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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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スタンレー(赤柱)散策

再び、香港出張記です。

講演が終わった後、夜の会食まで時間があったので、

観光に行きたいところはあるか?

と聞かれました。

香港に行くと、いつも「ピーク(頂上)」という僕の好きな場所に行くのですが、この日はあまり天気が良くないので、ピークは雲の中です。

では、スタンレーに行ったらどうか?と薦められました。

香港島の東南部には高級住宅街がありますが、その地を超えてゆくと、島最南端に「赤柱半島」があります。

この赤柱は昔監獄に使われていたらしく、暗いイメージがあったようなのですが、

碧い海と緑の山に面したとても美しい場所で、現在は西洋人村として知名度を上げ、スタンレーマーケットとして、西洋人好みのお店がたくさんある地域になりました。

商店街はアーケードのようになっていて、人がごった返していましたよ。

いろいろと散策してみました。印鑑や置物など、いかにも中国っぽい商品のお店が並んでいた半面、中には香港でまだ未発売のはずのiPadを置いている店もあったりで、面白かったですよ。


第98回日本美容外科学会の招待講演

ブログでは香港旅行記が続いていますが、

実は昨日、東京ドームホテルで開催された第98回日本美容外科学会で、招待講演をさせていただきました。

東京ドームホテルは、外国から来た方にはとても好評ですね。

日本に行くのだけど、宿泊先はどこにしたらいいだろうか?

・・・と聞かれた時には、このホテルをお勧めすることもしばしば。

日本美容外科学学会は、今年で98回目。

学会としては、日本外科学会に次ぐ歴史を誇る学会なのだそうです。

今回は会長の呉先生より、レーザー治療機器を使用したクリニック経営について講演をしてほしいとの御依頼を頂きましたので

「レーザー/光治療器を使用しての勝てるクリニック経営

ー医療機関の株式会社化とアンチエイジング医療を含む病院経営の強化策についてー」

・・・という演題で講演させていただきました。

僕の特別講演枠で座長をして下さったのが、写真の駒沢大学大学院 経営学研究科の山田勝教授です。

山田教授は、いくつもの病院/クリニックで経営顧問をされており、新規開業や病院事業の拡張、経営の立て直し、関連会社の設立・・・など、様々なフェーズに渡って多角的に医師及び病院をサポートする方として知られています。

実践・理論共に医療経営のプロフェッショナルとして、この業界ではとても有名な先生なのです。

そんな山田先生が座長を務められた講演で、僕がお話させていただいた論点は四つあります。

まず一つ目。疾病構造の変化による、アンチエイジング医療の市場価値の重要さについて。

二つ目。サービスサイエンスの概念の大切さを提示。

三つ目。レーザー機器を具体的に提示し、経営的効果を得るためには、どの機種をクリニック診療に取り入れるべきか。

そして最後に、民法上の法人である医療法人を、税務上の法人である株式会社に変更することでどのようなメリットがあるかをまとめ、さらに、諸外国の例を出して、どのような形態の医療法人が存在しうるかを提示しました。

僕にとっては、日本語での講演はひさしぶり。

最近僕は英語で講演する機会の方が多く、日本語で講演するときの“お決まりのフレーズ”みたいなものがすぐに出なかったりして、ちょっと困る場面もありました(苦笑)。

講演後に何人か、講演の感想を聞かせてくれた先生方がいらっしゃったのですが、面白いことに

「講演のこの部分が興味深かったです」

とおっしゃってくださったポイントが、それぞれ違うのです。

経営には正解がないということなのだと思いますが、数多くの議題を提案できたということであれば、つたない部分は多々あっただろうと思いますが、僕の講演も意義があったのかな・・・と嬉しい気持ちになりましたよ。

講演後の懇親会でも、さまざまな先生にお声をかけていただきました。

講演をご依頼いただいた、美容外科学会会長の呉先生、座長を引き受けてくださった山田教授、その他関係者の方々には厚く御礼申し上げます。

 


