鮮やかに 筆走らせて 春富士よ
頂き物の村上隆のチョコレート。
綺麗すぎて食べられない。
最初に何色から食べるかも迷う。
昨日は「昭和100年史を振り返る」会でした。
昭和10年から20年にフォーカスし、田村忠司社長と加賀学社長のお二人にスピーカーをお願いし、15名、最年少20歳の参加でした。
田村社長の大東亜戦争で日本が勝てたかもしれない。
もしくは良い条件で講和できた5つの選択肢の話。
また加賀社長の一次資料を元にした当時の国家の選択がどの様に行われたの推論。
その後のディスカッションは0時近くまで。本当に勉強になりました。
もっと多くの方に聞いて頂きたかったです。
次回は5月に予定します。
昭和20-30年にフォーカスしますので、主な議題は東京裁判の話になるでしょうか。
本日の頂き物!ありがとうございます。
内面の美しさと外面のキレイさが交差するところ
美は本当に外面だけなのか?――美容整形ブームへの一考察
最近のSNSを見ていると、美容整形がますます一般的になりつつあるのを感じる。まるで「美しさ」が一定の基準で測られ、それに沿わなければならないかのような風潮さえ漂っている。確かに、医学の進歩によって、個々のコンプレックスを解消する手段が増えたことは素晴らしいことだ。しかし、果たして「本当の美しさ」とは、ただ外面を変えることで手に入るものなのだろうか?
1. 美容整形の“均一化”と失われる個性
SNSが広がるにつれ、美容整形による「理想の顔」が量産されているのを目の当たりにする。シャープなフェイスライン、高い鼻、ぱっちりした目。もちろん、それらの特徴が美しいのは間違いないが、それが唯一の美の基準なのだろうか?
Langloisらによるメタ分析(Psychological Bulletin, 126(3), 2000)では、確かに「対称性が取れた顔」が魅力的だと評価されやすい傾向はある。しかし、ZebrowitzとMontepareの研究(Social and Personality Psychology Compass, 2(3), 2008)では、「ユニークな特徴」こそが人の記憶に残り、魅力を形作る要素であるとも述べられている。つまり、整形によって皆が同じような顔を目指すことは、個性という最大の魅力を失うリスクも孕んでいるのだ。
2. 外面のキレイさは、どこまで持続するのか?
整形をすることで一時的な満足感を得ることはできる。しかし、年齢を重ねるにつれ、外面だけで評価されることの虚しさに気づく人も少なくない。Kleinspehn-Ammerlahnら(Psychology and Aging, 23(3), 2008)の研究によると、年齢が上がるほど自己評価は内面な要素に重きを置く傾向があるという。
若いころは外面に頼ることができる。しかし、長期的に見れば、それを維持するために絶え間ないアップデートが必要となり、結局「外面に囚われ続ける人生」になってしまうのではないか。これは、本当に幸せなことなのだろうか?
3. SNS時代のルッキズム――誰のための「美」なのか
現代のSNSでは「いいね」やフォロワー数が、まるで美の価値を測る指標のようになってしまっている。しかし、これは本当に自分のための美なのか、それとも他人に評価されるための美なのか?
Dionら(Journal of Personality and Social Psychology, 24(3), 1972)の研究で示されたように、見た目が良いと「中身も素晴らしい」と思われがちなのは事実だ。しかし、もし美しさが単なるフィルターに過ぎないのなら、その人の本当の価値とは何なのかを改めて考え直すべきではないだろうか。
4. 年齢を重ねるごとに変化する「美」の概念
しかし、人の魅力は単に外面だけでは測れません。いくら外面が整っていても、内面に伴う豊かさが感じられないと、長期的には人を惹きつけ続けることは難しいでしょう。Langloisらによる大規模なメタ分析(Psychological Bulletin, 126(3), 2000)でも、“美しさ”を評価する際には社会・文化的背景や、見た目以外のパーソナリティ要素が大きく影響すると示されています。
さらに面白いのが、ZebrowitzとMontepareの研究(Social and Personality Psychology Compass, 2(3), 2008)です。人は他者の顔立ちから、性格や信頼性など多くの内面情報を推測してしまうという実験データを示しています。つまり、“外面が内面の評価に直結する”という構造は、思った以上に根深いのです。
5. 本当の美しさとは何か?
「外面は時間とともに変化するが、人の内面から滲み出る魅力はむしろ年を重ねるごとに輝きを増す。」
まさにその通りだろう。外面のキレイさに気を使うこと自体は悪いことではない。しかし、それを追い求めすぎることで、本来の自分の価値を見失うのは本末転倒だ。むしろ、「自分の個性を活かす」ことが、長期的に見たときに最も美しく、魅力的であり続ける秘訣なのではないか。
まとめ:シフトチェンジのタイミングとバランス
美容整形は、個人の自由であり、決して否定すべきものではない。ただし、それを「他人からの評価」を基準にして行うのであれば、一度立ち止まって考えるべきだろう。
果たして、その美しさは「自分のためのもの」なのか? それとも「他人に認められるためのもの」なのか?
もし、前者ならば問題はない。しかし、後者ならば、その先には終わりのない“美の競争”が待っている。
美しさとは、外面だけのものではない。むしろ、内面から滲み出る人間的な魅力こそが、本当の意味での美しさなのではないか。そう考えると、「整形しない」という選択肢も、また一つの強さであり、自分らしさを大切にする姿勢なのかもしれない。
年齢を重ねるにつれ「外面的な磨き方」はそのままに、内面から滲み出る品格や知性をいかに育むかというアプローチが重要視されているのを強く感じます。
外面も内面も、大いに楽しみつつ磨いていく。そんなバランス感覚こそが、これからの時代にふさわしい“美の探求”なのだなあと、改めて感じた次第です。
Book - 藤本書 -

藤本 幸弘、 前田 拓摩

藤本 幸弘

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藤本 幸弘 監修

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