同行担当者がいるときは良いのですが、一人で海外の出張の時に意外と困るのは食事。
ヨーロッパの街だと、一人で食事をする習慣があまりないのです。
サンドイッチなどを購入して済ませてしまうこともしばしばあります。
今回ミラノでは、ドゥオーモの近くのカフェで食事をとることにしました。
スフォルツァ城の方向に歩いていると、お客さんがたくさん入っている、美味しそうな店を発見。
テラス席が気持ちよさそうです。
ピザが絶品でした。
このレストラン、次の出張のときもまた来ようと思いましたよ(笑)。
同行担当者がいるときは良いのですが、一人で海外の出張の時に意外と困るのは食事。
ヨーロッパの街だと、一人で食事をする習慣があまりないのです。
サンドイッチなどを購入して済ませてしまうこともしばしばあります。
今回ミラノでは、ドゥオーモの近くのカフェで食事をとることにしました。
スフォルツァ城の方向に歩いていると、お客さんがたくさん入っている、美味しそうな店を発見。
テラス席が気持ちよさそうです。
ピザが絶品でした。
このレストラン、次の出張のときもまた来ようと思いましたよ(笑)。
スカラ座の横にはスカラ座博物館というものがあります。
このイタリアのオペラの殿堂では、プッチーニの代表作である蝶々夫人やトゥーランドットなどが初演されているのですが、スカラ座博物館には、その当時のポスターが保存してあります。
写真手前に、「ARTURO TOSCANINI」と指揮者トスカニーニの名前が見えますか?
こちら1925年公演の「椿姫」です。
スカラ座の椿姫といえば、「マリアカラスの呪い」というのが有名ですよね。
ご存知ですか?
20世紀最高のソプラノとして名高いマリア・カラスのヴィオレッタ役は、スカラ座史上、最高の公演成功作なのだそうです。
こちらの真ん中にあるものが、マリアカラスの椿姫をモチーフにしたお土産のノートです。
あまりに素晴らしくて、スカラ座では1955年以来、9年間「椿姫」が再演されませんでした。
9年後、カラヤンとミレッラ・フレーニ(ヴィオレッタ役)のカップリングで再演した際に、スカラ座の天井桟敷よりヤジが飛び、大失敗と烙印されてしまいます。
その後、なんと1992年になってリッカルド・ムーティが椿姫を再演するまで約40年間もスカラ座では椿姫が演奏されなかったのです。
ちなみにスカラ座で、何枚かCDを買ったのですが、お土産の袋にマリアカラスの絵ハガキが入っていました。
そして、ちなみにこちらが現在の公演ポスター。
今日はこのヴェルディのアッティラのチケットをとっています。
楽しみにやってきした。
このスカラ座博物館、スカラ座の内部を観ることもできます。
こちらが入り口。ホールに誰もいない状態を初めて見ました。
窓からスカラ広場を望めます。
客室をちらっと見ることができたのですが、どうやら今晩開催されるアッティラのリハーサル中のようですね。
上階には過去のキャストが使用した衣装なども残されていて、ファンとしても楽しかったです。
ミラノでは、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」が観られる以外に、マンンティーニャの「死せるキリスト」のあるブレラ美術館や、カラヴァッジョの「果物籠」の絵があるアンブロジアーナ美術館など、有名な美術館がたくさんあります。
以前ミラノに滞在したとき、これらの美術館を梯子したのですが、一つだけ訪れることができずにいたボルディ・ペッツォーリ美術館に、今回行くことができました。
この美術館は、個人の邸宅を、彼の蒐集品とともに公開した、非常にセンスの良い美術館と言われていて、数あるイタリアの美術館の中でも人気投票で上位に上がる場所です。
ポッライウォーロの「若い貴婦人の肖像」
この絵がこの美術館のパンフレットの表紙にも使われる、代表する展示物です。
絵も良かったですが、個人的には器械に惹かれてしまいました。
僕がクリニックで患者さんに話す内容はたくさんありますが、その中の一つに
「肌をメンテナンスするために、2~3ヶ月おきに定期的にレーザー/光治療器を照射することは、非常に効果がある。」
ということがあります。
レーザー治療機器も、パフォーマンスを最大限に発揮するために、常にメンテナンスが必要ですよね。
そんなことをミラノでふとまた考える出来事がありました。
今回訪れたミラノを代表する観光名所のひとつに
ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世のガレリア
があります。
このガレリアには見事な床面の装飾があるのです。
日中は世界中から来る観光客と行きかう地元の人とで埋め尽くされます。
イスラム圏から来た女性も
綺麗なモザイクにはしゃぐ女の子も。
ガレリアの真ん中にあるマクドナルドに入る人たちもいるわけですが、この状態ではそれなりに維持も大変なんだろうな・・・と、来るたびにいつも思っていたのです。
今回朝早くガレリアに行ってみたところ、熱心にモザイクの修復作業をしている人たちを見ましたよ。
若かったので、美術の学生さんなのではないかと思いましたが、プロのアーティストかもしれませんね。
美しいものは、常にメンテナンスされてからこそ、その美が維持されてゆく。
ちょっと感動しました。
たどりついたドゥオーモでは
朝早くから何やら工事をするようで、重機が置いてあります。
中にも久しぶりに入りました。
ステンドグラスが綺麗ですよね。
実は今回初めて気づいたのですが、このドゥオーモの地下にはローマ時代の遺跡があるのです。
今までは屋根に登ったりしていたので、まったく気づきませんでしたが、礼拝堂を背にしてファサードの右前方の地下。ちょうど地下鉄があるあたりにこの遺跡はあります。
入館料を払って階段を下ってゆくと
こうしたローマ時代の遺跡がミラノにも見つかっているだけで20以上も存在のだそうです。イタリアで地下鉄の工事が進まないのもわかりますよね。