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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑨ ホテル リッツで髪を切る

おはようございます。今日の東京は昨日から引き続き、朝からしとしと雨ですね。

今日2月7日(火)もクリニックFの開業日です。

朝から雑誌の取材が一つありますので、外来は12時からとなります。

今日もがんばっていきましょう。

さて、僕のブログ「新国際学会周遊記」は、2011年の年末から2012年の年始にかけて出かけた

1 ドイツのフラクフルト

2 フランスのパリ

3 オーストリアのウィーン

4 イギリスのロンドン

・・・独仏英語圏・欧州4カ国の出張周遊記。今日はその2ヶ国目パリからです。

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フランクフルトよりパリまで、エールフランスで1時間余りの飛行。

ディレイが2時間ありましたが、なんとか日付を変えず、元日中にパリに移動してきました。

1月1日真夜中のパリ。

天候もさほど悪くなかったと聞いていますが、多くの便でディレイがあったので、ラゲッジスペースは満員です。

フランス・・・大丈夫なのかな?

だいぶ時間がかかりましたが、やっとホテルにたどり着きます。

漆黒の闇の中。こんなパリも好きです。

さて明けた翌朝。

ヴァンドーム広場はいつも美しいですね。パリの中で最も好きな場所のひとつ、そして僕にとってはパワースポットのひとつです。

しかも今回は1月にしてこんなに晴天に恵まれるとは。

1月にパリに来ることが多い僕ですが、こうした空の下でパリの街を歩けるのは初めてかもしれません。

ホテルにはもちろんまだクリスマスの飾り付けもあります。

新聞 LE FIGARO。

フランス行きのチケットをとったのは、年始に毎年開催されるIMCASというフランス系アンチエイジング学会があったからです。

ところが、今年はなぜかこの学会が月末に移動とのアナウンスがありました。

年始に欧州の企業との打ち合わせもいくつかありましたので、今年はIMCASをキャンセルし、打ち合わせを主体にパリに滞在することに。

1月2日。

年始初めてのブレックファスト・ミーティング。無事仕事の話も一段落し、最近の近況報告になった途端、なぜか僕のぼさぼさの髪の毛の話になりました。

確かに、しばらく髪を切ることができていません。

12月中旬はニューヨークに、年末はケニアとドバイに行ったものですから、その前後、途中は仕事も忙しく、そんな余裕もなかったのです。

そんな説明(釈明?)をしてみたところ

だったら、パリで髪を切ったら? お正月らしくさっぱりできるし、いいのでは?

というセリフが。

・・・・・・・。

アジア人が海外で髪の毛を切ったら大変なことになると聞いたことがあったのですが、話の流れからそんなことを言えるような雰囲気でなく(苦笑)

・・・断れなくなりました。

不安を抱えつつ、おっかなびっくり髪を切りに行きましたよ。

スパ・アワードをとった、パリはホテルリッツの中のスパ。

リッツはこれから2年半をかけたリッツ史上初めての長い改装作業に入るそうで、その前に行くことが出来たのはよかったかもしれません。

髪を切ってくれた英語をしゃべるフランス人は、元アジア人オーナーのもとで修行していたことがあったのだそうです。

仕上がりもさっぱりしていて、とんだ杞憂に終わりほっとしました。

そして、髪を切った後、スパの見学も兼ねてアロマセラピー・マッサージも体験。

切った直後の状態を写真に撮ろうと思っていたのですが、マッサージの後でまたぼさぼさになってしまいました。

順番を逆にすれば良かったですね(笑)。

 


小沢征爾さんと音楽について話をする

ブログ「新国際学会記」では、2011年末~2012年始めに出掛けたヨーロッパブログに入ってしまいましたが、2012年2月現在、僕は東京にいて四谷のクリニックFで診療しています。

そして、診療の合間、患者さんが途切れた時間に、論文を書いたり、次の学会用の資料を作成したり、本を読んだりしています。

医者というのは、これは開業医でも勤務医でも同じだと思いますが、一度病院に出勤するとなかなか外出が叶わないものです。たとえ仮に1時間ぽっかり時間が空いても、急を要する患者さんが来るかもしれない、患者さんから電話があるかもしれない、と思うからでしょうね。

なので、もっぱら日中はクリニックの限られたスペースのあちらこちらをうろうろしながら(笑)、ちょっとしたリフレッシュや気分転換をして、また次の患者さんの診療に向けて気持ちをリセットする、そんな細かい微調整が必要なんですよね。

そして、読書はそんな時間の使い方にぴったりなのです。

そもそも僕は昔から本の虫で、寸暇を惜しんでは本を読み、良い書籍に出逢うとそれが至福の時間となります。

最近買った本で、今はまっているのは

「村上春樹×小澤征爾 小澤征爾さんと、音楽について話をする」。

村上春樹さんは、ジャズ喫茶をやっていましたし、ジャズに造詣の深い人であることは良く知られていますが、この本を読むと相当なクラシック音楽のファンでもあり、それも良質なリスナーであることがわかります。

