最近また、拡張速度が速くなったと報告されている宇宙ですが、宇宙の終わりについて考える機会がありました。
宇宙は終焉に向かう時、その空間にブラックホールが幾つか出現してそれぞれが拡大結合し、結果として宇宙空間を消失させてしまうのだとか。
ちなみに生体は加齢するごとに遺伝子の転写ミスが増えて、がん細胞が出現します。
同時にナチュラルキラー細胞などのがん細胞を食する免疫機能も低下しますので、いわゆる中年を境にそれぞれのがん細胞が増殖して、ブラックホールの様に生体内に増えてゆく。
それが理由で命を落とす人もいますが、他の理由で天寿を迎えた人でも、複数の癌を持っている場合が多いのです。
こうして考えると宇宙というある種の生命体と、人間という生命体が終焉を迎えるモデルは、とても似ています。
僕は趣味で宇宙物理学や素粒子論の英論文も読みますし、ヘリコプターや飛行機の免許を取るたびに航空工学の教科書も開きますが、どちらも医学にとても役立ちます。
違う分野での人間の叡智や教養が起こすセレンディピティが、理系の研究者の感性を進化させてきたのだと思うんですよね。
画像はWikiからお借りしました。