おはようございます。
今日2月25日(土)もクリニックFの診療日です。
2月最後の土曜日で、朝から大変混み合っていますが、今日もがんばってゆきたいと思います。
さて、今日は今週日本でも発売された、オペラ座の怪人のブルーレイディスクの話です。
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アンドリュー・ロイド・ウェバーのミュージカル「オペラ座の怪人」は先日25周年を迎えましたが、ロンドンでは続編が作られているのをご存知ですか?
ちょうどロンドンのアデルフィーシアターで2010年から2011年の10月ごろまで約1年間公演されていました。
実はこのアデルフィーシアターは、1992年に僕が初めてミュージカルを観た思い出の場所。ロンドンを旅行していた際、父の友人のイギリス人家族がチケットを取って招待してくれたんですよね。
ラブ・ネバー・ダイズの公演期間中、僕は4回もロンドンに滞在したにもかかわらず、残念ながら観る機会がないまま終幕を迎えてしまいました。
アンドリュー・ロイド・ウェバーは、オペラ座の怪人の続編について、「演出も舞台も素晴らしく、かなりの力作だ」と話していると聞いていました。
とはいえ、「オペラ座の怪人」が大好きな僕としては、1作目の完成度があまりに高かったので、果たして観るべきかどうか逡巡する気持ちもあったのです。
続編を見てがっかりしてしまうのが、ちょっと怖かったんですよね。
でも、その一方でファンとしては最新作のチェックはしておきたい。
揺れる気持ちを行きつ戻りつしつつ、時は流れ(笑)。
2012年現在、オーストラリアのシドニーで唯一観劇ができるのですが、そのメルボルン版がDVDで発売されました。悩んだ末に僕はアマゾンで予約注文。
一昨日届きましたので、早速観てみました。
舞台は、前作から約10年後という設定。
仮面だけを残して姿を隠してしまった怪人は実は生きていて、大西洋を渡り、ニューヨークのコニーアイランドにある劇場主をしています。
前作でも登場した、マダム•ジリーとメグ•ジリー親子もこの劇団の主要なキャストとして劇団を支えています。
一方、クリスティーヌはラウル子爵と結婚。
男の子に恵まれて、10歳になる息子と三人でパリで暮らしていました。
そんなとき、クリスティーヌは、米国のオスカー•ハマースタイン氏(サウンドオブミュージックの作詞、脚本家のオスカー•ハマースタイン2世の名前を連想しますよね)がNYCに作り上げた、新たな劇場のこけら落としとして、NYの劇場にオペラ歌手として招待されます。
クリスティーヌがニューヨークに来るという噂を聞いた怪人は、密かに迎えの馬車を港に差し向け、クリスティーヌ家族を自分の劇場に招待するのです。
怪人は、この10歳の男の子と接した時に、彼の外見がラウルに似ず、芸術的な感性や音楽の才能がむしろ自分と似ていいることに気づいてしまいます。
この辺りがさまざまな憶測を呼び、予測しえない展開が起こり、結果として新たな結末へと導かれてゆくのです。これ以上はネタバレになってしまいますので、この辺りでやめておきますね。
映画版の結末などの他のオペラ座の怪人のストーリーと矛盾点はありませんし、一つの新しいミュージカルとして楽しめば、ストーリーも音楽も素晴らしいものが多いのですが、結論を言うと、僕は今一つ感情移入ができませんでした…。一年で公演が終わってしまったのもわかるような…。
完成された作品の、本編のストーリーを生かして続編を作るのは、本当に難しいのだと痛感しました。
例外的に正月に観た「ミッションインポッシブル4」はとても楽しめましたし、「007」シリーズも好きですが、それは各ミッションが独立して脚本できるからということと、やはり様々な意味でスケールが違うのかもしれませんね。
僕も何度も見てしまった、ミッション・インポッシブルのトム・クルーズ画像、こちらにリンクを貼っておきます。すごいメイキングです。