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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

肝斑はレーザーで悪化する?

肝斑はレーザー治療で悪化すると言われてきました。実際に他院のレーザー治療で悪化した肝斑の治療に当たることは、今でも少なくありません。

シミがとれるはずのレーザーで、シミの一種である肝斑がなぜ悪化するのか? と言えば、それは

①レーザーの選択を誤っている

②レーザーのパワー設定を誤っている

③レーザーの照射方法を誤っている

この3つが挙げられます。

これまではレーザーによる肝斑へのアプローチに対して決まったプロトコールが存在せず、それによって誤ったレーザー機器を使って、高すぎるパワーで誤った照射方法のまま患者さんの治療にあたっていた医師が多かったのです。そのため肝斑が結果的に悪化してしまう、という事態が起き、いつのまにか

「肝斑にレーザーは禁忌」

と言われるようになってしまいました。

しかしこの云わば「肝斑は禁忌というレーザーの常識」は海外では2005年に覆りました。

以前にも書きましたがアメリカ・レーザー学会で僕の発表した理論によって、「レーザーによる肝斑治療のプロトコール=フジモト・プロトコール」が世界的に認められるようになったのです。アメリカでもヨーロッパでもアジアでも学会に行くといつの間にか僕は

「肝斑治療のフジモト」ということになっていることもしばしばです(笑)。

もう少し詳しくレーザーによる肝斑治療を書く前に、肝斑と女性ホルモンとの関係を次は考えてみましょう。


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