昨日は仏堂学院の勉強会。
6月の高野山合宿を控えて、護摩の作法と戒名の付け方のお話でした。
講義終了後は、こちらで同期と般若心経を唱えてきました。
待機説法についての対談中に、40代にミッドエイジクライシスを迎えてしまった非常に優秀な部下がいて、気に毒に思っているという話がチラッと出たのです。
これって医学的に説明すると、40代初頭の男性の更年期症状です。
男性ホルモンであるテストステロンが急激に低下して、意思決定の速さが低下して、抑うつ症状が出たり、競争心が失われてしまう時期があるんです。
数年でテストステロンが低い事に身体が慣れてしまうと順応できるんですけれどもね。
そしてこの年代は、仏教でも、41歳前厄、42歳本役、43歳後厄に重なります。
体調を崩したり経営が行き詰まったりするのは、こうした医学的な理由もあるのです。
以前アインシュタインと空海の話で時空の概念を話した事がありますが、科学と宗教の接点をここでも見つけましたね。