僕は速読もするし、年間でもかなり本を読む方だと思いますが、今朝読んだ教育学を教えていた菅野仁さんの「友だち幻想」はよかったです。
日本人は「一年生になったら友だち100人できるかな」の同質的共同性という呪縛に囚われがちですが、子供から大人に至るまで、「友だちとの距離感」を学び、ネオ共存性を意識することが、現在の社会を生きるのに大切なことなのかもしれません。
人との接触は、蜜でもあり、刃でもあります。
僕も基本的には一人で行動するの方が好きなのですが、完全なる引きこもりは刃を受けない代わりに、蜜も享受できない。
特定の分野で価値観が合う人も、他の分野で完全に反り合うこともあります。
「(コンビニなどが発達した現代であれば)人は一人でも生きていけるが、一人だと寂しい。」ということですよね。
「友達とは言え他者なので、何も求めない。」
「価値観に齟齬を感じたら、(その分野では)友人と適切な距離をあける。」
これが大事ですよね。