TakahiroFujimoto.com

HOME MAIL
HOME PROFILE BOOKS MUSIC PAPERS CONFERENCES BLOG MAIL CLOSE

BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

『ネコの手も貸したい』

作詞家の及川眠子(おいかわねこ)さんの作詞術の本読んでます。

残酷な天使のテーゼや魂のルフランなどのアニメーションの作詞なども手掛けています。

薄い本だと思ったら、内容が濃くて素晴らしい。こんなに手の内を明かしてしまって良いのか?ぐらいの内容。

実は僕自身は歌詞が聞き取れません。

絶対音感がある人の特徴なのですが、音程を脳の言語中枢と同じ部位で認識しているからなのではないかと思います。

カラオケをする様になって初めて、歌詞の良さに気づいた曲がたくさんあるのです。

及川さんが薦める作詞術としては、まずは曲全体のフレームを作り、そこに数百の言葉を入れ換えてゆく考え方を紹介しています。

さらに、第二番の歌詞を思いつかずに困っている人の例を出して、そこは曲全体のフレームを初期に把握しないでスタートしたからだと断言しています。

この手法は僕たちが論文のスキームや、ビジネススキームを考えるアウトプット手法とほぼ一緒です。

反対に新たな分野の勉強の際などのインプット局面では、僕は目次などを利用して学問全体の本棚(フレーム)を頭の中に作り、そこに本を入れていくイメージで知識を固めていきますね。

専門外の良書には、思いつきがたくさんありますね。まさに濫読のすすめ。でもこれは同じことが人間関係にも言えるのかもしれません。

専門の違う優秀な人物との関わり。これが人生を豊かにするんですね。


カテゴリー