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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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鬱と脂肪、血糖値の関係

「100年に一度の不況」による影響なのか、鬱を煩う人が増えているそうですね。

うつ病には、様々な分類があり、要因も多岐に渡る事から、精神科医でない僕がここであれこれ語るつもりはありませんが、実は

「やる気がでない」

「よく眠れない」

「食欲がない」

「外に出るのが億劫」

「人に会いたくない」

「だるい」

・・・といった、「ウツっぽい」状態の人の中に、計測すると皮下脂肪・内臓脂肪・血糖値いずれも数値が高い人が少なくないことを御存知ですか? 精神神経科や心療内科で皮下脂肪や内臓脂肪の数値を図ることはほとんどありませんから、自覚がない方も多いようです。

でも「だるく」て「やる気が出ない」「外に出たくない」人に、「運動をしなさい」というのは酷な場合があります。ウツを煩う人は知的レベルの高い人も多いのですが、こうした方たちは日々きちんとした社会生活を営んできた人たちですから、ウツ状態になったときにも真面目に日々の生活をこなそうとします。そうすると、それだけでもう精一杯で、この上さらに「頑張る」ことはもう出来ないのです。

コップの水があと一滴で溢れ出してしまうようなかんじですね。

ただ、その状態で脂肪率や血糖値が高く、身体が常に脂肪で冷えていたり糖化している状態では、悪循環が起こりますので、クリニックFではこうした方々にもACボディを受けて頂いています。這うような気持ちででも一度クリニックに来て頂いて、30分「受身の運動」をしていただく。それだけで眠りの質も変わってきますし、また施術を繰り返し、身体の脂肪が減少するにつれ、心の状態もすこしずつ改善されていくのです。

身体がいつの間にか忘れていた「生命力」が、徐々に蘇ってくるようなかんじでしょうか。

向精神薬を使わないので、薬を飲むことに抵抗のある人にも好評です。

心身共に疲れている企業戦士には、特に有効なのです。


内臓脂肪と皮下脂肪

男性と女性の最も大きな医学的な性差は、もちろん外見ですが、実は体内脂肪のつき方も、性差の大きな違いです。

もともと女性は皮下脂肪がつきやすいといえますが、これは女性が妊娠時に体外からの衝撃や、飢えなどから体を守るため、そして体温の維持を図るためといわれています。

そういう意味で皮下脂肪はからだ・・・特に女性のからだにとって「常に必要な」脂肪であり、内臓脂肪よりも燃焼しづらくなっています。

“燃焼”されきってしまっては、からだが困ってしまうわけですから。

女性ホルモンは、皮下脂肪を蓄えるように働きかけるわけです。

反対に男性は内臓脂肪がつきやすくつくられています。

・・・というのが今までの常識だったのですが、最近変わってきたのが「皮下脂肪+内臓脂肪」どちらも過剰についている女性が増えてきていることです。

加齢による代謝の低下に加え、慢性的な運動不足に、過食傾向・・・炭水化物三昧・グルメ三昧(高級グルメに限りません。B級グルメで太ってしまっている方も実は多いのです)・・・などにより、からだが松坂牛のような「霜降り」+内臓は常に「フォアグラ状態」になってしまっているわけです。

内臓脂肪が多いと皮下脂肪は、さらに燃焼されにくくなります。

この状態に出産後のお腹のたるみが加わると、運動と食事制限だけではなかなか体型を戻すことが叶いません。一時的に叶っても、その後リバウンドを繰り返している方が多いようです。

そういった方にも、ACボディの施術を受けて頂いています。以前にも書きましたが、スパやエステティックサロンと違って、クリニックFでこの施術を受けていただくメリットは、医学的なエビデンスがあることはもちろん、さらに時間をかけずに施術を受けられることです。

1回の施術に60分~3時間ほどもかかるスパやサロンは、リラックス目的ならいいですが、仕事や育児で忙しい方が脂肪減少目的に定期的に通うには、ちょっと難しい。

その点、クリニックの施術は30分で終わりますし、効果が着実に出ます。施術を受けながらレーザーでシミや毛穴の治療も可能。お疲れのときは点滴も同時進行でもちろん可能。

そういった「効果+時間効率」という点で、喜んで頂いてるんですよ。


ワーグナーのニーベルングの指輪

久しぶりの音楽ブログです。

 

