なのです。
昨年NYで開催され、僕も参加したコントロバーシー&カンバセーションズ(ハーバード大学のレーザー研究機関のウェルマン研究所出身者によるアメリカレーザー学会)でも、この会社のパーティーに呼んでいただいたのですが、その時に次ぐ研究結果を聞かせていただきました。
結果は素晴らしい。これは本物ですね。
実は秘密保持契約をした後にこの会に参加したので、詳しいことはまだ言えません。が、おそらく来年中には世界をあっと言わせる機器がこの会社から誕生しますよ。