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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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ツァヴタット(CAVTAT)の港町で

会場のホテルクロアチアは小さな半島の、小高い丘の上にあります。

眼下にみえる港があまりにきれいで、そこまで歩くことにしました。

 

空気がゆったりと流れています。

海産物が多く、エビや白身の魚がたくさん見られました。

こちらは海を眺めた方面。

ふと海中に目をやると、透明な水中に、魚が泳いでいるのが見えました。


クロアチア主催のEADV学会会場へ

到着してすぐ宿泊先のオーナーに道を聞いて、学会会場に歩いて向かいます。

会場までは約10分ぐらい。日本から大切に持ってきた、今回の学会発表のポスターを貼らなければなりません。

途中の道すがら、ツァヴタット(CAVTAT)の街と海が見えます。

美しい景色で後で港まで降りてみようと思いながらも

会場のホテルクロアチアに到着しました。

EADVの看板が見えてきました。

中に入ってまずレジストレーションをして、コングレスバックと参加証をもらいます。

学会誌を開いて、自分の名前を確認しました。

Laser Therapyの欄、下から二番目p264に僕の名前がありますよね。

今回は学会会場が複雑で、地図を見ながらポスター部屋を探しにゆきます。

既に何枚かポスターが貼られていました。

僕の発表ポスターを貼る場所は、入口の一番前でした。日本で作った時は大きなポスターのつもりだったのですが、もうひとサイズ大きくすればよかったなあと思いましたよ。

ホテルでは、多くの欧州皮膚科学会に参加している皮膚科医がくつろいでいました。

このホテル、岬の先端にあり、2方向を海に面していて、晴れていると本当に気持ちがいいのです。

会場に戻り、スケジュールを確認して、自分が出たいセッションを、メモに取ります。

いや、正確にはメモじゃなくて、iphoneで写真に撮るのです。世の中便利になりましたよね。

学会会場の展示もざっと目を通し、何人かドクターと歓談。

しばらくいた後、ここでこの日できることは終わったので、街を散歩してみることにしました。


クロアチアのドブロブニック空港へ

クロアチアまではブリティッシュエアラインを使いました。

これはヴェネチア上空です。

約3時間のフライトで、綺麗なアドリア海の島々が見えてきましたよ。

アドリア海をクルーズシップが走ります。以前にドブロブニックに来た時はクルーズシップで来たのを思い出しました。

いよいよ着陸です。

ずいぶんと小さな空港です。

地中海性気候のこの地域。

太陽の光がまぶしいです。

クロアチアはこの日27度。ロンドンの気温が10度ぐらいだったので、20度ぐらいの温度差があることになります。

今回は小さな街での開催ですので、僕は期間中アパートメントを借りることにしました。

そのオーナーが、

10ユーロで空港に迎えに行くよ

とメールをくれていましたので、彼の車に乗り込みます。

こんな山道を、10㎞ぐらい走ったでしょうか…。

Cavtatの看板が見えてきました。

さて、今回の宿泊先(民宿??)が見えてきました。


ヴィクトリアステーションからガトウィックへ

再び、今月半ばに訪れたイギリス-クロアチア出張記です。

翌朝。早朝、まだ日が出る前に、ヴィクトリア駅に向かいます。

ヴィクトリア駅からはガトウィックエクスブレスという空港行きの特急があるのです。

トランクとともに、列車に乗り込みます。

日が昇りました。この日のロンドンも晴天です。

列車のガラスに、僕のカメラのレンズが写りこんでしまっていますが、日が差し込んできて反射してしまい、どうやってもとれなかったのです。

ロンドン南部の森林地帯を越えていよいよ50km離れたエアポートに到着します。

空港には見たことのない飛行機会社が沢山。

お土産屋さんにはデディベアがいます。

ラウンジで、クロアチアへの出発便を待ちます。


仙台歯科医師会の招待講演

この新国際学会周遊記では先週まで滞在したロンドン・クロアチアブログが続いていますが、僕自身は東京におり、今日も四ッ谷で診療しています。

とはいえ、実は明後日水曜日から、シンガポールで開催される「Dermatologic Laser & Surgery in Asians」という学会の招待講演を受けていて、