「小説家はマエストロを聴き尽くす」

という副題がついていますが、その表現がまさにぴったり。

クラシック音楽演奏家に対する質問者としても、村上さんは素晴らしい知識をお持ちなのです。

ちょうど同じ時期に購入した「ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)」も並行して読んでいるのですが、若き頃の小澤征爾さんが困難を乗り越えながらも世界に飛び立っていった様子が、とても心地よく、痛快です。

こちらもお勧めします。

さて、僕の方は程よくリセットされた頭でここからまたStart over。最後の患者さんの一群に向けて、また準備に入ります。

 

 


■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑧ ケルン大聖堂

ケルン中央駅を降りると、目の前に大聖堂の側面が現れます。

157mと聞いていましたが、正直、それが実際の大きさと完全に結びついていなかったようで、こんなに巨大な塔だとは・・・というのがはじめて訪れた感想でした。

畏敬の念をここに来た誰もが抱かずにいられないような、そんな建造物です。

まずは中を見学です。

素晴らしい聖堂です。

こちらの右手には大きな見事な装飾のステンドグラスがあります。

キリスト教の教義が説明されたこのステンドグラス。

こちらはバイエルン王ルートヴィヒ1世が奉納したので、「バイエルン窓」と呼ばれているそうです。

こちらはシュテファン・ロホナー作の「大聖堂の絵DomBild」です。

さらに、こちらの中央の祭壇には

世界最大の黄金細工の棺に

「東方三博士の聖遺物」がおさめられています。

建物の外に出ましたがあまりに大きく、広角カメラの写真に納まりません。

少し離れてもやっとこの程度。

苦労して台に乗って、やっと全体像をとらえました(笑)。

この近辺はホーエ通りといって、高級ショッピングモールがあるようで、装飾がきれいでしたね。

大聖堂の周りを数回廻ったのち、フランクフルトに向かう列車の時間が近づいてきました。

駅で電車を待つ間、こちらのソーセージ屋さんで軽食を取りました。

ソーセージがぷりぷりして、おいしかったですよ。

ケルン中央駅からフランクフルト空港に向かいます。

こちら1月1日夜のフランクフルト空港。

向かう先はパリのシャルルドゴール空港です。

暫しの間、ドイツ語圏とはお別れです。

 


■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑦ ケルン大聖堂を観にケルンへ日帰り

おはようございます。

今日2月6日はクリニックFの診療日です。

クリニックFには、現在海外在住の日本人で、帰国のたびに定期的に肌のメンテナンスされる方が何人もいるのですが、今日の朝も海外在住の方でした。

白人の国で施術を受けるのは難しいのは予想できると思うのですが、同じアジア人の中でも、肌の質は国によって大きく違います。

日本人の肌は、韓国人や中国人などの大陸系アジア人の肌に比べて繊細で、強いレーザー施術を受けた後のトラブルも良くあります。

レーザーによる肌質改善も、日本人用のパラメーターが必要になりますので、海外で施術をされる機会がある方は慎重にされたほうがいいと思います。

さて、僕の国際学会周遊記は、年始に訪れたドイツの話。アップしてゆきますね。

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昼過ぎに美術館を出たのですが、パリ行きの飛行機は夜20時。

行き先をしばらく考えて、ケルンの大聖堂を観に行くことにしました。

ちょうど1時間ばかりでケルンに移動できるのです。

ケルンの大聖堂は、

ロンドンのウェストミンスター寺院

ミラノのミラノ大聖堂

パリのノートルダム大聖堂などに並ぶ、ゴシック形式の代表的な建築物。

世界最大級の建築物でもあり、僕も是非、一度観に行きたかったのです。

フランクフルトの駅から高速鉄道(ICE)の切符を買います。

自動販売機で列車の細かい指定までできるのには驚きました。

こんな鉄道です。

ライン川沿いの豊かな田園風景を楽しみながら、一時間半ぐらいだったでしょうか。

ケルンの中央駅にやってきました。

目の前を観ると大きな聖堂があります。

思ったよりもはるかに巨大です。

次のブログで。

 


■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月⑥ シュテーデル美術館 フェルメール「地理学者」

実は今回トランジットしたフランクフルト。滞在の主な目的は、シュテーデル美術館訪問でした。

この美術館は、つい先日まで改装中だったとのこと。

フランクフルトに着いたのち、1月1日はいつもより一時間遅れて11時に開場することを確認し、美術館に向かいました。

マイン川を渡って、美術館へ。

橋を渡ると、美術館の建物が見えます。

1月1日でしたが、ご覧のとおり。たいそう混んでいましたよ。

壁の色が印象的な館内。

綺麗なカフェもあります。

歩いているうちに、鮮やかな青の一番奥の壁に、目指す絵を見つけました。

フェルメールの「地理学者」です。

僕はこの絵とは、昨年の3月の震災直前に渋谷のbunkamuraで観て以来の再会です。

やっぱり元の美術館にある方が似合いますね。

文字通り、鼻の先でゆっくりと観ることができました。

改装された美術館は、とてもきれいでした。

金融の街、フランクフルトがよく見えます。

日本におけるフェルメールの人気は、少しマスコミの煽りを受けているような気がしますが、この美術館の冊子でも表紙になるぐらい、こちらでも著名な絵なのですね。

 

 


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