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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

肝斑と女性ホルモン

肝斑は30~40歳代に発症し、高齢者にはほとんど見られないことから、まず年齢でその可能性を判別できることが特徴のひとつに挙げられます。

女性ホルモンのバランスに関わるシミの一種なので、妊娠やピルの服用により発症もしくは悪化することがあり、これも肝斑診断のひとつの参考となります。

女性ホルモンの中の、特に黄体ホルモンが関わっているのではないかといわれています。

黄体ホルモンのおもな働きは、子宮を妊娠の準備をさせるように変化させ、月経周期を決めて、もしも妊娠した場合には出産までの間、妊娠を維持させる役目を果たします。

50代後半に入り閉経を過ぎる頃になると、シミが薄くなったりして自然と治ってしまいます。

肝斑はこうして女性ホルモンと非常に深い関係にあり、この疾患に悩む人は30代~50代の女性である、ということが言えます。ただ内服薬などでホルモン・コントロールを図れば肝斑が消えるか?といえば、なかなかこれも難しいのです。

「婦人科にずっとかかっているけれど肝斑が一向に改善される気配がない」

と言ってクリニックに来る患者さんがけっこういますからね。

僕のクリニックでは、肝斑の患者さんに対し、レーザー治療を行っていきます。内服薬と外用薬を併用しながらの治療になりますので、外からも中からも肝斑に対してアプローチできるのです。結果は非常に良いですよ。

明日はこのレーザー治療についてもう少し詳しく書いていきましょう。


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