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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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お盆 海の向こうの富士山 逗子 藤沢 厚木基地 鎌倉

おはようございます。

今日は8月17日(金)。クリニックFの診療日です。

お盆の期間。昨日まで3日間休診日を頂きました。ありがとうございます。

おかげさまでこの間、引き続き論文の執筆とそれに関連したいくつかの予定を入れることができました。

また、逗子と藤沢に御墓参りにも行ってきました。

お気に入りの絶景スポット。

夏にこのように綺麗に富士山が見えたのは久しぶりです。これは葉山からの風景。

江の島を右手に、遠く富士山。手前にヨット。

そして空を飛ぶカモメ。

海で泳ぎ、地引網に参加し、海釣りをして、河で魚やザリガニを採り、江の島の洞窟を探検して・・・と、思い返せば少年時代、夏は毎日のように海に出かけていました。

今の少年は夏の間も塾通いに忙しいと聞きますから、こうした環境で僕を育ててくれた両親とそんな時代に生まれたことに感謝しなければなりませんね。

もうひとつ。

湘南海岸で思い出すのは、飛行機の爆音です。

ちょうど厚木基地からの米軍訓練機が、爆音で飛ぶ空域なのです。

こちらにたまに帰ってくると、久しぶりに聞くその音の轟きに驚くと共に、懐かしく思う自分もいます。

以前、厚木基地に見学にもいきました。

米軍基地については色々と考えさせられることもありますが、そんなことも含めて貴重な体験でした。

さて、ちょうど今僕が大変お世話になっている工学部の教授は、辻堂にお住まいです。

今回は辻堂駅近くでお時間を頂き、論文についてアドヴァイスを頂いたり、ディスカッションにお付き合いいただいたりしました。

得られたデータを元に、反応を三段階に分けて工学的に数式に当てはめ解析された結果をいただいたのですが、綺麗にまとまったその数式に大変感動しました。

工学部の教授になる方というのは、今更ながらですが、すごいですね(笑)。

医学部も立派な方々が沢山おいでになりますが、工学部は医学部とはまたちょっと頭脳明晰さの方向性が違うのです。お会いする度に尊敬してしまいます。

貴重なお時間を頂き、感謝です。

帰り道、夕刻。母校の鎌倉高校前から富士山を撮った写真。

車の中から撮ったので、ちょっとぶれてしまいました。

高校時代は3年間この景色を観ていました。

僕の思い出の風景です。

 


論文を書く手法 治療を組み合わせる 医師の教育

おはようございます。

今日は8月13日(月)。クリニックFの診療日です。

空を飛ぶ飛行機を見ると、ついシャッターを押してしまいます(笑)。

お盆の季節ですね。週末から帰省ラッシュも始まっているようです。僕も近々お墓参りに行って来ようと思っています。

 

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引き続き毎日診療のことと同じくらい、論文のことを考えています。苦しんでいるのです(笑)。

考えてみればここ数年は本当に論文を書くことが多くなりました。

医学、経営学、工学と分野の違う論文を書く機会を与えて頂けるようにもなりました。その分頭を抱えることもしばしばですが。

論文を書くには、得られた知識の中から、新しい理論を頭の中で構築することが必要となります。

新しい理論を作り上げる方法には、大きく分けて二通りあるように思います。

○一つ目は、「クリエイト」

0から1を作り出す手法。初めから研究を始めて、理論を組み上げるのです。

これは新規性の高い研究ができるのですが、研究の結果を出すのにどうしても時間がかかります。

○もう一つは、「フュージョン」

既存の、いくつかの全く違った分野の研究結果を、組み合わせて新たな理論を組み上げる手法です。

僕はどちらかというと、二番目のフュージョンの方が得意で、今回の米国レーザー医学会誌に出した論文は、活性酸素という化学の分野と、レーザーという工学の分野を、治療という医学の分野に融合させたような論文です。

論文を書く過程では、普段の診療では考えないことを考えることもよくあります。

学究の世界では、誰にオリジナリティがあり、特許権があるのかという、「知財」に最も価値が置かれていることもわかってきました。

クリニックFに当てはめて考えると、レーザーによる肌質改善治療に特化して、クリニックを運営してきましたが、その中で意識して行っていることは、患者さんとのお付き合いを長期スパンで捉え、その時間軸の中ですべての患者さんの皮膚が確実に前進していけるよう、いくつかの治療方法を組み合わせて提案をしていくことでした。

患者さんの予算、時間、ニーズに合わせて

■Light / Laser therapy 光治療器とレーザーを組み合わせた治療

■RF /Laser therapy RF機器とレーザーを組み合わせた治療

■Ultrasound/ Laser therapy 超音波機器とレーザーを組み合わせた治療

■Injection / Laser therapy  注入療法とレーザーを組み合わせた治療

 