「フラクセル3デュアル」と「サーマクールCPT」

の併用療法について講演をしてくる予定です。

今月3ヵ国目の出張。土曜日朝の便で帰国し、そのままクリニックに向かう予定です。今週の診療は今日明日、そして土曜日ということになりますので、また御迷惑をおかけし申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い致します。

さて、そんな海外出張の合間に、昨日日曜日は、昨年末に開催された、日本アンチエイジング歯科学会で同じく演者となった、仙台歯科医師会の吉田直人先生のご紹介で、仙台歯科医師会からお声を掛けて頂き、日帰り講演をさせていただきました。

僕が仙台に行くのは、小学校4年生以来。当時父方の親戚が住んでいた仙台に遊びに行ったのです。

もう30年も前の話になります。

この時のことは今でも鮮明に覚えています。というのも、ずーっと乗りたかった飛行機に、このとき初めて乗ったから。

羽田空港で搭乗の際にある金属探知ゲートにもびっくりしましたし、空から地上にある車がミニチュアのように見えてとても印象的でした。

そして、自分が乗っている飛行機から、空を飛んでいる他の飛行機を見たときの驚き。

それから、海の上を飛んでいるとき下を眺めると、波も船も止まって見えるのにもびっくりしましたね。

まあ遠くから見ているので視角が変わらず、止まって見えるのが当たり前なのですが、海育ちの僕は、実際に動いている波しか見たことがなかったので、本当に驚いたのです。

わずか40分のフライト。そのわずかな時間の中でいくつもの感動を味わいました。きっとあの経験で、僕は飛行機好きになったのでしょう。今でも忘れられない経験です。

そんな思い出深い仙台に、今回は新幹線で向かいます。

あっという間に仙台駅に着きました。その間わずか1時間40分。

クリニックFには、仙台から定期的に通ってくださっている方が何人かいらっしゃるのですが、確かにこれなら通えますよね。

歯科医師会館は、元銀行であったというとても大きな豪奢な造りの建物でした。

今回は、

「丸一日講演時間を用意しましたので、先生の好きなように話をしてください。」

という、プレッシャーのかかる講演依頼を頂いていたもので(笑)

自分の得意分野と、歯科医師会の先生方のニーズを考えながら、

午前中は、

「戦略的アンチエイジング医院経営」

「医療機関の株式会社化を含む経営転換の提案とその問題点」

についての話をさせていただきました。

この話は以前「経済同友会」定期会での招待講演でもお話しさせていただいた内容です。

僕のMBAの提出論文の主題は、「日本の保険診療下における医療機関の株式会社化」なのですが

健康な人を対象とした、アンチエイジング医療および自費診療の医療分野を株式会社化して、その収益によって、病気の人を対象にした保険診療部分の経営の底上げを行い、医療の質を上げるための提案と、そのメリットとデメリットについて考察する。

といった趣旨の演題です。

みなさんとても熱心に講演を聞いてくださり、多くの先生方からご質問を頂きました。

お昼の会食は、こちらのお店に連れて行っていただきました。

僕は仙台と言ったらやはり「牛たん」だろうと思っていたのですが、

出てきたそばの横に、ちょっと見えにくいのですが、大きな蟹のはさみが一本。丸ごと天ぷらになって出てきたのです。

とてもおいしく頂きました。

午後には

「欧米アンチエイジング・レーザー治療の現状」

「メタボリックシンドローム治療機器ACBODYの医学的・工学的論点」

について話をさせていただきましたが、やはり美にかかわる演題は、女性陣の反応が良かったですね(笑)。

結局、合計4演題。

合わせて4時間の講演をしてきました。

せっかく仙台に来たので、「牛たん」をお土産に買って帰りましたよ。

網焼きして食べたらおいしかったです。

先週イギリスからの帰国後は、この講演のために資料をまとめる作業をずっと行っていました。

僕は講演依頼された場合、必ず新しい知見を加えて、同じ講演はしない。

という努力目標を自分に課しています。講演は日時が決まっていますし、締め切りがあると集中できるのです。

今まで英語で講演した内容を日本語に訳したりすると、言語論理が違って、脳の違った部分が活性化するからでしょうか。

以前の演題の論理展開から、まったく違った視点が見えてきたりして、日ごろ行っている頭の整理になり、とても良い勉強になりました。

講演に呼んでくださった吉田先生をはじめとして、仙台歯科医師会でお世話になった先生方に御礼申し上げます。

ありがとうございました。


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