2009年アメリカレーザー医学会(ASLMS)では、僕は二つの発表をしてきました。
一つ目はこれ
「The Action of Antioxidants, Fullerene on Laser Therapy of Pigment Spots」
「抗酸化剤であるフラーレンの、色素性病変のレーザー治療後の活性」
というもの。
レーザー照射後に出てくるラジカルを破壊するために、強力な抗酸化物質であるフラーレンを利用するのは理にかなった利用法です。
さらに、美白剤のハイドロキノンなどは、非常に酸化しやすい物質ですが、これにビタミンCの175倍の抗酸化力を持つというフラーレンを加えることで、効能を上げることができるのです。最近のドクターズコスメにはよく配合されていますよね。
このフラーレンで、東京女子医大とビタミンC60という、三菱商事の子会社の研究グループとも、国際学会に演題を出し始めて3回目です。
フラーレンについては現在講談社から発売中の雑誌グラツィアでもお話させて頂いていますので、こちらも御覧になってみてください。