突然ですが、ここ数年折に触れて「ノアの方舟」の話を思い出すことがありました。
地球温暖化のニュースに繋がる記憶なのでしょう。
ご存知の方も多いかと思いますが、旧約聖書に残るこのノアの方舟の話は、よく似たものを様々な伝説でも読むことが出来ます。
メソポタミアの古書「ギルガメッシュ叙事詩」やシュメール神話などいくつか出てくることでしょう。
世界中に大規模な大洪水が起きた、という話です。
これらは寓話などではなく、洪水は実際起きたと考える識者は多く、大量の水が時と共に北極や南極の氷塊になったという説は今も有効です。
それが昨今の温暖化です。
となれば何が起こりうるのか。
そう考えた時にこの話が頭に浮かぶのでしょう。
それが今年になって新型コロナのニュースでも頭に浮かぶようになってしまいました。
旧約聖書に描かれる大洪水は、人口が増え堕落してしまった人間に怒った神が大洪水を起こします。
ギルガメッシュ叙事詩では、「家を壊し舟を造れ。ものをあきらめて命を救え」とウトナピシュティムが言われます。
ものをあきらめて命を救え。
この言葉が響きます。
今回の場合、どこまで何をあきらめれば命を救えるのか。
皆で自問自答しながら解に向かいたいですね。
ちなみにこのノアは世界で初めてブドウの栽培に成功し、世界で初めて葡萄酒を飲んだ人とされているようですよ。
閑話休題
ここ数日は安倍総理のマスク2枚発言が大きな批判を集めましたね。
FBのタイムラインにも沢山上がってきました。
その気持ちがよくわかる一方、僕自身今回の件では、批判したり嘲笑するような気持ちは何故かあまり起きませんでした。
日本の様々な地域、様々な生活スタイルや高齢者、妊婦さんを含めた多種多様な人たちを考えると、手元に二枚といえどマスクが届くことで本当に救われる方が少なくないことも想像出来るからです。
もうちょっと違うやり方はなかったのかな、とは思いますが。
安倍政権というのはプレゼンがあまりうまくないのでしょうね。
中には国民から感謝されてもよさそうなこともあるのに、そこはうまく届かない。
最近は顔色も優れず見るからにやつれてしまっていますが、こうした局面では今しばらく国のリーダーを変えることも難しいでしょう。
どうにかうまく取りまとめてほしいものです。
ノアは世界で初めてブドウの栽培に成功し、
世界で初めて葡萄酒を飲んだ人とされているようなので
こちらは2019年06月にシャトーマルゴーを訪れた際のブログから。
https://takahirofujimoto.com/blog/blog/diary/gourmet/post_24638/
フランスもまだまだ厳しい状況が続いているようですが、
この辺りは今頃どうなっているんだろう?