さて、イタリア出張記に戻りましょう。
限られた時間の中、何を優先するか考えます。
フィレンツェの街はとても小さく、観光地はほぼ歩いて回れる所に集約されるのですが、アルノ川を渡った先にも観光地がいくつかあります。
そのうちのひとつ、ピッティ宮の中にあるパラティーナ美術館に、僕がどうしても見たかったラファエロの絵が一つあったのです。
もう足がクタクタで、しかも豆ができてしまって歩くのもつらかったのですが、とにかくその絵を見たいがため、なんとかたどり着きました。
宮殿の中はきれいな噴水がありますが、そのまま二階にあるパラティーナ美術館に向かいます。
この場所には11点のラファエロの作品があるのです。
さて、一つ一つ展示室を見てゆきます。
そして、とうとう見つけましたよ。
ラファエロ作の「小椅子の聖母」
有名な絵ですので、この顔に見覚えがある人もいるのではないでしょうか?
とても小さい絵でした。
照明が暗くて、もう少し明るいところで見たかったですね。
この絵の目の前にも、写真をガードする女性がいて、カメラを向けたイタリア人女性がすごい剣幕で怒られていました(苦笑)。
しょうがないので、これも絵葉書の複写です。