おはようございます。
日本は9月6日の朝を迎えたところでしょうか?
僕は野外オペラ、アレーナ・ディ・ヴェローナが有名なヴェローナに移動してきました。
今回は鉄道の便の良いヴェローナに4泊宿を取り、昼は電車で移動して打ち合わせ、夜はオペラ観賞しています。
今日は電車で1時間半のパドヴァまで日帰り。
でももっと遠くまで行っても日帰りで帰ってくれば、オペラに間に合う事に気付きました。
この季節、夜のオペラは21時スタートなのです。
ワーカホリックな日本人には朝から晩まで働いた後にオペラを楽しめるという、素晴らしいスケジュールですね(笑)。
来年から、夏の出張はこのパターンでいこうとおもいます。
そうそう、このヴェローナはシェークスピアの「ロミオとジュリエット」の舞台である事で知られています。
シェークスピアは実際に訪れた事が無かったようですが、こちらにはテラスのある「ジュリエットの家」と、「ジュリエットの墓」がありました。
どこまで本当なのか分かりませんが、観光客で賑わっています。
ヴェローナでは、1913年にジュゼッペ・ヴェルディ生誕100年を記念して野外オペラ・フェスティバルの企画が始まりました。
会場となるこちらのアレーナはローマ時代のものです。
今年はヴェルディ生誕200周年ですので、ヴェローナ音楽祭100周年という記念すべき年になります。
昨晩のオペラ「アイーダ」。
脳がしびれるぐらい感動しました。
1913年版のリバイバルヴァージョンだそうです。
満天の星空の下、第一幕終幕時の写真です。
凱旋行進曲、本当に素晴らしかったです。
オーケストラとキャストの数は300人以上いると思います。
さらに衣装や舞台装置の豪華絢爛なこと。
野外ステージという事で、アイーダが最も人気のある題目。
アイーダの公演回数はおそらく世界一なのではないでしょうか?
今回、日本に来られなくて残念でしたが、あの人数を連れてくるのはさすがに難しかったでしょう。
舞台が暗くなったときにふと空を見上げると、流れ星が見えました。
また時に吹く風が何とも言えず、心地よいのです。
声楽家の方々には喉に負担がかかると言われていますが、やはり満天の星空という環境で観るべきですね。
ちなみにヴェローナは字幕なしですが、劇中のイタリア語をほぼすべて理解している事に気付きました。
考えてみれば、アイーダを相当聴き込んだ時期があります。
通勤中の車に何種類ものDVDを載せて、来る日も来る日もDVDを入れ替えて聴いていました。
おそらく数百回は聴いていますから、台詞を覚えてしまうのも当たり前かもしれませんね(笑)。