以前にも書きましたが、7月にロシアに初めて行くことになりました。

ロシアの作曲家と言えば、チャイコフスキーラフマニノフイッポリートフ=イワーノフリャードフアレンスキーグラズノフスクリャービンストラヴィンスキープロコフィエフショスタコーヴィチミリイ・バラキレフツェーザリ・キュイモデスト・ムソルグスキーアレクサンドル・ボロディンニコライ・リムスキー=コルサコフ

ちょっと思い出すだけで、このぐらい。演奏家や指揮者も含めると、本当に沢山。

これほどまでに素晴らしい音楽が完成するのは、ロシアの気候と国民性なのでしょうか。

そんな素晴らしい音楽と作曲家、バレエなどを産み出したロシアに一度行ってみたいと思っていましたが、思いがけず今回その夢が叶うことになりました。

フラーレン学会が、音楽の聖地サンクトペテルブルグで開催されるというのです。

サンクトペテルブルグ(元レニングラード・ペトログラード)には、音楽の歴史を語る上で外せない名所がいくつもあり、著名な音楽家のエピソードが街に溢れているのだそうです。

この街を訪れるということは、クラシックファンにとってはいわば「メッカへの巡礼」とも言えるのではないでしょうか。

そして、その名所のひとつにロシア屈指のオペラ劇場である、元キーロフ歌劇場・現マリインスキー劇場があります。元々は、あのエカテリーナ二世の勅令により、オペラとバレエ専用の劇場として開設された帝室劇場です。

また詳しくは、現地に実際行ってからこのブログでもご紹介したいと思いますが、僕は今回の出張が決まったときに、

「何の演目でもいいからこの劇場でオペラを観たい!」

・・・ とまずそのことが頭に浮かびました。

今回はもちろん「出張」でそのための準備もちゃんとしているのですが(笑)、出張を御一緒させて頂く研究者仲間も、無類のオペラ好き・クラシック好きとあって、滞在中の夜に当地で開催されるオペラやバレエ、コンサートに行くのを楽しみにしていました。

僕もあれこれ調べていたら、ワーグナーの超大作オペラである、ニーベルングの四部作(正確には三部作+序夜ですが)公演がこの時期にちょうどマリインスキー劇場であるではないですか。

しかも僕が滞在する日には、ニーベルングの指輪の最終章である「神々の黄昏」が観られるのです。

同行される方もすぐ見つけられたようで、早速手配してくださりました。

バイクの教習場通いがひと段落ついたので、僕も昨日から「ニーベルングの指輪」の復習を始めましたよ(笑)。

ニーベルングの指輪は、言わずと知れたワーグナーの超大作オペラです。

ラインの黄金

ワルキューレ

ジークフリート

神々の黄昏

の四部作。数多くの示導動機(ライトモティーフ・聞き手をある意味対象に導いてくれる旋律)と、3世代にわたる登場人物の複雑に絡み合ったストーリー。

観るたびに発見がありますが、本当に奥が深いのです。

総演奏時間は15時間を超え、通常、演奏日数も4夜かけて行われます。

全曲の初演は、1876年。ドイツ南部 バイエルン州の片田舎にある「バルロイト祝祭劇場」で行われたのだそうです。

この演奏を、ダニエル・バレンボイム指揮で、しかもこの四部作の初演が行われたバイロイト祝祭劇場で録画した、DVDに解説書。さらに全ての歌誌の日本語対訳の載っている本が販売されているのを今回初めて知りました。

小学館の

「魅惑のオペラ特別版1−4巻」

です。

ワーグナーが生涯をかけて作り上げた、壮大な音の宇宙と神話世界観

これがわずか2万円の出費で永遠に楽しめるのですから、良い時代になりましたよね。

僕もロシアの本公演までに何回聴けるかわかりませんが、がんばって毎晩オペラを聴きながら勉強します。

 

 


今日の僕20090625

今日も四谷のクリニックFに出勤して朝から患者さんを診ています。

でも、実は出勤前に東陽町の免許センターにいました。

大型二輪免許の併記に行ってきたのです。

そして、とうとう大型二輪の免許が取れました。

今週月曜日の朝 教習みきわめ

火曜日午前中 卒業検定

という日程だったのですが、卒業検定は久しぶりに本当に緊張しました。

今まで一度も失敗したことのない一本橋を、規定時間の10秒持たずに、渡りきってしまったのです。

半クラッチが緊張してうまく調整できなかったのですが、他で減点があまりなかったようで、無事合格。一発限定解除だったら落されていたかもしれません(苦笑)。

ともあれ、頂いた免許には感無量。長年の夢が叶いましたよ。

ところで、今回気付いたのですが、僕の免許の写真。ここ数回、書き換えるたびに若返っているのです。


ちなみに3年前に撮った写真がこれ。三年後の今の方が、頬骨が高くなって、顎のたるみがなくなり、目の周りが引き上がりつつあります。冷静に判断しても、昔に比べて顔全体が引き締まっていますね(笑)。

