第18回ショパン国際ピアノコンクールが終了しました。
日本人の反田恭平さん(27)が2位に、小林愛実さん(26)が4位に選ばれ話題になりました。
新人の登竜門といわれていたショパンコンクールですが、特に今年はオリンピックかと思うくらい実力者が並んだものでした。
ショパンの気持ちを理解するためにポーランド留学して学んだ方も多く、この賞に対してこだわる気持ちがよくわかります。
そんな中、カナダのブルース・リウさん(24)が優勝に輝きましたが、僕がとても気になったのは、優勝者を含め入賞者3人が弾いたのがイタリアの器楽メーカー「Fazioli(ファツィオリ)」のピアノだったという事です。
ショパン国際コンクールの常連といえば、米国スタインウェイ。
1985年からそこにヤマハが加わりました。
そこにこのファツィオリです。家具職人の家庭に生まれたパオロ・ファツィオリ(Paolo Fazioli)がピアノに興味を持ち、1981年に全く新しく創業した企業なのです。
まさに40年余りで夢実現ですね。
もともとイタリアはストラディバリウスやガルネリといった、ヴァイオリンやチェロなどの弦楽器の制作で有名ですよね。世界でも超一流です。
きっと聴きなれた他社のピアノとは全く音の響きが違い、コンクールでは違った音色で強い印象を与えたのではないかなと思いました。
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