香港での招待講演

明けて翌日。

香港での招待講演は、香港島に場所を移し、この六国ホテルで行われました。

フロントです。地下駐車場から入ったため、ホテルの前で写真を撮ることができず写真だとわかりづらいかもしれませんが、良いホテルでしたよ。

会場に入ると、すでにビデオカメラもセットされています。

ドクターも集まりつつあります。

招待講演の詳細については以前のブログでもお話しましたが、そこに補足しますと、僕たち研究者グループで行った一連の研究の結果、レーザー治療でも、紫外線照射と同じように、ある種の活性酸素が生じることが分かりました。

しかしながら、ここできちんとクリアにしておきたいと思いますが、それら“ラジカル”は、必ずしも肌の中に悪い影響「のみ」を与えているわけではありません。

レーザー治療の前後にフラーレンのような抗酸化物質を併用して、ラジカルの有害な反応のみを抑制し、治療効果を上げる研究の発表は、意義のあることだったと思います。

講演はおかげさまでつつがなく終わりました。

一つ失敗したのは、講演中の写真を撮って欲しいと僕のカメラを渡したスタッフが、講演が始まるとともに、なんと目の前の一番前の席に座ったこと。

それじゃあ会場の写真が撮れないよ…。と思いましたが、まあ後ろに行けとも言えませんよね(笑)。

メディアからの質問や疑問などにお答えし、無事講演は終わりました。

講演のお礼を頂きました。スワロフスキーのガラスの置物でした。

約1時間の英語での講演は、それなりに緊張もありましたので、無事終わったときには安心しましたよ。

タイから来たフラーレンのディストリビューターのスタッフたちと写真を撮りました。


西貢にて海鮮料理を食す

香港出張初日。夜は、地元でも評判だという海鮮料理のお店にご招待いただきました。

連れて行っていただいた場所は、西貢。香港の中心街から約一時間北東に向かった、海沿いにある街です。

何百年も前から付近の客家の人々が交易に使っていた場所なのだそうですが、僕は初めて行きました。

魚や蟹、海老が沢山の水槽に並ぶ景色は、僕のような魚好きにとってはたまりません。

これとこれを食べたい

・・・と、実際の鮮度も見ながら料理を決められるのです。

何を食べるか聞かれたときに、

「僕は食べられない料理がないので、お任せします。」

と話しました。

でも、そういえば、前回香港に来た時は、蛇が出てきたのを思い出して、ちょっとドキドキしていたのですが(笑)。

でも、出てきた料理をみて、よく食べたことのあるものだったので安心しました(笑)。

この海老はおいしかったなあ。

蟹や牡蠣、そして蝦蛄(シャコ)に鮑(アワビ)。

どの食材も、本当に美味でした。


空から香港をみる

香港までは、成田空港からANAを使いました。

空港にはワールドカップのユニフォームが。

今回W杯の舞台となっている南アフリカ共和国には、僕も行った事があります。2008年でした。

報道通りヨハネスブルグは本当に危険な町だと思いましたが、国としては、素晴らしい景色と野生の動物が沢山いる、本当にいいところでしたよ。(詳しくは南アフリカのブログを御参照ください)

南アフリカに行ったときも、香港経由だったんですよね。

6月は夏至の時期。この時期にほぼ北回帰線上の香港に行くと、真上から太陽が照らすことになります。

この湿気の凄い時期に飛行機に乗ると、いいことがひとつあるのを御存知ですか?

窓の間に入った湿気が、飛行機が高度を上げるとともに、水蒸気が雪のように綺麗に凍ってゆくのです。

白い結晶が空の青に映えて、綺麗ですよね。

風向きによっても変わるのですが、この日、飛行機はちょうど香港の中心街の上空を飛んでから着陸態勢に入りました。

空から眺める香港の景色は好きなので嬉しかったです。

写真でわかりますか? 香港ディズニーランドです。

スペースマウンテンらしき建物が中央にみえますよね。

空港には、今回の招待先のタイのPIP international Co.,Ltd社と香港のChinashow Limited社の二社のスタッフが出迎えていてくれました。

香港は約一年ぶりです。

到着後にスタッフと明日の講演について打ち合わせをし、その後九龍サイドを歩いてみました。


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