朝最初のプレナリーセッション。
ロックスアンダソン教授を初めとして今後の米国レーザーエネルギー機器医学会の方向性についての話でした。
リサーフェシングは新波長や新技術のフラクショナルレーザーとニードルRFの新機種が多く発売されましたが、どれも侵襲が高く、注射での麻酔が必要なものも多いです。
ちょっと日本人には使いにくいですかね。
タイトニングは、既存のRFと氷結、さらに唯一認可されたHIFUウルセラに、ソフウェーブが食い込んでいます。
世界的には2000台が売れた大ヒット商品となりましたが、施術にはかなり痛みがあり、日本では導入を迷うクリニックも多いようです。
どうやれば日本で売れる様になるのかルーにも相談されましたよ。
新たなものといえば、10年以上前から僕もブログでも触れていた皮脂腺、つまりニキビをターゲットとした1726nmのレーザー機器Accureがいよいよ上梓され、効果やコストなどは気になるところです。
フィラー全盛の今、米国レーザー医学会はエネルギーデバイスの話を真剣に出来る唯一の会と言える様になってきました。
ただ、僕が参加する様になってからも20年以上が経過して、開発含めて主要メンバーもほぼ入れ替わらずに、ある意味、膠着状態でもありパワーダウンは否めません。
温故知新の精神で、少し変化があると良いと思うんですけれどね。