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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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雑誌レコード芸術 休刊

レコード芸術がとうとう6月20日に休刊になったんですね。

紙媒体とLPやCDがなくなりつつある今。よくもここまで残ったものだとは思いますが、クラシックファンとしては寂しい限りです。

最終号買っておこうと思ったら、どこも売れ切れですね。残念!

こんな僕もユニバーサルミュージック社から心と身体に影響を与えるコンピレーションクラシックCDのスッキリシリーズを出盤した際に、一回だけ2ページの特集を組んで頂いたことがあるのです。

あれは嬉しかったなあ。

https://takahirofujimoto.com/blog/media/post_7089/?fbclid=IwAR0Lr4N5iyHp1oJQykXn3oW3yNoBDU4n3_BduzGteY3NXpKHY7TOI2qo1KA


レーザーと人工衛星の通信技術

レーザーと人工衛星を使って莫大なデータをやり取りする技術が考えられているんですね。

太平洋にひかれた海底ケーブルも老朽化するでしょうし、レーザーにますます未来を感じますね。

https://ethz.ch/en/news-and-events/eth-news/news/2023/06/lasers-enable-internet-backbone-via-satellite.html?fbclid=IwAR3_Yj4xJlSms0AZhoFCd1IA-yEQgPbuXFYhPOFEKc69JD_R4wTvhvy5d64


ロッテルダムフィルハーモニー管弦楽団

ラフマニノフ生誕150周年である今年。ゼレンスキーの乱が無ければ、さぞかしロシアの音楽家にとっても素晴らしい年になったと思いますが、藤田真央くんとイスラエル出身の指揮者ラハフシャニ率いるロッテルダムフィルハーモニー管弦楽団を聴きに行ってきました。

今や世界を代表するピアニストとなった24歳の藤田真央くん。日本では最もチケットが手に入れにくいアーティストと言われていて、もちろんチケットも完売。

彼の10本の指には、それぞれ独自の脳がついているんじゃないかと思うぐらい、全ての指で独特の音色と強弱、テンポ感を表現でき、超絶テクニックでどんな難曲もさらっと弾いてしまう人といったら良いのでしょうか?僕にとっては人生で初めて実際に出会うことの出来た、大谷翔平レベルの天才ですね。常に進化を続けていて、毎回最新の演奏が最高の演奏なんじゃないかと思います。今回も感動で、全てを忘れて集中し、心が洗われました。

ラフマニノフピアノ協奏曲第3番は、ピアニストでもあったラフマニノフがアメリカ時代に作曲しましたが、あのホロヴィッツの登場まではその難しさで楽譜通りに弾くことが出来る人がいなかったと聞いています。

ヴァン・クライバーンやデニス・マツーエフなどの演奏も素晴らしかったですが、藤田真央くんはこの難曲をチャイコフスキーコンクールでも見事に弾きました。CDで聴ける以上の演奏を実際のリアルコンサートで聴けるのは、本当に幸せを感じますね。

オランダはロッテルダムフィルハーモニー管弦楽団は1918年に設立されましたが、記憶に新しいのは1995年から2008年までヴァレリー・ゲルギエフが首席指揮者には就任。2008年にヤニック・ネゼ=セガンが、さらに2018年まだ20代のラハフ・シャニが引き継いで現在に至ります。エネルギッシュな演奏は欧州でも評価されていますが、今回の演奏会も技術と表現力の高さに圧倒されました。オーボエ奏者が光っていたなあ。

ピアニスト出身のラハフ・シャニは現在34歳。今回の藤田真央くんのアンコールでのドヴォルザークスラブ舞曲のピアノ連弾も素晴らしかったです。現在東京フィルを率いているイタリアはベローナ出身の35歳の指揮者アンドレア・バッティストーニと並んで、ラハフ・シャニは僕が最も注目している若手指揮者です。どちらも必ず近い将来、ウィーンフィルのニューイヤーコンサート振るだろうなあ。


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