など個別な提案で対応させていただくのです。

これが今となっては、クリニックFのユニークさやオリジナリティに繋がり、そこを評価してくださる患者さんも、手前味噌ながら増えたように思います。

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0から1をクリエイトし、そこでオリジナリティを構築する、というのはどの世界でも難しいことです。僕自身も含め日本人にとっては、その性質的に得意でない部分もあるかもしれません。

一方、この「フュージョン」から始めた事がいつしか他者から見た時の「オリジナリティ」として完成する、というのは、考えてみれば和洋折衷の文化がある、日本人が最も得意とする手技のひとつでもあるように思います。

自己主張しすぎることを良しとせず、和を重んじ中庸をとるという日本人の美意識的にも、あまり無理せずアプローチできる手法のひとつでしょう。

様々な職業や分野がこれからの時代で分岐点を迎える中、医師は特に今後益々この「組み合わせる」ことがあらゆる場面で求められていくことになるでしょう。医療を取り巻く現状や法の中では課題や限界もまだまだありますが、それでもその必然性に気づき、自分の得意分野でそこをクリアできる人材が生き残っていくことになるのではないでしょうか。

今僕が学んでいることが、医師の教育や何かの分野で役にたつ日が来るといいな、と最近よく考えます。


今年もコントロバーシーズを欠席しました

おはようございます。

今日8月11日(土)もクリニックFの診療日です。

今年のクリニックFのお盆休みは、14-16日ですので、来週月曜日13日は開院します。

7年前からこの時期、北米各地で開催される「コントロバーシーズ&カンバセーションズ」というハーバード大学系列のレーザー医学会に参加していて、通年通りならば今年も参加予定だったのですが、昨年のノースカロライナに続いて、今年のカナダ・バンフも欠席を決めました。

この学会の良さは、レーザー機器関係者の利害を抜きに、レーザー医師たちが持論をディスカッションする場があるところだったのです。

ところが、

●ここ数年、レーザー機器会社も多くのスタッフを送り込むようになり、本音で語ることが出来なくなったこと。

●リーマンショック以降、新たな機器開発のコストを負担できる企業が減り、この学会に出席しても製品開発の情報なども入りにくくなったこと。

●新規の発表が少なくなったため、医師も前年と同じスライドを出す場合があり、面白味が減ったのこと。

といった傾向が目立ち、それらが今年も見られたため、参加を辞めることにしました。

来年はすこし変化があってまた参加できるといいのですけれどね。

こうして空いた時間は工学部の論文を作成する時間に充てることが出来ましたので、今年はよかったのかもしれません。

バンフには1997年に一度だけ滞在したことがあります。

ロッキー山脈へ向けての中心街。

とてもきれいな場所でした。

マリリン・モンローの代表作である「帰らざる河」のロケ地となったことで知られていますよね。

この一度下り始めたら下流へ流されるばかりで、河をさかのぼって出発した場所へ戻ることは不可能。という意味から、アメリカ原住民が呼んでいた「帰らざる河」が、映像のテーマとなりました。

原住民に住まいを追われたモンローたち3人が、筏で河を下るのですが、難所のボウ滝を下るシーンが印象的でした。

実はこのホテル、バンフスプリングスに滞在した時に、気に入った機械時計を一つ買った思い出のホテルなのです。

今でも時々使っていますよ。

ムーブメントを観ることのできる機械式の時計は、本当に美しい。

観ていて飽きませんね。

 


■IMCAS CHINA in Shanghai 2012⑧ パロマ社クリニカルミーティング招待講演での記念品

おはようございます。

8月8日。今朝の都心部は曇り空で強い風も吹き涼しかったのですが、また気温がすこし上がってきましたね。

朝出勤するときに、空を飛ぶセスナ機を観ました。まだしばらく夏空の元出勤できそうです。

今日もクリニックFの診療日。

僕のブログは先週訪れた、上海についてです。

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パロマ社クリニカルミーティングでの招待講演の後。

このようなガラスの盾をいただきました。

涼しげで、綺麗です。

クリニックの受付に飾らせていただきました。

こちら講演の最後に撮った、フィリピンはマニラのDr.Sandy Tanと。

ユーザーズミーティングが終了し、外に出てみるとこのような景色。

ちょっと驚いたのが、これ、高速の下が街灯になっているのです。

流行のLEDなのかと思ったのですが、よく見るとなんとネオン灯。

夜でも十分明るかったですし、きっと景色として見るにも楽しいでしょうね。

コストがどれくらいかかるのかわかりませんが、これは実用価値があるかもしれません。

 

 


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