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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:北米 テキサス編

2年前の今日は 米国ダラス開催のレーザー医学会

2年前はダラス開催の米国レーザー医学会にて講演発表していました。

https://takahirofujimoto.com/blog/blog/international/texas/post_21425/

学会発表の様子です。

https://takahirofujimoto.com/blog/blog/lasertreatment/post_21407/


2年前の今日は  ダラス開催の米国レーザー医学会に参加していました

ダラス開催の米国レーザー医学会での事。

今年もこの学会僕の20回目の発表がありましたが、残念ながら新型コロナの影響によりWebでの開催になりました。

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https://takahirofujimoto.com/blog/blog/international/texas/post_21383/


ASLMS終了 クライオ(氷結)機器による色素斑の治療

2018年ダラスのヒルトン開催の米国レーザー医学会が終了しました。

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本年の新しい話題と言えば、やはりレーザーや光治療機器以外のエネルギーベースの研究や検証論文が増えたことでしょうか?

特にクライオ(氷結)機器による色素斑の治療や、RF機器による加齢性色素斑などの治療機器の研究発表などがあり、興味深いものでした。

第四世代のサーマクールFLXなどの目を引く新機種も登場し、レーザー以外のエネルギー機器の注目度は上がって来ています。
反対にここ数年来話題の中心にあったピコレーザーも演題が減り、新たな波長の登場はありましたが、1時の過熱感はすっかり無くなった感じです。

僕の工学博士の専門であるレーザーが元気がないのはとても残念ですが、ピコレーザーに関しては当初の予想通り、入れ墨以外の色素斑に関しては、革命ではなく進化レベルの違いこそあれ、一定期間が経過したのちの治療効果に関しては、際立った有意差は無いと判断されたようです。

日本と違って米国ではピコは評判は良く無いですね。
レーザー医療界の第一人者であるハーバード大学ロックスアンダソン教授の言葉を借りると、ピコレーザーは80年代から皮膚科での研究がスタートしているのに、各社の導入が遅らせたのはそれなりの理由があるのだろう。

現在はフェムト秒機器も出来ているので、より短いパルス幅の機器での効果を探る必要があるだろうということでした。

パルス幅が短くなることで、当然安全域が減るので、使用法にはより注意が必要になりますが、ここは今流行りのAI (ロックスはロボットと言っていましたが)による同時診断技術の開発が大切なのでしょうね。


1963年 JFK

ダラスといえば、20世紀に入ってテキサスに油田が発見されてから爆発的な発展をしてきました。

ちなみにニューヨーク市場で上場されている石油価格1バレルはテキサス州の石油の価格です。

しかしながら、1963年にJFKが暗殺されてから、この地の名前が世界に広まってしまいましたよね。

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写真はその狙撃ポイントで、路面にマークがついています。

アポロ計画や人種差別問題、キューバ危機、マリリンモンローとの不倫など、強い米国を象徴する人でしたね。

46歳は若すぎる。

全く普通の土曜日でしたが、追悼に来ていた人も多かったです。

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後ろに見える球形の展望台がある建物は、ダラスのハイアットリージェンシー。2004年に僕が初めて米国でレーザーの学会発表をしたのもこの場所でした。

まさに米国レーザー会との原点回帰の場所で、思い出深いです。
僕は大学受験の時は、数学と国語の理論系が得意科目で、記憶教科の英語は全く苦手でした。

英会話を学ぼうと思って練習してきて20年になりますが、考えてみればレーザーという光治療機器に興味を持ってから、情報を得るために英語を使わざるを得なくなったのがきっかけです。

窮すればすなわち変ず、窮すればすなわち通ずですね。


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