免許という全く同じ条件で(もしかしたら最悪の条件で?)撮った写真が、このように若返っているのは興味深い事です。

これは2002年以降に、たるみなどの「形態的変化」に対するRFを始めとした治療機器が発明されてきたおかげだと思います。最近は僕自身もクリニックで空き時間を見つけては、レーザー照射をしているのですが、本当に効果があるのですね。

現在アンチエイジング対策で、僕が最も気に入っているのは、シネロン社のトリニティという機器プログラム。

来月の7月にバンコクで開催される IMCAS ASIA という医学会では、実はトリニティの講演を頼まれているのですが、

表皮の「色彩的老化」

真皮の「形態的老化」

角質上層の「感触的老化」

に対するそれぞれの層に対して、3種類のレーザー/光治療の施術を行うことのできる機器なのです。

施術が終わった直後に、肌のハリや、リフトアップが望めて、毛穴が浅くなり、色が白くなる。終了後にそのままテレビ局に直行する患者さんもいるぐらい、すぐに通常の生活に戻れるのです。つまりダウンタイムがないのです。

いままでギャラクシー(フォトリファーム)といわれていた施術の上位に当たるものですが、「私の肌は光で洗う」とPRされたフォトフェイシャルの最終進化形ともいえる機器。

僕自身も効果には非常に満足しているのですが、何よりクリニックFで、今までいくつものレーザー光機器を試してきてくれた、特に目の肥えた患者さんたちが、こぞって効果を絶賛しているのです。リピート率がとにかく高い。

僕もいろいろな治療器を使ってきましたが、現状のダウンタイムが全くない機器の中では、アジアンスキンに最も適した治療法なのではないでしょうか。

さしずめ、予定している講演での、英語での説明はこんな感じです。ご興味がある方はお読みください。

With the triniti skin program, Color Correction, Skin Tightening and Focused Dermal Remodeling can all be achieved in a single session. triniti is a Complete Facial Treatment Program, using the following applications

Skin Rejuvenation / FotoFacialRF (Aurora)

* The first and only radio frequency based FotoFacialRF
* Treat superficial benign vascular and pigmented lesions, including telangiectasias, symptoms of rosacea and angioma
* Resolves stubborn and resistant superficial benign pigmented and vascular lesions on lighter skin colors

Skin Tightening / ReFirme

* The only non-invasive treatment with FDA-approval for Skin Tightening via Wrinkle Treatment
* Superior performance and patient comfort
* Virtually painless skin tightening — without surgery
* Firm and tighten lax skin

Fractional Non-Ablative Skin Treatment / Matrix IR

* Delivers treatment to the deep dermal levels to allow for new collagen generation, while protecting the epidermis
* Selective heating within matrix thermal bands allows surrounding tissue to remain undamaged, promoting quicker healing time and minimizes the downtime
* Results in smooth, toned and renewed skin


誰もいない香港空港の写真

いよいよ帰国のため、香港空港に着いたのは、まさに真夜中です。

香港から羽田のANA便は香港空港でも最も遅い便の一つなのだそうです。

それにしてもびっくりしたのは、香港空港。24時間稼働かと思ったら、夜の11時を過ぎると店のシャッターが閉まり、ほとんど誰もいなくなるのです。

誰もいない香港空港です。

この写真を見たら、香港空港のいつもの混雑を知っている人は、驚きませんか?

いやあ、いい体験をさせていただきました。

真夜中に香港を出ると、羽田に早朝につくことになります。

富士山がきれいに見えましたよ。

早朝、出発を待つ羽田に並ぶJALの機体です。このあとクリニックFに出勤し、いつもの患者さんを相手に外来を開きました。

そんなわけで、結構長くなってしまったのですが、2009年、5月5日から9日早朝までの上海・深圳レーザー講演の報告ブログを終わりますね。


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