以前より希望していた中東地区でのレーザークリニック見学。
今回ドバイ(アラブ首長国連邦)でそれが叶うことになりました。
最近は、カタールや同じアラブ首長国連邦のアブダビの方が繁栄しているといわれているのですが、いまだドバイは空路交通の要所です。
年末になんとか時間の調整がつくことになり、旅の計画を練ることになりました。
そして、ちょっと欲張りかなとも思ったのですが、ただ単に日本からドバイを往復するだけでなく、せっかくドバイに行くのだからそこからもうひとつ先まで行ける国はないか。その国とくっつけて旅ができないか。そんなことを考え始めました。
そこで候補の一つにに挙がったのが、ケニア。
僕が、この国際学会周遊記を書きはじめて早7年の歳月が経過しましたが、アフリカ大陸の中でレーザー機器を購入できるぐらいに経済が発達している国は、エジプトと南アフリカ共和国しかありません。
つまり、アフリカ大陸には2度しか滞在の経験がないのです。
ケニアのサファリは人生観が変わると言いますし、こんな機会でもないと一生行きそびれてしまうかも。
ケニアには日本から行くとなると大変な時間がかかりますが、ドバイからならわずか5時間で到着します。日程の都合で、行きはダイレクトでケニアに向かい、帰りにドバイに寄る計画を立てました。
日本がクリスマスイブの夜。
僕は、エミレーツ航空に乗り込みました。
この路線は、成田から夜に出発し、中東のアラブ首長国連邦のドバイまで、12時間で到着するものです。
真夜中のドバイ上空。
実はドバイには1997年に観光に来たことがあります。
砂漠の中に点々と都市があるような状態だったのですが、近代化しているようですね。
まだ暗いうちにドバイに着くと、
空港の掲示がすべてアラビア語。
異国に来た気分が徐々に盛り上がってきます。
ドバイの空港で4時間あまりのトランジット。
日本から持ってきた本を二冊も読んでしまいました。
ドバイからケニアに飛び立ちます。
航空機はアラビア半島を横断します。
窓際の席でしたので、外を観ていると、砂漠の不思議な紋様に魅了されます。
以前にドバイに来た時、砂漠(Desert)と砂丘(Dune)の違いを教えてもらいましたが、両者は地上に降りると明確に違います。
Duneは、背の高いもので、50m以上のものもあるのです。
アラビア半島は初めて横断しましたが、本当に大きな砂漠地帯ですね。
3時間以上かけてアラビア半島を横断します。
紛争地帯のソマリアを避け、ケニアの領空に入ります。
写真でわかるでしょうか? この辺りはサバナ(サバンナ 熱帯・亜熱帯地方にみられる草原)が見えます。
一段と違ったアフリカの大地が観ることができます。
そして、いよいよケニアのナイロビ空港に到着。
こちらに到着するまで日本を出発してから約20時間余り。
日本との時差は、約7時間あります。