晴天のサンピエトロ大聖堂です。
初冬でしたが、とても暖かい日でした。
サン・ピエトロ大聖堂はキリスト12使徒の長であった、聖ペトロの墓所があった場所に建てられたといわれています。
マタイ福音書には、聖ペトロがイエスから天国への鍵を渡されたことが記されています。
西洋の絵画で鍵を持った人が描かれていれば、聖ペトロの物語を描いていると判断できるのです。
ですからこの彫刻の示す人物は聖ペトロですよね。
反対に、鍵と対に剣をもった人が描かれていることがありますが、それは聖パウロという聖人です。
この日のサン・ピエトロ大 聖堂の目の前の広場は、来るクリスマスのイベントの準備のため、ものすごい多くの椅子が並べてありました。
あまり見ない光景でした。
こんな写真も撮りました。
毎回来て思いますが、ファサードだけでも、すばらしいですね。
大きな柱の下に、米粒みたいに見えるのが人です。
50階建てのビルが入る高さなのだそうです。
ヴァチカンを守っているスイスの傭兵さんです。
コスチュームもよく変わるらしく、写真を撮る列が並んでいました。
中にも久しぶりに入りました。
中央に光が差し込んでいる茶色のステンドグラスがわかりますか?
この写真だと、半分柱に隠れてしまっていますが。
ここには、精霊の象徴である鳩が、光の中に描かれています。
建物内外の小さな彫刻も、注目してみると、どれも素晴らしく、さすが世界最大の大聖堂です。
こちらの彫刻も見事です。
入口右側には、ミケランジェロのピエタもありましたよ。
前の時には直接観れた記憶があるのですが 、残念ながら今回はガラスの奥に入っています。
ピエタについては詳しいことは、次のブログでふれますね。