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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:映画

シン・ウルトラマン

隙間時間に「シン・ウルトラマン」を鑑賞。

昭和の価値観満載で、ウルトラマンをリアルタイムで観た人たちと、初めて見た人で全く評価が異なるんだろうなあ。

ちなみに幼少期の僕は、友達がカードを集めて大騒ぎしていたのに仮面ライダーやウルトラマンには全くハマりませんでした。

なんだか作り物感が満載で。

でも、この映画の特撮映像は素晴らしい。

そして今にして思いますが、ウルトラマンの物語って単純な勧善懲悪の話じゃないんですよね。

外星人たちが、それぞれの主義主張でやってくるけれど、彼らの思考の中にもそれぞれきっちりとした真理がある。

価値観というのは多様なものなんだと教えてくれる物語だったかも知れませんね。

TV版の銀河鉄道999とかもそうだったなあ。

わずか2時間弱の短い映画の時間の中で、思い出深い宇宙人を何人も登場させ、ウルトラマンの凄さを魅せてくれ、しかも物語の中での謎や伏線を主人公の会話を通して全て回収した手腕は見事でした。

楽しめました。


映画館

トップガンマーヴェリック。

どうせだったらF−14で観たかったなあ。


トップガンマーヴェリック

トップガンマーヴェリック。

どうしても待ちきれなくて、空いた隙間時間に独り観してきました。

36年前に前作を誰と観たのかも思い出せないですが、戦闘機のドックファイトなんて二度と撮る事はできないだろうと言われていた強烈な話題作でした。

当時24歳のトムクルーズ。

外見ばかりが持て囃されて、俳優でトムが好きとはなかなか言えない雰囲気もありましたが、演技派の素晴らしい俳優さんになりましたよね。

もうすぐ60歳とは思えない、あの体力と若々しさには本当にエネルギーもらえます。

時を超えてケニーロギンスのHighway to the Dangerzoneが聴こえてきた時には、思わず僕も血が騒いでチムドンドンしましたね。笑。

映画館で大音量で観る事をお勧めします。


好きな映画のひとつ『風と共に去りぬ』

大学生になったばかりの時に、友人と好きな映画の話になったんですが、当時僕が3つ挙げたのが、風と共に去りぬ、ローマの休日、サウンドオブミュージックでした。

風と共に去りぬは中学生の時に映画館で上映されていたのを家族で観に行きました。

綿花栽培と奴隷労役により繁栄していた米国南部の富が、南北戦争という風と共に吹き去ってしまったという背景。

壮大な音楽と共に、アメリカの本土戦争である南北戦争、身近にあった愛と死、奴隷解放、レットバトラーの様なニューリッチ層の興隆、スカーレットの様なエネルギッシュな強い火の様な南部の女性。

これらの内容が全て含まれた上で、さらにそれが1939年にフルカラーで撮影公開されたという色々な意味でスケールの違いに圧倒されたんですよね。

マーガレットミッチェルの原作も読みました。

実は先日、それこそ何十年ぶりにこの映画を観直してみたのです。

男としては、どんな逆境に遭っても、決してネガティブな言葉を吐かず、常に最善の解決策を探ってゆく、それこそ今の僕と同世代になったレットバトラーの生き方に共感しつつも、生涯彼が愛したスカーレットと最後まですれ違ってしまう人生の儚さ。

なんだか色々心が動いてしまいましたね。

約4時間。展開の速い最近の映画とは違った意味で楽しめました。

これもコロナ禍のおかげかもですね。お勧めしますよ。


赤のSAAB900 ドライブ・マイ・カー

まだ若き42歳の濱口竜介監督のドライブ・マイ・カー。

 

カンヌ国際映画祭脚本賞、全米映画批評家協会賞で4冠、米国ゴールデングローブ賞と快挙が止まらないですね。

僕も今週観てきましたよ。

村上春樹の原作は40ページぐらいの短いものなのですが、原作小説のセリフや雰囲気をそのままに3時間あまりの映画に膨らませた手腕は見事でした。

妻と娘を亡くして喪失感を抱えた俳優兼演出家(西島秀俊)がチェーホフの劇を作りあげることを通じて再生していく過程を繊細な演出で描いた作品。

小説では分かりにくかったのですが、映画では演劇や戯曲、物語を作り出し、演じるにあたって、生と性が深く関わっている事を、素晴らしい演技で微細にわたって見せつけられ、この普遍性が世界の人にも受け入れられたのだなあと思いましたよ。

そういえば英語の「drive my car」には性的な隠語の意味もありましたね。

小説では主人公の車は黄色の「サーブ900カブリオレ」だったのですが、映画で使われてたのは同じサーブ900の赤いクーペ。しかしながらこの赤い色が映像に映えるのです。

おすすめします。

映画『ドライブ・マイ・カー』公式サイト (bitters.co.jp)
西島秀俊 三浦透子 霧島れいか 岡田将生
原作:村上春樹 「ドライブ・マイ・カー」 (短編小説集『女のいない男たち』所収/文春文庫刊)
監督:濱口竜介 脚本:濱口竜介 大江崇允 音楽:石橋英子


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